荒井優希。SKE48チームKⅡ所属。京都府出身。ドラフト1期生

SKE48の荒井優希(あらい・ゆき)が、AKB48グループのメンバーとしては初の女子プロレスに本格参戦! 14日(水)、都内で記者会見が行なわれた。

今回の参戦について株式会社CyberFightの高木三四郎社長は、以前に荒井がDDTプロレスのリングで繰り出したかかと落としを見て、「本格的に女子プロレスをやったら逸材になるんじゃないか」と判断。2年ほどかけて色々な方面からアプローチしてOKをもらったことを明かし、「今、女子プロレスは盛り上がっており、ひときわ目立つ存在になってもらいたい」とエールを送った。

荒井にラブコールを送り続けた高木三四郎社長

荒井は「SKEに入って7年。ライブや握手会をさせていただくなかで。もうひとつファンの方に楽しんでもらえることができたらと強い気持ちで決めた」と話し、「たくさんの方に応援してもらえるプロレスラーになれるよう、技を磨いて、ゆくゆくは皆さんを倒せるような強いレスラーになりたい」と意気込んだ。

本格的なトレーニングは今年に入ってからスタート。練習のパートナーを務める東京女子プロレスの山下実優は「身体能力だったり、ポテンシャルの高さを感じる」と荒井を評価。さらに「習った動作のひとつひとつが次の練習ですごい上達していて、真剣さを感じている。まだできることは多くないが、デビュー戦では強い気持ちを見せてもらいたい」と話した。

練習パートナーの山下実優(左)と

SKE48メンバーの反応だが、大のプロレス好きで荒井とも仲の良い松井珠理奈は、参戦を知りすぐに電話をくれたそう。デビュー戦も見に来るとのことで「強くなった姿を見せたい!」と語った。また、ユニット"おしゆき"として活動する相棒、青木詩織からは「残念なことに、何も言われてません」との回答が届いた。

プロレスでやってみたい技については、「色んな技ができるようになりたいのはもちろんですが、矢野通選手(新日本プロレス)が好きなので、マイクパフォーマンスとか。こういうコなんだってわかってもらえるパフォーマンスで会場を沸かせられたら」と願望を口にした。

高木社長は昔からAKB48をチェックしており、AKB48選抜総選挙をモチーフに、DDT総選挙を開催したことでも知られる。荒井の参戦について「個人としては感無量」と話しつつ、「彼女は見てきたものが違うと思う。東京女子プロレスがステップアップするためにも、彼女の参戦が他の選手の刺激になれば」と期待を寄せた。

今後の予定だが、まずは4月17日(土)の東京・後楽園ホール大会に来場し、リングで挨拶。デビュー戦は5月4日(火)の後楽園ホール大会。その後、月1回ペースで試合に出るとのこと。