みなさんこんにちは。野球大好き、山本です。
都心は桜も満開になり、本格的に春がやってきました。そうです、野球観戦に最高の季節がやってきました。
もし野球を見に行きたいと思ったら、どうすればいいのか? 僭越ながらレクチャーさせていただきます。
PCやスマホから球団の公式サイト、あるいはプレイガイドにアクセスするか、コンビニのチケットサービスでも観戦チケットは購入できますし、また当日券という方法もあります。
対戦カードにもよりますが、当日でもチケットは取れます。そう、思い立ったが吉日。昔は、学校帰りに友達を誘って球場で当日券を買って観戦することもありました。そのためには当日券が売り切れていないことが前提なので、慣れていない方は前売り券を購入することをお勧めします。
私が学生時代から足繁く通っていた神宮球場と横浜スタジアムは、優勝がかかっていたり話題性のある試合でもない限り、当日券でも入れることが多かったです。
球場にふらっと足を運べば、生でプロの試合を観戦できる。とても贅沢なことだと思いませんか? よく晴れた日の夕暮れ、球場を駆け抜ける風を浴びながら飲むビールのおいしいことといったら......。あの光り輝く一杯を頭に思い浮かべた瞬間に、私は球場へ走り出しそうになります。
そういえば、横浜にあったテレビ局でお仕事をさせていただいていた時は、収録スタジオがハマスタの近くにあることがうれしかった。なぜなら、ナイターがある日の球場からは試合前練習の音が聞こえてくるから。
「そうだ! 今日は試合だった!」と気づいた瞬間、浜風を浴びながら飲む生ビールのおいしさを思い出し......(何杯目でしょうか)。「ああ、もう我慢できない!」と、気がついたら球場の外野席にいたことは数えきれず。
ちなみに、こういう時の私の思い切りの良さは天下一品。本能に忠実なタイプと言えばいいのでしょうか。私がもし野球選手だったら、きっと初球から打ちに行ってしまうタイプ。早いカウントはもちろん、3ー0から一球見送りたくなる場面でも、迷わず打ちにいきます。みなさんも目の前にあるチャンスは絶対に逃さなないでください!
野球観戦は本当に楽しいものですが、今回はとっておきの便利グッズをご紹介しようと思います。
私は球場に行く前に必ず購入するアイテムがあります。それは、ゴミ袋。そう、家庭でごみを出すあの半透明の大きな袋です。
思い出すのは、まだうら若き高校生の頃。球場の外野席では、自分の座席周辺にパーソナルスペースはほとんどありません。私はお財布などが入ったバッグをコンビニでもらった小さいレジ袋に入れ、座席の下に置いていました。すると試合終盤、好プレーに興奮したお客さんがこぼしたビールが、私の足元まで流れきました。それに気がついたのは試合が終わった後ですが、私の荷物は濡れることなく無事でした。そう、ビニール袋が守ってくれたんです。
それ以来、ビニール袋(気が付けば、今はゴミ袋に進化しました)は観戦必須グッズになりました。大切なカバンを地面に置きたくないという方は、持参したゴミ袋に入れてしまえば、自宅のリビングに置くのと変わりません。違うかな?
屋外の球場では急な雨に降られることもありますが、ゴミ袋は雨よけがわりにもなります。ヤクルトの応援グッズにはビニール傘がありますが、少し小さいので......。しかも、試合終了後にはゴミを入れる袋に大変身。というより、それが本来の使い方ですが(笑)。座席近くにゴミが落ちていたら、拾ってゴミ袋に入れます。最後にゲート付近にいる清掃員の方にそのまま袋を渡せば完璧。
物置シート、防水、雨よけ、ゴミ入れに大活躍するゴミ袋。いつかオフィシャル観戦グッズとして販売されたときは、山本袋と呼んでください。
★山本萩子(やまもと・しゅうこ)
1996年10月2日生まれ、神奈川県出身。フリーキャスター。野球好き一家に育ち、気がつけば野球フリークに。2019年より『ワースポ×MLB』(NHK BS1)のキャスターを務める。愛猫の名前はバレンティン