2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会の開幕直前に、独自の調査・研究によって見つけたジンクスだけで優勝国や日本代表の活躍度合いを占ってきた本誌、週刊プレイボーイ。今回もカタール大会にまつわる新たな"最強ジンクス"を発見。栄冠を手にするのは、ずばり、"50代薄毛監督"だ!
■鉄板ジンクスで絞られた10ヵ国
ついに11月20日(現地時間)に開幕したカタールW杯。本誌では、過去2大会の開幕直前に、各国の実績や能力などは一切考慮せず、ジンクスだけでさまざまな予想を行なってきた。
2014年ブラジル大会では、直近4大会の優勝監督の髪型に着目し、「白髪メガネ→ハゲ」の法則を発見。2018年ロシア大会では、日本代表にフォーカスし、「最年長と最年少の年齢差が『12』だと必ずグループリーグ突破」というジンクスを発見した。
そこで、今大会もジンクスだけで優勝国を占っていきたい。果たして、約1ヵ月に及ぶ激戦を制し、栄光をつかむのはどの国なのか?
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まずひとつ目のジンクスは「W杯を開催したことのない国は優勝できない」。これはW杯ジンクスフリークの間では有名な鉄板ネタである。
W杯は1930年にウルグアイで始まり、今回のカタール大会で22回目を迎えるが、過去21回のうち、優勝国はわずか8ヵ国のみ。5回のブラジル、4回のイタリア、ドイツ、2回のウルグアイ、アルゼンチン、フランス、1回のイングランド、スペインという内訳だ。
この8ヵ国に共通するのが、いずれもW杯を自国開催した経験を持つこと。今大会の出場国に当てはめると、この時点で13ヵ国に絞られる。
さらに、優勝国を率いる監督にも強力なジンクスが存在する。それが「外国人監督の下では優勝できない」というもの。
直近の2018年ロシア大会優勝国フランスのディディエ・デシャン監督、2014年ブラジル大会優勝国ドイツのヨアヒム・レーヴ監督、2010年南アフリカ大会優勝国スペインのビセンテ・デル・ボスケ監督ら、これまですべての大会で自国出身監督が母国を優勝に導いている。
W杯開催経験があり、なおかつ自国出身監督が今大会で指揮を執るのは、ウルグアイ、フランス、ブラジル、スイス、イングランド、ドイツ、アルゼンチン、スペイン、アメリカ、日本の10ヵ国。われらが森保ジャパンにも優勝の目はあるようだ。
■〝年齢〟と〝毛量〟で浮かび上がった3ヵ国
さて、ここからは本誌が独自の調査・研究で見つけたジンクスをもとに、さらに深掘りしていこう!
着目したのは、開催年。今年は2022年だが、同じく下1桁が「2」の年に開催された過去の大会から、〝あるサイン〟が読み取れるのだ。
第2次世界大戦の真っただ中だった1942年にはW杯は開催されなかったが、その後、1962年にはチリ大会、1982年にはスペイン大会、2002年には日韓大会が行なわれている。
1962年にはアイモレ・モレイラ監督率いるブラジルが大会2連覇を飾り、1982年にはエンツォ・ベアルツォット監督率いるイタリアがパオロ・ロッシの大活躍で3度目の優勝を果たし、2002年にはルイス・フェリペ・スコラーリ監督率いるブラジルが最多5度目の栄冠に輝いた。
ここで注目すべきは監督3名の年齢である。モレイラ監督は当時50歳、ベアルツォット監督は当時54歳、スコラーリ監督は当時53歳と、全員が50代なのだ!
「下1桁が『2』の年は50代の監督が率いる国が優勝している」という新説を、前述の10ヵ国に照らし合わせると......該当するのはフランスのデシャン監督(54歳)、イングランドのガレス・サウスゲート監督(52歳)、ドイツのハンジ・フリック監督(57歳)、スペインのルイス・エンリケ監督(52歳)、そして、日本の森保一はじめ監督(54歳)の5名。
実力的にもガチの優勝候補であるフランス、イングランド、ドイツ、スペインに、日本が割って入る格好だ。3チームがひしめき合うグループEはまさに〝死の組〟である。
さあ、いよいよ5ヵ国に絞り込まれてきたが、このままでは決定打に欠ける。何か法則はないのかとレジェンド監督3名の当時の顔写真を並べてみたところ......見つけた!
モレイラ監督もベアルツォット監督もスコラーリ監督も全員、薄毛なのだ。しかも、3名とも〝前からくる〟タイプ。
先の法則と合わせると、「50代薄毛監督が20年周期で優勝している」という〝最強ジンクス〟の完成だ。
これに従えば、見事なロマンスグレーのフランスのデシャン監督、そして現役時代から30年近く髪型が変わらず、いまだに黒々フサフサな日本の森保監督があえなく脱落。
残ったのは、イングランドのサウスゲート監督、ドイツのフリック監督、スペインのエンリケ監督の3名だ。
誠に勝手ながら、独断と偏見で〝毛量〟をチェックさせていただくと......本命ドイツ、対抗イングランド、単穴スペインという結果に。
12月18日の夜(現地時間)、優勝トロフィーを掲げるのはいったい誰なのか? 勝負の行方は〝髪〟のみぞ知る――。