●アメリカ代表 マイク・トラウト(31歳)/外野手/〈所属〉ロサンゼルス・エンゼルス 大谷(左)とエンゼルスの同僚で、MLBを代表する選手のひとりのトラウト(右)。通算1543安打、350本塁打、204盗塁を誇り、シーズンMVPを3度獲得している。2019年には当時のMLB史上最高額の12年総額4億2650万ドル(約583億円)の契約を結んだ。188㎝、107㎏。右投げ右打ち ●アメリカ代表 マイク・トラウト(31歳)/外野手/〈所属〉ロサンゼルス・エンゼルス 大谷(左)とエンゼルスの同僚で、MLBを代表する選手のひとりのトラウト(右)。通算1543安打、350本塁打、204盗塁を誇り、シーズンMVPを3度獲得している。2019年には当時のMLB史上最高額の12年総額4億2650万ドル(約583億円)の契約を結んだ。188㎝、107㎏。右投げ右打ち
今回のWBCに出場する侍ジャパンは、大谷翔平やダルビッシュ有などの参加で「過去最強」との呼び声も高いが、ほかの出場国も豪華な顔ぶれになっている。そんなライバル国たちの"怪物"たちをチェックしていこう。【侍ジャパンを待ち受ける"ライバル国の怪物たち" その2】

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プールCでは前回覇者のアメリカが断トツの戦力、層の厚さを誇る。大谷とエンゼルスの同僚で、キャプテンを務めるマイク・トラウトは、現地時間2月20日のリモート会見で「優勝以外はすべて失敗。自分たちのプレーをすればどんな相手であろうと倒せると思っている」と高らかに宣言した。

長く「メジャーのベストプレーヤー」と称されてきたトラウトがこれほどの自信を口にするだけあって、各ポジションにスーパースターをそろえている。

●アメリカ代表 J.T.リアルミュート(31歳)/捕手/〈所属〉フィラデルフィア・フィリーズ 2022年、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をW受賞。同年には21盗塁を記録するなど走力も高く、「現役ナンバーワン捕手」との評価も。祖父はオリンピックのレスリングで2個の金メダルを獲得している。185㎝、96㎏。右投げ右打ち ●アメリカ代表 J.T.リアルミュート(31歳)/捕手/〈所属〉フィラデルフィア・フィリーズ 2022年、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をW受賞。同年には21盗塁を記録するなど走力も高く、「現役ナンバーワン捕手」との評価も。祖父はオリンピックのレスリングで2個の金メダルを獲得している。185㎝、96㎏。右投げ右打ち
トラウトをはじめ、外野手ムーキー・ベッツ(ドジャース)、一塁手ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)というシーズンMVP経験者3人に、通算134本塁打で「現役ナンバーワン捕手」とも言われるJ・T・リアルミュート(フィリーズ)、昨季のナ・リーグ首位打者の二塁手ジェフ・マクニール(メッツ)、10年連続ゴールドグラブ賞の三塁手ノーラン・アレナド(カージナルス)、盗塁王2度&首位打者1度の遊撃手トレイ・ターナー(フィリーズ)と、ハイレベルすぎる布陣だ。

ただ、今大会のアメリカを「絶対的な存在」と言い切れないのは、投手陣がいまひとつインパクトに欠けるからだ。

●アメリカ代表 マイルズ・マイコラス(34歳)/投手/〈所属〉セントルイス・カージナルス 2015年から2017年まで巨人でプレーし、通算31勝13敗と活躍。2018年にカージナルスでMLBに復帰すると、18勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。2020年には右腕の手術を行なったが、昨年に12勝をマークするなど復活した。193㎝、104㎏。右投げ右打ち ●アメリカ代表 マイルズ・マイコラス(34歳)/投手/〈所属〉セントルイス・カージナルス 2015年から2017年まで巨人でプレーし、通算31勝13敗と活躍。2018年にカージナルスでMLBに復帰すると、18勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。2020年には右腕の手術を行なったが、昨年に12勝をマークするなど復活した。193㎝、104㎏。右投げ右打ち
先発はサイ・ヤング賞3度のクレイトン・カーショウ(ドジャース)が辞退し、日本の巨人で活躍したマイルズ・マイコラスや通算195勝のアダム・ウェインライト(ともにカージナルス)らが中心になる。

もちろん悪くないメンバーだが、22年のワールドシリーズで5試合無失点のライアン・プレスリー(アストロズ)らブルペン陣がどれだけ先発陣を支えられるかが、連覇へのポイントになりそうだ。

同プールでアメリカを脅かすとすれば、筆頭候補はメキシコになるだろう。投手陣は21年に20勝、昨季は最優秀防御率のタイトルを獲得したフリオ・ウリアス(ドジャース)をはじめ、メジャーで実績がある投手がそろう。そのウリアスとドジャースでバッテリーを組む捕手のオースティン・バーンズがメンバー入りしていることも大きい。

●メキシコ代表 フリオ・ウリアス(26歳)/投手/〈所属〉ロサンゼルス・ドジャース 幼少期に左目を3回手術した影響でかけているメガネがトレードマークの快速左腕。2021年に先発ローテーションに定着し、20勝を挙げて最多勝。翌年も17勝7敗、防御率2.16で最優秀防御率に輝いた。183㎝、102㎏。左投げ左打ち ●メキシコ代表 フリオ・ウリアス(26歳)/投手/〈所属〉ロサンゼルス・ドジャース 幼少期に左目を3回手術した影響でかけているメガネがトレードマークの快速左腕。2021年に先発ローテーションに定着し、20勝を挙げて最多勝。翌年も17勝7敗、防御率2.16で最優秀防御率に輝いた。183㎝、102㎏。左投げ左打ち
野手も、21年新人王のランディ・アロサレーナ(レイズ)、強肩強打のアレックス・バードゥーゴ(レッドソックス)、35本塁打のロウディ・テレス(ブルワーズ)といった著名選手たちが名を連ねる。もちろん選手層はアメリカに及ばないが、大一番でウリアスを先発させれば"番狂わせ"を起こすかもしれない。

ほかに、元巨人のスコット・マシソンらNPB出身投手たちと、20年にナ・リーグMVPに輝いたフレディ・フリーマン(ドジャース)が引っ張るカナダも侮れない存在。

また、ソフトバンクでもプレーしたホルベルト・カブレラ監督が指揮を執るコロンビアも、メジャー通算89勝の左腕ホセ・キンタナ(メッツ)、昨季に打率.285、13本塁打と活躍し、エンゼルスに移籍したばかりのジオ・ウルシェラといった好選手がいるため、金星を挙げる可能性はゼロではない。アメリカがこのプールの本命であることは揺るがないが、波乱の予感もほのかに漂っている。