「日本代表の課題は攻撃面。誰をどこでどう使うのか。森保監督の采配に注目したいね」「日本代表の課題は攻撃面。誰をどこでどう使うのか。森保監督の采配に注目したいね」

今回の代表メンバー発表後に森保監督と会う機会があった。僕が「似た(タイプの)選手がたくさんいるけど、どう使うの?」と聞いたら苦笑いされたよ。 

日本代表の親善試合、エルサルバドル戦(15)とペルー戦(20)のメンバー26人が発表された。欧州組が大半で、国内組は初招集3人を含めた4人だけ。シーズン終わりの欧州組を遠慮なく呼んだ一方、シーズン真っ只中のJリーグ勢に関しては、各クラブに気を遣ったように見える。

絶好調の大迫勇を選ばなかったのも、すでに力はわかっているし、ベテランということでコンディション面への影響を考慮したのかもしれない。

そんな今回の最大の注目は攻撃陣の組み合わせ。攻撃的なポジションの選手をたくさん招集したけど、誰をどこでどう使うのか。

今の日本は誰が出てもある程度は守れる。守備は一定以上のレベルにある。

一方で大きな課題が攻撃面。昨年のカタールW杯では引いて守ってカウンターを狙うサッカーでベスト16

でも、それ以上を目指すなら自分たちで主導権を握り、相手を押し込む時間帯を作れないと厳しい。

3月のウルグアイ戦、コロンビア戦ではそれがうまくいかなかった。相手が強かったし、長くやってきたことを変えるのは簡単じゃないからね。

その意味で、3月の2試合よりも相手の力が落ちる今回はいいチャンス。日本は攻撃面も大丈夫だというところを見せてほしい。

個人的に期待しているのは、やっぱり所属クラブで数字を残している選手。具体的にはまず古橋と上田。FWは結果がすべて。五大リーグではないとはいえ、シーズンで20点以上決めたのは大したものだよ。

特に古橋は、これまで代表では本来のポジションではない左サイドで起用されるなどして、持ち味を発揮できていない。カタールW杯もメンバー外。

もし今回も結果を出せないようなら、「スコットランドでの活躍は参考にならない」とレッテルを貼られかねない。

相手との力関係を考えると、ある程度は日本が主導権を握れて得点チャンスもあるだろうし、「俺も成長したんだ」というプレーを見せてほしい。

同じく数字を残しているという点で、中盤の三笘と久保にも注目している。ふたりともレベルの高い舞台で得点をたくさん決めるなど、素晴らしいシーズンを過ごした。今後は日本代表でも常にチームを引っ張ってもらわないと困る存在だ。

攻撃陣をどういう組み合わせにするのかでいえば、前線をこの4人で固めるのもアリ。上田との2トップにして古橋の良さを引き出す。そして左の三笘、右の久保は所属クラブと同じ。ボランチも攻撃面を意識して鎌田と守田。シンプルにワクワクする並びだと思うんだけど、どうかな。

エルサルバドルとペルーを比べると、より強いのはペルー。エルサルバドル戦はお試し的に多くの選手を起用するにしても、ペルー戦は無理して交代枠を全部使わなくてもいい。古橋、上田、三笘、久保など所属クラブで結果を出している選手に長い時間のチャンスを与えるべきだろう。

カタールW杯の盛り上がりもすっかり落ち着いた今、2試合とも攻めて勝って、再び世間に日本代表の魅力をアピールしてほしい。

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