下村海翔 投手《青学大》「大学日本代表でも先発の軸。球質、コントロールが良く、完成度が非常に高い。大学生投手でナンバーワンでは。巨人にオススメ」(お股ニキ) 下村海翔 投手《青学大》「大学日本代表でも先発の軸。球質、コントロールが良く、完成度が非常に高い。大学生投手でナンバーワンでは。巨人にオススメ」(お股ニキ)

東京大や京都大に加え、全国各地の強豪高校野球部から直接指導の依頼が殺到する野球評論家・お股ニキ氏と、「ドラフト隠し玉ハンター」の異名を持ち、ドラマ日曜劇場『下剋上球児』の原案本も出版しているアマチュア野球ライター・菊地選手が180分ノンストップトーク!

■大学生投手が豊作。厳選のイチオシは?

――まずは今年のドラフト(今月26日)の傾向を教えてください。

菊地 平たく言えば、「大学生投手の年」。佐々木麟太郎(花巻東)がプロ志望届を提出しなかったことで、さらに鮮明になりました。ただ、一部メディアが書く「東都大学リーグ投手のドラフト」は少し持ち上げすぎかな、と思います。

お股ニキ(以下、お股) 確かに東都にいい投手は多いですけど、全員が全員、大活躍するかというと、そんなことはもちろんないわけです。本物と偽物の見極めが重要になります。

菊地 その見極めが腕の見せどころであり、お股ニキさんのすごさだと思うんです。

お股 いい選手は第一印象で違うから、勝手に目に留まるだけですよ。

菊地 おっしゃるとおり。高校野球の練習場ではみんな同じ白い練習着姿で、「この中にドラフト候補がいます」と言われても『ウォーリーをさがせ!』状態。でも、そこで紛れちゃったらその程度の選手というか。光る選手はたたずまいから違っていて、目に飛び込んでくるんです。

――その逸材がそろった今年のU-18W杯日本代表は初の世界一に輝きました。ただ、ドラフト1位確実という前評判なのは前田悠伍(大阪桐蔭)くらいで、少し寂しい印象も。

菊地 高校生でいい選手は大勢います。ただ、今年のU-18代表に関しては前田悠伍のためのチーム編成になり、守備重視だった。その決断の結果、世界一に輝いたわけですが、必然的に前田以外が目立ちにくい状況だったといえます。

――その前田の評価は?

菊地 大阪桐蔭史上、最高の実戦派投手という評価です。あまり失敗するイメージは湧かないですね。

お股 前田はフォーム、コントロール、チェンジアップがいいので、あとは球速を上げられるかに注目しています。

――では、冒頭でも話題に上がった大学生の注目選手は?

お股 話題の東都勢でイチオシがふたりいます。まずは下村海翔(かいと/青学大)。大学生でいちばん投げ方、球質が良くて投手らしい投手。実は九州国際大付高時代から僕の本を読んでくれていて、SNSも相互フォローなのですが、高校時代と比べても4年間で着実に伸びました。

もうひとりは西舘勇陽(ゆうひ/中央大)。フォーム、制球力、変化球の強度すべてがそろっていて計算でき、球筋もビシッと来ていて素晴らしいです。

西舘勇陽 投手《中央大》「常時クイック気味にして急成長。安定しており、走者を出してクイックで投げても崩れるリスクが少ない」(お股ニキ) 西舘勇陽 投手《中央大》「常時クイック気味にして急成長。安定しており、走者を出してクイックで投げても崩れるリスクが少ない」(お股ニキ)

――では、菊地さんが1位に推したい選手は?

菊地 私は常廣羽也斗(つねひろ・はやと/青学大)です。昨秋、まだリーグ通算2勝くらいで、指にかかったいい球は年に10球くらいしかなかったんですが、そのいい球に関してはモノが違いました。ただ、「常廣は即戦力」と言われがちな点は逆にピンとこなくて。プロ2、3年目で先発ローテに入るようなイメージです。

お股 常廣はストレートとフォーク主体の投球で、栗林良吏(りょうじ/広島)的にリリーフで起用するのもいいんじゃないかと見ています。広島が1位を公言したのも納得です。

常廣羽也斗 投手《青学大》「アングルを少し上げて球速を増し、フォークを足してカットボールをなくした赤星優志(巨人)のようなイメージ。右へ流れる投球フォームがやや気になる」(お股ニキ) 常廣羽也斗 投手《青学大》「アングルを少し上げて球速を増し、フォークを足してカットボールをなくした赤星優志(巨人)のようなイメージ。右へ流れる投球フォームがやや気になる」(お股ニキ)

菊地 もうひとり挙げるなら古謝樹(こじや・たつき/桐蔭横浜大)です。世間的に、大学生左腕の注目度は細野晴希(はるき/東洋大)と武内夏暉(なつき/國學院大)のほうが上ですが、能力は見劣りしません。

個人的には古謝の出どころが見えない、タイミングの取りにくいフォームとスケール感はまだまだ底を見せていない。今後の成長の余地も含めて、もっと評価されていいんじゃないかと感じます。

お股 古謝に関しては、僕も下村、西舘勇に次ぐ3番手評価。球の強度、球筋、大きすぎないフォームがいいですね。

古謝 樹 投手《桐蔭横浜大》「中継ぎなら桐敷拓馬(阪神)のように計算したいタイプ。伊藤将司と岩崎優(共に阪神)の要素があり、右膝の使い方は独特」 (お股ニキ) 古謝 樹 投手《桐蔭横浜大》「中継ぎなら桐敷拓馬(阪神)のように計算したいタイプ。伊藤将司と岩崎優(共に阪神)の要素があり、右膝の使い方は独特」 (お股ニキ)

菊地 細野はU-18日本代表との壮行試合で158キロを出したように、ハマったときのボールは随一。ただ、普段のリーグ戦で強度を落としたとき、その落差が大きい。投球のテクニック的な部分でもまだ疑問が残ります。

お股 力感調整はかなり重要な才能で、落としすぎてダメになる選手もけっこういます。終わりが決まっているほうがいい投球をするなら、楽天で松井裕樹の後釜でもハマりそう。ちなみに、西舘昂汰(こうた/専修大)はどう見ていますか?

菊地 私は中央大の西舘より評価しています。ボールの角度があるし、フェラーリが低速で徐行運転しているような不気味さを感じるというか。「この選手、まだまだ腕を振れるんじゃないの?」というすごみというか。今、専修は東都の2部リーグ所属ですが、1部で投げたらもっと評価されるはず。

お股 細野と逆で、常に8割程度の力感で一定水準の球を投げられて馬力もある。

菊地 武内は、細野と比べると見栄えがしないと言ったら失礼なんですけど、体もボテッとしていて動きも硬い感じがする。でも、投げるボールの質はすごくいい。玄人ウケする選手というイメージです。

お股 僕は山﨑福也(さちや/オリックス)っぽいと見ていて、圧倒的ではないかもしれないけど、計算できる投手になりそう。左腕好きなDeNAは今永昇太と石田健大(けんた)が抜けそうだし、ちょうどいいのかなと。

――大学生投手以外で1位有力、というと誰でしょう?

菊地 恐らく数球団は野手1位があるんじゃないか、という見立てです。その意味で注目は度会隆輝(わたらい・りゅうき/ENEOS)。横浜高時代に指名漏れしてから3年で走攻守のレベルが1、2段上がっています。

中でも、今年になって足が速くなった点には驚きました。この右肩上がりの成長具合はプロでも続くと見ての評価です。それと、彼は太陽のように明るい存在。周りに波及効果のあるキャラクター性は得難いものがあります。

■将来の大化け期待。まだいる大学生の星

――逸材ぞろいの大学生投手、ほかに気になる選手は?

お股 まずは草加勝(しょう/亜細亜大)。制球力、ストレートが非常にいいので、変化球感覚が身につけばドラ1クラス。生まれ持った体形の良さも含め、ポテンシャルは一番という評価です。

あと、(たか)太一(大商大)は投げ方がいい。同じ大商大の上田大河も変化球や投球術はいいけど、高は138キロ程度のスプリットを仕込めば、隅田知一郎(ちひろ/西武)くらいになれそうで島本浩也(阪神)要素もある。

菊地 私も高を評価しています。といっても去年まではあまり良さがわからず、今年6月に見て、「これは確かに上位候補だ」と思いました。裏を返すとムラが少しある。今年の大学生左腕はポテンシャルの最大値は高いけど、コンスタントじゃない投手が多い。その意味でも、計算できる武内が高評価なのも納得です。

お股 計算ができるという点で蒔田稔(まきた・みのる/明治大)はいいかなと思いました。柳裕也(中日)のようなイメージです。

菊地 明治大といえば村田賢一石原勇輝もいるだけに、意外性のある選択です。

お股 村田は肩を痛めたという情報も。変化球のセンスがあって、投球を知っている投手だと思います。

菊地 確かに思考力に関しては大学生でトップクラス。ただ、この秋が良くないです。

お股 石原は大化け候補として面白い存在。チェンジアップを覚えれば高橋奎二(けいじ/ヤクルト)のようになれるかも。

――同じように、現段階の評価以上に将来化けそう、という大学生投手はいますか?

お股 尾﨑完太(法政大)が目に留まりました。いいときだけを見ると球の強度や球筋は一級品。あとは制球やムラをどれだけ改善できるか。同じ左腕で滝田一希(星槎[せいさ]道都大)のストレートや出力は素晴らしい。

ただ、コントロールにはものすごくおおらかな僕から見ても、滝田の制球はけっこう不安。その意味で育成1位なら狙いたい選手。あと、松本凌人(名城大)も大化け候補です。

菊地 いいですね。名城大は岩井俊介の評価も高いですが、個人的には松本推しです。

お股 ですよね! ベース上での球の強度が素晴らしい。サイドスローだけど、バチンと来るんです。あとは120キロくらいの遅いスライダーを覚えたりすれば、青柳晃洋(こうよう/阪神)のようになれるかも。

菊地 ただ、シンカーを投げようとしすぎてストレートの球速が落ちてしまった。去年のままなら1位指名もありえたと思っていただけに残念。それでも、昨年までの松本の最大値を評価して獲とろうという球団はあると思います。

――菊地さんは大化け期待の大学生はいますか?

菊地 投手なら松田啄磨(大産大)。身長186㎝なのに体重73㎏。少し前まで60㎏台で、高校生みたいなヒョロッとした体ですが、リリース感覚が良く、手元でピッと来る球質です。オリックスのように体を強くできる球団なら化けそうと思わせます。

そして、野手の大化け候補は沖縄出身の東門寿哉(あがりじょう・としや/日本文理大)。大学選手権で見て、「なぜこんなに話題にならないの!?」とビックリするほど運動能力と打撃センスが素晴らしかった。

でも、話を聞くと、これまたビックリするほど自己評価が低い。とにかく自分に自信がないんです。それでもプロ志望届は出してきた。プロの環境でいい指導を受けて突き抜けてほしい選手です。

■"甲子園組"以外も。高校生の金の卵たち

――高校生投手で、冒頭で名前の出た前田以外に注目しているのは誰でしょう?

お股 志望届を出した投手の中では坂井陽翔(はると/滝川第二)、前田、次が木村優人(ゆうと/霞ヶ浦)の順で評価しています。

菊地 私も高校生1位があるとしたら坂井かなと思っています。ただ、ボールが指にかかったときは高校トップクラスですが、そうでないときとの落差があるのが悩ましい。

お股 坂井はストレートの精度が物足りない代わり、それ以外はほぼすべてがそろっている。身長(185㎝)もあって変化球も打者の手元で曲がる。本当にいい投手は変化球でもバッターが差し込まれるのですが、その要素があります。

一方の木村は空振りの取れるカットボールというか、僕の求めるスラットを投げられる投手です。あと、菊地さんがスポーツ紙で絶賛していた河内(かわち)康介(聖カタリナ学園)が気になっています。

菊地 ずっと坂井推しだったのに、ここにきて完全に河内推しになるほど、自分の好みにドンピシャでハマった投手。指にかかったときはマンガみたいにググッとホップします。変化球はまだまだなので素材型での評価ですけど、ちょっと興奮しましたね。

お股 河内は変化球がまだまだということですが、フォークがとてもいい落ち方をしていたんです。将来的に大谷翔平(エンゼルス)みたいにスイーパーとフォークが相当いいタイプになるんじゃないかと見ています。

――ほかに気になる投手は?

お股 注目投手といわれる中では、東恩納蒼(ひがしおんな・あおい/沖縄尚学)は小柄ですが、センスがあってピッチングは本当にうまい。東松快征(とうまつ・かいせい/享栄)は馬力が素晴らしいけど、フィールディングや制球に課題がありますね。

そして、黒木陽琉(くろぎ・はる/神村学園)のパワーカーブはプロでも通用しそう、と感じました。

菊地 東恩納はこの夏の甲子園を見ていちばんびっくりした選手ですね。センバツの段階では正直ドラフト候補としては見ていなかったんですが、夏に見たら、「何が起きたの!?」と思うくらいボールが一気に強くなっていました。

――高校生ショートで気になる選手はいますか?

お股 中澤恒貴(こうき/八戸学院光星)は坂本勇人(巨人)のように、体の近くからバットが出るインサイドアウトで、インパクトに力をぶつけられる選手。ただ、ショートの守備は厳しいかも。その点、百﨑蒼生(ももさき・あおい/東海大熊本星翔)のほうが体格、守備、打撃とバランスはいいです。

菊地 コンタクト能力は中澤よりも百崎のほうが確実に高いです。夏の甲子園では守備の動きが硬いかなと見ていましたが、足をケガしていたようなので、それを差し引けば期待できると思います。

――甲子園で注目を集めたのは横山聖哉(上田西)、山田脩也(仙台育英)でしょうか。

お股 横山は体形と顔をひと目見て、プロに行くだろうなと思った選手。打ち方と守備に若干癖がありますよね。プロでショートは厳しいかもしれないけど、ポテンシャルは言うことないです。

菊地 山田は春から夏にかけて打撃面は間違いなく良くなったんです。それでも、高校生が頑張ったレベルでまだまだ課題は多い。それと守備でもセンスはあるけどポカもある選手ですね。

――高校生のスラッガー系はどうでしょう?

お股 僕は日本の右打者の打ち方には辛口なんですけど、その中で仲田侑仁(なかだ・ゆうと/沖縄尚学)はいい打ち方をしていて、フィジカルも言うことないです。スラッガー系では武内涼太(星稜)もいいですね。

投手志望かもしれないけど、甲子園でもすごい本塁打を打っていたので、育成で獲って打者として育てたい選手。二刀流といえば、菊地さんは武田陸玖(りく/山形中央)はどう見ますか?

菊地 野手評価です。わざわざ二刀流にして負担をかけなくても、あの打撃を生かさない手はないというか。

お股 ですよね。武田は打撃センスがずばぬけているので、私も肩の強い外野手評価です。

菊地 ちなみに、まだ真鍋慧(けいた/広陵)の「ま」の字も出ていませんが、あえてですか?

お股 真鍋は昨秋の神宮大会の印象がすごく良くて。あの頃を基準にしちゃっているからか、今見ても物足りない。フィジカルは素晴らしいけど、技術がまだまだ。

同じ左打ちの一塁手なら、僕は寺地隆成(てらち・りゅうせい/明徳義塾)と佐倉侠史朗(きょうしろう/九州国際大付)の打ち方のほうが好きですね。一時期、通天閣打法のような打ち方で、これは厳しいと思っていたら、まともになっていました。

菊地 2年の春頃まではその打ち方でした。そこでダメだと痛感したのか、以降は割とすっきりしたスイングに。ただ、左投手に対しては体が開きがちなのが課題。同じ左打ちの一塁手なら小笠原蒼(そう/京都翔英)の打撃のうまさのほうがオススメです。

高校生捕手なら堀柊那(しゅうな/報徳学園)でしょうか。打撃が課題で、その点では鈴木叶(きょう/常葉[とこは]大菊川)のほうが評価されると思うんですけど、私は堀の構えた姿が好き。代表クラスの投手が軒並み投げやすいと言うんです。それって捕手として無形の財産だと思うんです。

――ちなみに、佐々木麟太郎の米国大学留学という決断はどう見ていますか?

菊地 私は佐々木本人に取材したこともありますが、すんなりプロ志望届を出すとは思っていませんでした。花巻東のパイオニア精神の血脈というか、その流れに即した決断だと思います。

お股 スイング自体は改善点も多く、個人的には広島2軍あたりで厳しく走り込み、振り込みをしたほうが大成する近道なのかなと。でも、米国大学からMLBというのも厳しい世界だし、無駄がそぎ落とされていいスイングになる可能性はあります。

■獲得できれば救世主。社会人&独立勢の逸材

――最後に、社会人、独立リーグ勢はどうでしょうか?

お股 本当のイチオシは嘉陽宗一郎(かよう・しゅういちろう/トヨタ自動車)なんです。プロには行かないと言っているそうですが、どこかの球団が勝負をかけて指名してほしい。絶対にプロで通用するし、即ローテですよ。

菊地 私も同意見です。ストレートの質、攻め方のバリエーション、制球と、失敗要因が浮かばないです。プロ入りすれば救世主になれるような存在で、こんなにすごい投手が「アマチュア」と呼ばれていること自体が悔しい。どの球団でもいいから口説いてほしいと切実に思う選手です。

お股 中継ぎならいいかもと思ったのは松本健吾(トヨタ自動車)、関根智輝(ENEOS)、古田島成龍(こだじま・せいりゅう/日本通運)です。古田島は西村天裕(たかひろ/ロッテ)のようになれるかも。

菊地 中継ぎなら、ドラフト適齢期を過ぎていますが、大卒4年目、26歳の前田敬太(日本通運)のボールの強さと落ちるボールは、リリーフ限定ならすぐに使えそうです。

お股 独立勢なら椎葉剛(しいば・つよし/徳島インディゴソックス)が断トツです。中継ぎで即使えるレベル。甲斐野央(ひろし/ソフトバンク)よりストレートの質は上かもしれない。球速も同程度だし、フォークもいい。独立リーガーってどうしても力ずくの投手が多いんですけど、椎葉は投げ方もいいです。

菊地 私は今年の独立勢でNPBに行けると思った投手がふたりいて、ひとりが椎葉。もうひとりは芦田丈飛(たけと/埼玉武蔵ヒートベアーズ)です。椎葉がボールの加速感や伸びだとしたら、芦田のボールはガツンとした強さがあります。

打者なら井上絢登(けんと/徳島インディゴソックス)。去年、今年と2年連続で本塁打・打点の二冠王ですが、内容がかなり違う。去年は粗い印象でしたが、今年はコンタクト能力が改善されて強くコンパクトに振れるように。指名しない理由がないですね。

お股 今回で菊地さんの好みをだいぶつかめました。逆に私の好みもわかったのでは?

菊地 ボールの質にこだわっているのはすごく感じましたし、改めて各選手の特徴を私自身も再確認できました。ありがとうございました。

お股 また、ぜひよろしくお願いします。

●お股ニキ(おまたにき)
野球評論家、ピッチングデザイナー。さまざまなデータ分析と膨大な量の試合を見る中で磨き上げた感性を基に、選手のプレーや監督の采配に関してSNSでコメントし続けたところ、その理論を取り入れる選手が急増し、オンラインサロンに40人以上のプロ選手が加入。プロ、アマ問わず、千賀滉大(メッツ)、藤浪晋太郎(オリオールズ)に次いでメジャーを目指す多くの投手の個人指導を行なう

●菊地選手(きくちせんしゅ)
1982年生まれ。本名・菊地高弘。雑誌『野球小僧』『野球太郎』の編集部員を経て、2015年4月からフリーライターに。ドラフト候補の取材をメインに活動し、ツイッター(現X)で「大谷翔平」とツイートした最初の人物。2019年3月に出版された『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』は現在放送中のドラマ日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)の原案になった

オグマナオト

オグマナオトおぐま・なおと

1977年生まれ。福島県出身。雑誌『週刊プレイボーイ』『野球太郎』『昭和40年男』などにスポーツネタ、野球コラム、人物インタビューを寄稿。テレビ・ラジオのスポーツ番組で構成作家を務める。2022年5月『日本野球はいつも水島新司マンガが予言していた!』(ごま書房新社)を発売。

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