■連日のメダルラッシュに期待!!
7月26日に開幕したパリ五輪。前回の東京五輪で日本は史上最多58個のメダルを獲得したが、今回はそれを上回る予想だ!
7月28日には東京五輪でも金メダルを獲得したスケートボード男子ストリートの堀米雄斗が登場。スポーツライターの白鳥純一氏は「自身の名前が入った『ユウトルネード』など、精度を磨き続けてきた」と期待。大技を引っ提げて連覇に挑む。同競技は日本勢の層が厚く、表彰台独占もありそうだ。
同日は柔道女子の角田夏実が得意技の巴投げと腕ひしぎ十字固めで一本の山を築きそう。
7月29日には阿部一二三、阿部 詩の兄妹が2大会連続の金メダルへ。追われる立場になってからも国際大会で結果を残し続けており、今回もそろってメダルを掲げる姿が見られるだろう。7月30日も柔道女子に期待。舟久保遥香と父がカナダ人の出口クリスタ(カナダ代表)との金メダル争いに注目だ。
また、フェンシング女子サーブル個人で世界選手権を連覇している江村美咲は今大会でも持ち前のセンスと爆発力で頂点を目指す。マスクを外せばミス日本特別賞を受賞した美貌で観客を魅了しそう。
7月31日はサーフィン男子の五十嵐カノアが東京五輪で一歩届かなかった金メダルへ。高めてきたスキルとメンタルの強さを見せてほしい。
8月1日は体操男子の絶対王者・橋本大輝が男子個人総合に出場する。スポーツライターの折山淑美氏が「技のセンス、正確さ、美しさ、器用さなど、すべてを備えている」と称賛する橋本は5日の種目別鉄棒も含め2大会連続の個人2種目制覇の可能性が高そうだ。
同日の男子20㎞競歩の池田向希も金メダルの有力候補。前出の折山氏は「駆け引きなど経験がモノをいう競歩で十分な実績を積んできた」と大きな期待を寄せる。
8月2日に決勝があるバドミントン混合ダブルスでは渡辺勇大・東野有紗ペアに注目。東京五輪で軒並み苦戦した日本勢の中で、唯一の銅メダルを獲得した救世主は円熟味がアップ。前回よりいい色のメダルを手にできるか。
8月3日は多くのメダルを獲得しそうな柔道女子を素根 輝がしっかりと締めくくってくれそう。78㎏超級にしては小柄だが、それを補って余りある多彩な技で連覇を狙う。
同日には卓球女子シングルスの決勝もあり、エース・早田ひなが「打倒中国」を果たす瞬間が見たいところ。早田は混合ダブルスと女子団体でもメダル獲得の可能性大。
特に団体について、スポーツライターの井本佳孝氏は「ダブルス巧者で左利きの早田をダブルスで起用すれば金メダルに近づくはず」とみているようだが、果たして結果はどうなるか。
8月7日は東京五輪でワンツーを飾った、スケートボード女子パークの開 心那と四十住さくらが今回も頂点を争いそう。四十住は1年前に負った右膝後十字靱帯断裂の大ケガからの復活で、パリでは新技を用意しているという。
8月8、9日にはレスリング女子の無敵女王ふたりが出陣。50㎏級の須﨑優衣は対外国勢に94連勝中。53㎏級の藤波朱理は133連勝中で、その記録を伸ばして金メダルを獲得する可能性は高そうだ。
9日は陸上男子110m障害で日本記録を持つ泉谷駿介が同種目初の決勝進出とその先のメダルも狙う。
8月10、11日は新競技のブレイキンで日本勢が活躍しそうだ。10日の女子は回転技が得意な湯浅亜実(AMI)と41歳の日本ブレイキン第一人者の福島あゆみ(AYUMI)が、11日の男子は半井重幸(SHIGEKIX)が会場を盛り上げる。
前出の白鳥氏はSHIGEKIXについて、「音楽の止まるタイミングで、体の動きを止めてポーズする『フリーズ』という技のキマり具合に注目です」と観戦のポイントも語った。
さらに10日はボクシング男子71㎏級の岡沢セオンがスピードと高い守備力で金メダルをつかみ取りにいく。また、同日に行なわれるバレーボール男子の決勝に日本が進出している光景もぜひ見たい。
最終日の11日は昨年の陸上世界選手権で女子やり投げを制した北口榛花が五輪でも頂点を目指す。世界女王になった後は調子が上がらない時期もあったようだが、前出の折山氏は「世界選手権も最終投てきで逆転したように、勝負強さは抜群。大会に合わせてくれるでしょう」と奮起に期待。
そして、東京五輪で劇的な勝利を重ね、銀メダルを獲得したバスケットボール女子が金メダルを目指す。大きな武器のスリーポイントシュートをさらに進化した「走り勝つシューター軍団」が頂点まで駆け上がれるかに注目。
ほかにも、紹介しきれないメダル候補が多数。日本のメダルラッシュに期待だ!
※時刻は日本時間の決勝開始時刻です。