景気回復の足音も聞こえる2014年。4月には16年ぶりに消費税が増税されるが、その直後の6月には「サッカーW杯特需」が待っている。
W杯のお祭りムードのなか、さまざまな商品の激安セールが期待されるが、過去の例からいって、スポーツのビッグイベントといえばなんといっても大型テレビだ。
今回、家電業界が期待しているのは話題の4Kテレビ。激安ハンターのじつはた☆くんだ氏に、4Kテレビは“買い”なのか聞いた。
「4Kテレビなど、今の日本にはオーバークオリティ。ロンドン五輪で3Dテレビがまったく売れなかった経験を忘れたんですかねえ……。70インチのテレビを置けるならともかく、60インチ以下なら現行のフルHDで十分です。
この6月は、シンプルで必要機能に絞ったジェネリック家電のフルHDテレビの底値買い。50インチなら8万円台が攻防ライン。中国メーカーは7万円台で猛プッシュしてくるでしょうが、この程度の価格差なら、オリオン電機など信頼の日本メーカーモデルに文句なしで軍配が上がります!」
お金がある人なら、70インチの4KテレビでW杯を楽しもう。それ以外の人は、50インチ以上の大画面フルHDテレビが底値になる可能性大。今からお金を貯めておこう。
さらに“W杯特需”を期待しているのが食品業界だ。関西スーパーのA仕入れ部長にオススメを聞いた。
「W杯こそスーパーです! 日本代表の試合時は、宅配ピザなどのデリバリーフードに人気が集まるので、スーパー業界では対抗策としてインスタント系食材の価格を下げます。宅配で注文すれば1枚2500円程度ですが、スーパーなら味で肉薄する高級冷凍ピザが1枚298円から!」
日本代表の試合のある日は、スーパーが狙い目!
「また今年は、成形肉への規制強化で高級牛バラ肉が大量に出回ります。特に食中毒の怖いこの時期は早く売り切るため、余剰牛バラ肉が激安に。通常100g1000円の高級和牛が、なんと200円!」
ピザ、そしてお肉も安くなりそうだ。そしてW杯が終わった後も、スーパーにはお買い得品が出回る。
「もちろん大会終了後は、W杯タイアップビールや酎ハイの底値処分も見逃さぬよう。棚を入れ替えるので半額放出は確実です!」
消費増税にも負けない激安セールが、今年は期待できるかも?
(取材/近兼拓史)
■週刊プレイボーイ3・4合併号「消費税アップの“10倍返し”で30%生活還元!!激安底値カレンダー2014」より