現在、タブレット市場はマイクロソフトの「Surface Pro 4」やアップルの「iPad Pro」など大画面の商品が人気だ。
そんな中、今月新登場したのが同じく“Pro”とネーミングされた「YOGA Tab 3 Pro 10」。こちらは液晶サイズが10・1インチで、12インチクラスの先発2機種に比べコンパクトなのが特徴だ。
しかも、お値段も実売6万円台と、他機種に比べ半額近く安くなっている。では、なぜ大画面タブレットが人気なのか?
「10インチ以上のタブレットですと、コミックスや電子書籍を閲覧する時、文字を拡大することなく読むことができます。特にコミックスは見開きページを全画面で表示できますので、電子書籍を楽しむにはちょうどいいサイズなんです」(本誌デジタル制作担当・矢澤健一)
確かに、標準的な8インチクラスのタブでコミックスの見開きページを表示すると、ページの上下左右が切れちゃって、かなり残念な感じになっていましたよ。これは完全に大は小を兼ねまくりです!
しかし、「YOGA Tab 3 Pro 10」は、ライバル製品に比べて微妙に液晶が小さいというハンデがアリ。これだと動画なんかはお楽しみ半減じゃ…!?
実は、そのあたりは無問題なんです! これにはプロジェクター機能が内蔵されており、白壁さえあれば最大約70インチほどに映像を投写できるのだ。これは会社のプレゼンや映画鑑賞でも大活用できるレベル。実質、世界一大画面のタブレットなんです。
■今週のガジェット YOGA Tab 3 Pro 10 実勢価格:6万4000円前後 メーカー:レノボ・ジャパン
(取材・文/直井裕太 撮影/下城英悟)