普段は見られないゴツカッコいい重機たち! (写真提供/コーンズ・エージー)

工事現場で一生懸命働き、僕たちの生活を支えてくれる重機たち! ショベル、ブルドーザー、クレーン…たくさんあるけれど、それらは世に存在する機体のほんの一部にすぎないのだ! ちょっとディープな、知られざる重機の世界が今、明かされる!

工事現場の数だけ、ゴツカッコいい重機は存在する!! ここでは日本全国で活躍する魅力的な重機たちをドババッと紹介! 普段は見られない雄姿の数々、思わず見とれること間違いなし!!

●第1回「まるでガンタンク! ゴツカッコよすぎる重機“スーパーガジラ”とは」、第2回「災害現場・震災復興で働く重機!『操縦は難しいけど気分はモビルスーツのパイロット』」参照

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■世界最大級のショベル EX8000操縦席は3階建てのビルに相当する高さ10m、重さは800tという世界最大級の油圧ショベル。一度に75tの量をすくえるのもスゴイが、1台13億円と値段も超ド級!

EX8000(写真提供/日立建機)

■農業車に見えないスタイリッシュさ ランボルギーニトラクター高級車で有名なランボルギーニは、実はもともとトラクターメーカー。新型はイタリアのイタルデザイン・ジウジアーロがデザインしており、その洗練性は非常に近未来的

ランボルギーニトラクター(写真提供/コーンズ・エージー)

■クモを思わせる4本の腕 スーパーグレートVスパイダー街を支えるイメージのコンセプトカー。バケットやグラップラー、ドリルなど4基のブームクレーンが一台のトラックに搭載され、トラックの幅広い用途を表現

スーパーグレートVスパイダー(写真提供/三菱ふそう)

■狭い現場でも問題なし! かにクレーンカニのような4本足を持つかわいらしいフォルム。約12mの高さまで荷揚げが可能なだけでなく、この形態のおかげで作業しづらい狭い空間でも自由に動けるのだ!

かにクレーン(写真提供/前田製作所)

■がけっぷちの仕事人 ロッククライミングマシーン作業場所上部の立ち木などから引かれたワイヤーを巻き取ったり戻したりすることで、急な斜面での作業が可能に。危険のある現場はラジコンによる遠隔操作も実施する

ロッククライミングマシーン(写真提供/大昌建設)

まだまだあるゴツカッコいい重機たち!

 

■地面を切り裂く強力ノコギリ トレンチャー機体前部のトレンチという部位で軟質地盤から中硬岩をスピーディかつ豪快に切り裂く。ライフラインに必要な中央排水や側溝、地盤掘り下げなどで威力を発揮

トレンチャー(写真提供/ワールド開発工業)

トレンチャー(写真提供/ワールド開発工業)

■重機界のキングギドラ ドリルジャンボトンネルなどのせん孔作業に活躍するのが高さ約10m、幅約17mもの作業範囲を持つこの大型重機。最新鋭のドリルを搭載し、作業スピードも格段にアップしたぞ!

ドリルジャンボ(写真提供/古河ロックドリル)

■イカつすぎるコーン収穫機 ジョン・ディア7400車体前部の機具が物々しい雰囲気を持つが、これが実は自走式のとうもろこし収穫機。刈り取ったコーンはそのまま後部のカゴへ

ジョン・ディア7400(写真提供/さかうえ)

ジョン・ディア7400(写真提供/さかうえ)

■大木も一瞬で移植 移植用重機ツメ状のアタッチメントが目を引くが、これによって木を根株から引き抜いて別の場所に植えつけることができる。木を傷めず、自然に近い樹形が保てるのが強み

移植用重機(写真提供/東武緑地)

移植用重機(写真提供/東武緑地)

■ギネス登録された作業高さ SK3500Dコベルコ建機が誇る作業高さ65m超の、世界一の超大型ビル解体専用機。この高さにして抜群の安定感で、21階程度の高層ビルを地上から安全に解体することが可能!

SK3500D(写真提供/コベルコ建機)

『週刊プレイボーイ』33号では、他にも重機オタクの知られざる生態などもご紹介しております。そちらも是非お読みください!

(取材・文/武松佑季、昌谷大介[A4studio])