SIMフリー端末のド定番モデル!! ZenFone 3(ZE520KL)/ASUS 実勢価格:3万5000円前後。手頃な価格と、充実スペックで人気のモデル。格安SIMとセットで購入すれば、さらに値引きがアップですよ!

最近、家電量販店に行くと、おなじみのソニーやアップルじゃないメーカーのスマホが大増殖中! 

ASUS(エイスース)やHuawei(ファーウェイ)など微妙に聞き慣れないメーカーだったりしますけど、これらのスマホのスペックは? そして、どのように活用すればお得になるのか?

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SIMフリー端末、そして格安SIMを48時間ぶっ通しでテストしまくりな月刊誌『家電批評』(晋遊舎)の松田健人さん、どんな端末がオススメなのでしょうか?

松田 お得にSIMフリー端末を活用するなら、まずは格安SIMブランドの選択です。

―CMで“ワンキュッパ!”とか“ニクキュー”とかやってるやつですね。これら格安SIMを使うと、どれぐらいお得になるんですか?

松田 例えば、三大キャリアで毎月6500円ほどの通信費を払っている人の場合、月額2400円ぐらいに抑えることができます。

―それ、年間で5万円近くもお得になってるじゃないですか! でもでも、どの格安SIMを選んだらいいかわかりません! 各ブランドごとに特典などあったりするのでしょうか?

松田 格安SIMならではの特典ですと“カウントフリー”機能があります。

―あれだけCMをヘビロテしてても、ほぼ聞いたことない単語ですけど?

松田 ブランドが指定したアプリに対しての通信量がカウントされないサービスです。例えば、BIGLOBE SIMなら有料のオプションでYouTubeアプリがカウントフリーに指定できます。

―通信費タダでYouTubeが見放題ですか?

松田 はい。BIGLOBE SIMはAbemaTV、Google Play MusicやApple Musicなどにも、カウントフリーが適用されます。動画と音楽に強いのは、BIGLOBE SIMになりますね。

―“ギガ不足!”発生の大要因である動画&音楽が、タダとかこれはレベル高すぎなサービスかと!

松田 プランによりますが、LINEモバイル、FREETELも、インスタ・FB・Twitter、もちろんLINEモバイルなら、LINEの各種サービスもカウントフリーが適用されます。カウントフリーがあることで、実際の料金以上にお得度はアップすると思います。

―つーか、なんでこんな有能サービスを大手キャリアは行なわないの? SIMフリースマホを毎月購入し、デジモノに精通するライターの直井裕太さん、お願いします。

直井 カウントフリーはインターネット通信における“通信の秘密”に抵触するのでは?という意見があります。格安SIMブランド側がユーザーの使用しているサービスをチェックすることになりますから。それと“ネットワーク中立性”の問題です。格安SIMブランド側が、特定のサービスを優遇することで、中立性が保てないという批判もあります。このような状況から、大手キャリアはカウントフリーを採用していません。

『週刊プレイボーイ』30号(7月10日発売)「“SIMフリースマホ”のお得すぎる使い方」では、格安SIMブランドの選び方、オススメ端末ほか、お得情報を特集! そちらもお読みください。

(取材・文/本誌スマホ運用教導団)