パンパンに膨らんでいた財布をカード2枚にしたら思いのほか快適! パンパンに膨らんでいた財布をカード2枚にしたら思いのほか快適!

「いつの間にかクレジットカード(以下、クレカ)や電子マネーを利用できる店が増えた」と感じている人は多いはず。

電子マネーの決済端末を導入している店が増え、クレカもノーサインや暗証番号の入力だけで支払いが完了するなど、リアル店舗での使い勝手が格段に良くなっているのだ。今や空前のキャッシュレス時代!? 

そこで現金を持たずにどこまで不自由なく生活できるのか、クレカ&電子マネーだけを持ち、都内で実証実験をやってみた。近い将来、現金を持たずに生活できるようになるのか? 

これは本誌ライターの約1ヵ月に及ぶ闘いの全記録である(かなり大げさ)。

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実験の前にまず行なったのが、使用するクレカ&電子マネーの選定。ひと口に電子マネーといっても、主なものだけで8種類もある。

もちろん、すべてを持ち歩けば支払える店も増えるはずだが、カード枚数が増えれば何枚も収納できる分厚いカード入れや財布が必要になり、「カードだけの身軽な生活」というメリットが薄れてしまう。そこで、カードは2枚を上限とした。

1枚は都内の移動に欠かせない交通系電子マネーの「Suica」で簡単に決まり。もう1枚は迷った末、電子マネーの「楽天Edy(以下、Edy)」と一体になった「楽天カード(VISA)」を選んだ。手元には「nanaco」や「iD」もあったが、なんとなく「Edyが一番いろいろなところで使えそう」という印象があったからだ。これで、持ち歩くカードは2枚ながら、2種類の電子マネーと1種類のクレカが利用できる。

この2枚を100円ショップで買ったパスケース(表裏で2枚収納可能)に入れ、さっそく街中へ! 現金を持たずに出かけることに不安はあったものの、今までクレカや電子マネー、キャッシュカードやポイントカード、さらに小銭やお札でパンパンに膨らんだ二つ折り財布を、常に尻ポケットに入れていただけにかなり快適! 出足は好調だ。

その好調は店での利用でも続く。仕事で新宿、渋谷、恵比寿、池袋、上野、新橋、赤坂見附、虎ノ門などにSuicaを使って電車で出かけるが、現金がなくて困ることは、ほとんどない。例えば炎天下、「暑い! 何か飲みたい」と思っても、駅ナカの自動販売機なら確実にSuicaが使えるし、これらの駅の付近であれば、多くの自販機がSuicaに対応している。

また、打ち合わせで喫茶店に入ったり、食事のために飲食店に入っても、駅付近であればほとんどの店でSuicaに対応していた。このあたりは、さすが関東在住者ならほとんどの人が持っている電子マネーといえそうだ。また、もうひとつの交通系電子マネー「PASMO」と共通なのも大きいだろう。

メインをEdy、Suicaをサブとして使用

しかし今回、電子マネーを使う際はメインをEdyとし、Suicaはサブとした。その理由は、「どうせならポイントをためたい」と思ったから。残念ながらSuicaは、「キオスク」や駅ナカのコンビニ「NewDays」などでしか「Suicaポイント」をためることができない上、「Suicaポイントクラブ」への事前登録も必要と、ハッキリ言ってめんどくさい。それに比べれば、Edyのほうが「楽天スーパーポイント」をためやすいのだ。

さらにSuicaは残高がなくなると現金以外のチャージの方法がないが(モバイルSuicaは可能)、クレジットカードと一体のEdyはオートチャージ(残高が設定金額以下になると使用した際に、対応店ならレジで自動チャージしてくれる)が設定でき、残高がゼロになる心配がない。現金を持たずに生活するには、こういったカードが必須なのだ。

◆後編⇒使えるのはチェーン店だけ? クレジットカード&電子マネーが日本で普及しない理由

(取材・文/井出尚志[リーゼント])