レインボーカラーの食べ物にナイトプール、かわいい壁にトリックアート……。女性たちのインスタ映えスポット巡りが止まらない。
ならば俺らもやってやるぜ。杉作J太郎氏と11ヵ所の男のインスタ映えスポットを巡った前編に続き、後編では女性に人気のインスタ映えスポットへの“対抗シリーズ”に挑戦。
さらに、“元祖SNSの女王”のはあちゅう氏に、インスタ映えする写真の撮り方も聞いた。
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【対抗シリーズ1】 「ナイトプール」に対抗して 「昼間銭湯」 男なら夜のホテルのプールより富士山の絵のある広々とした銭湯でしょ。そして湯上がりには牛乳を(特別に許可をいただいて撮影しています)
【対抗シリーズ2】 「湯飲みからおじさん!」 トリックアートやってみた トリックアートはインスタの定番。でも、トリックアート美術館などには行かず、街中で挑戦。遠近法を使えば初心者でも簡単
【対抗シリーズ3】 「スイカドレス」に対抗して「スルメドレス」 スイカなどをドレス形に切って、着ているように見せるフルーツドレスがはやったので、男のおつまみスルメでやってみた
【対抗シリーズ4】 「パンケーキならぬ、食パンケーキ」 オシャレでカラフルなパンケーキは、インスタ映えの定番アイテム。ならば食パンだとどうなるのか? 見た目は地味だけどおいしいよ
【対抗シリーズ5】 話題の『SNOW』を実物でやってみた 動物のイラストの耳や鼻を合成できるアプリ『SNOW』がかわいいと評判。ならば実際に猫耳をつけてみるともっとかわいくなるのでは?
●杉作J太郎 1961年生まれ。映画監督、コラムニスト、漫画家などで活躍。現在、『杉作J太郎のどっきりナイトナイトナイト』(毎週土曜21時~23時、南海放送ラジオ)のパーソナリティー。写真は「デートなうに使っていいよ」風
“元祖SNSの女王”、はあちゅうさんに聞く
■はあちゅうさんに聞くインスタ映えする写真の撮り方 「インスタは記念写真ではない。ひと工夫が必要」
“元祖SNSの女王”、ブロガーで作家のはあちゅうさんにインスタ映えする写真の撮り方を聞いた。
「インスタは非日常を写すもの。だから日頃あまり行かない場所で撮ると効果的です。例えばコインランドリーなどは昭和的な古さがおしゃれに見えます。
また、インスタは記念写真ではありません。ニコッとした笑顔ではなく、思いっきり笑っているとか、ボーッとしているとか、普段見られない表情のほうが『いいね』がつきやすい。
話題のスポット『週プレ酒場』で女のコに囲まれデレッとしているとか、カッコをつけている写真はインスタ映えします。 “余白を制すものはインスタを制す”と私は思っています。男性は背景に看板や人が写っていても気にしないようですが、女性は看板や人が入っているとアングルを変えたり加工したり、背景にとても気を使っています。
それは周りに余白をつくることで、見せたいものに視点が集中するから。また、余白をつくるとウォール(これまでの写真がまとめて見られる場所)に統一感が出て見やすくなります。するとフォロワーさんが増えやすい。実は、そんなことまで考えて撮っていたりするんです」
(取材・文/村上隆保 撮影/村上庄吾)