販売されるのは1960年代にアメリカ海軍101飛行隊に配備されたF4ファントム

アメリカの軍用機専門の販売会社「プラチナムファイターセールス」で現在出品中なのが、写真のジェット戦闘機だ。

その形式は「F4H-1FファントムⅡ」。日本ではF4ファントムとして知られているが、プラチナム社は「世界で唯一、家庭で所持できる飛行可能なF4ファントム」と自信を持ってアピールしている。

F4ファントムは1958年に初飛行し、96年までアメリカ軍で使用された。今回、出品中の機体は59年にアメリカ海軍に納入されたもので、F4としては最初期のものになる。しかもこれ、61年には低高度の速度記録を樹立したというスーパーレアな機体なのだ。

プラチナム社の説明によると、エンジンの総飛行時間は461時間で、オーバーホールされて新品同様に! 各種配線、油圧システムもオーバーホール済みで、アメリカ海軍で活躍していたときのカラーリングに再塗装されている。

気になるお値段は日本円にして約4億2千万円。

う~ん。いりませんっ!

搭載される2基のエンジンはオーバーホール済み。パラシュートやサバイバルキットも付属する

約10年間レストア作業が行なわれ、現在の完成度は80~85%。完成後の納品となる

現役中のミサイル事故で破損したエアインテーク部分も完全修復されている

民間向けの販売となるので搭載されているミサイルは、もちろんダミーですよっ!

(写真/Platinum Fighter Sales)