VRの視覚が完璧に補完されてその他の感覚も補われるようになると、ゲーム以外にもいろんな活用法が考えられる?

4月末にオープンしたVRエンターテインメント施設『ドラゴンクエストVR』が大人気だという。

『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」で、“ホリエモン”こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏が、進化が著しいVRやAR技術の可能性を議論する!

* * *

ホリ あの『ドラゴンクエスト』の世界観がVR(仮想現実)で体験できるゲーム『ドラゴンクエストVR』が、新宿の「VR ZONE SHINJUKU」で始まったみたい。

ひろ ニュースとかを見ていると、スライムを斬るときの感触が手に伝わってきたり、モンスターめがけてメラ(火球の呪文)を放つ感覚も体感できるみたいですね。こういう感触が伝わるタイプのVRが普及すると、現実から遠ざかる人が増えそうな予感がします。

ホリ 今のところVR体験は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使った視覚が中心だけど、さらにリアリティが増すからね。

ひろ 映像も4Kの上をいく8Kだと、解像度が高すぎて現実なのか映像なのか見分けがつかなくなるんですよ。そんな感じで、8Kレベルの解像度でVRができるようになると、本当に現実なのか映像なのか区別つかないものがさらに増える気がします。

ホリ 視覚が完璧に補完されてその他の感覚も補われるようになると、ゲーム以外にもいろんな活用法が考えられるようになるな。

ひろ ですね。例えば、わざわざ海外へ旅行に行かなくても、現地にあるドローンをVR越しに操作すれば、旅行に行ったのとまったく同じような風景が見られちゃうとか。今ってHMDが重いからずっと装着していると疲れちゃうという問題もあるんですけど、次第に軽量化していくでしょうし、時間の問題でしょう。まあ、個人的にはマイクロソフトがやっている「ホロレンズ」のほうが面白いと思ってたりしますけど。

ホリ ホロレンズは、現実とバーチャルを融合させた世界が楽しめるから面白いよね。例えば空間上にウェブブラウザを表示させたり、立体的なデザインができたりする。

ひろ ええ。ホロレンズもディスプレイが必要ですけど、HMDみたいに密閉する必要がないのでコンパクトなんですよね。

ホリ ディスプレイじゃなくて、目の網膜に直接投射する網膜投影型のタイプもあって、個人的にはそっちのほうがいいと思ってるけどね。

ひろ そのへんは用途によって変わりそうな気がします。例えば、ドラクエの世界感を楽しむには、別世界にいる感覚にするために真っ暗な場所が必要ですから、密閉型でいくでしょう。でも、生活を便利にしていくのは、網膜投影とかホロレンズみたいなAR(拡張現実)型だろうなとは思います。

ホリ ホロレンズとかは視線でコントロールできたりするからね。いずれにしても、VRやARは今後成長していく分野だよね。

ひろ 一定数の人が持ち始めたら、いきなり便利になっていくんじゃないですか。『食べログ』とかも大勢がスマホを使うようになったから出てきたわけで、VRやARのデバイスが安く手に入るようになったらすぐに普及すると思います。

★後編⇒大人気の『ドラクエVR』でホリエモン×ひろゆきが「次はVR彼女でしょ!」

(構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル)

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)1972年10月29日生まれ、福岡県出身。旧ライブドア社長。SNS株式会社オーナー兼従業員。『10年後の仕事図鑑』(SBクリエイティブ)が好評発売中

●西村博之(にしむら・ひろゆき)1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。『働き方 完全無双』(大和書房)が好評発売中!