"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。

今回のテーマは、アップルのカナル型(耳栓型)イヤホン「AirPods Pro(エアポッズプロ)」。前編では、ひろゆき氏がこのイヤホンが備えるノイズキャンセリング機能は「音質とかにこだわるより、よっぽど重要」と評価。堀江氏は「エアポッズプロの発売は、ビジネス面でいえば、iPhoneを売るためのアップルの戦略の一環」と分析した。

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ホリ ただ、ウエアラブルデバイスで難しいのが、単機能じゃないとまだ成立しないってことなんだよ。例えば、同じアップル製品でもAppleWatch(アップルウオッチ)は機能が盛りだくさんすぎて使い勝手が良くない。

ひろ 確かにアップルウオッチは中途半端ですよね。詰め込みすぎて価格とかが高くなりすぎてますから。まだスマートリストバンドのFitbit(フィットビット)のほうがマシな印象です。

ホリ ちなみに、この前買った時間と距離を出してくれるスイム用のゴーグルはシンプルな機能でけっこう使えたな。

ひろ ということで、アップルウオッチとかエアポッズプロとか、ウエアラブル系のデバイスを自社製で囲い込むってのが、最近の戦略な気がします。この前、グーグルがフィットビットを買収しましたけど、あれはいい投資ですよね。

ホリ ね。あの買収は理に適(かな)っている。あとは、高性能なワイヤレスイヤホンの普及で、今スマートスピーカーがやっていることの領域をイヤホンが代わりに担うようになると思う。

ひろ そうですね。音声入力とか音声認識の分野はアマゾンのアレクサが先行していましたけど、アップルのSiri(シリ)とかグーグルアシスタントとか、スマホ組が伸びていますからね。ウエアラブルデバイスを寡占するって、ビジネス戦略的に重要ですよね。

ホリ そうだね。

ひろ 僕的には、そのうちアップルかグーグルかマイクロソフトが眼鏡市場に本気で進出してくるんじゃないかと思っています。すでにマイクロソフトが開発しているホロレンズはすごく優秀ですから。今後は視力矯正(きょうせい)眼鏡として売るところまでいくんじゃないかなと。

ホリ そうだろうけど、本当は網膜に直接鮮明な映像を投影して、その映像を見させるQDレーザ技術を使ったほうがすごいんだけどね。

ひろ 眼鏡形のフレームに内蔵された超小型プロジェクターから、光を直接網膜に届けるやつですか。でも、人類にはまだ早そうな気がしますけど......。

ホリ でも、マイクロワットとかナノワットクラスの消費電力で網膜に光の三原色を走査できれば、電池の持ちが飛躍的に良くなるじゃん。

ひろ まあ、小型だし解像度はいくらでも上げられるから10年単位とかだったら来る技術だとは思いますよ。でも、あと5年ぐらいは眼鏡式でいくんじゃないかと。

ホリ そう? 未来はそこにあるし、アップルとかグーグルはそのへんの半導体開発にガツンと金かけるくらいどーってことない気もするけどな。

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。新刊に『夢を叶える「打ち出の小槌」』(青志社)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著に『自分は自分、バカはバカ。他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』(SBクリエイティブ)

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