ユーチューバーの朝倉未来(みくる)とヒカルが4月27日、都内で「『Nontitle~この1000万円あなたならどう使う~』制作発表会」に登壇。
『Nontitle~この1000万円あなたならどう使う~』は、全12話で公開されているYouTube番組。男女6名の若者が共同生活をしながら、事業立ち上げを目指し、最終日には朝倉とヒカルが融資を行なうか判断する。実業家でもあるふたりは1億円の出資の可能性を明かした。
テラスハウスなど恋愛リアリティーショーが人気の昨今だが、「あまり日本にないスタートアップのドキュメンタリーがあれば、観ている人に希望を与えるんじゃないか」(朝倉)と企画をスタート。
集まった6名はオーディションで選定。役割が異なるように「似たような人は取らないように、バランスを見ながら」(ヒカル)選んだそう。
メンバーには「エンターテインメント要素で選んでいる子もいる。アホだなと思う子もいる」と朝倉が話すように、番組のエンタメ性も意識。
人間の欲望を刺激するミッションが用意されているが、「そこのぶつかり合いで涙する人もいれば、ケンカする人もいる。1話からケンカが勃発している(笑)」(朝倉)だけでなく、「僕らの構想にはなかった恋愛要素も、勝手に入っていました」とリアリティーショーならではの意外性があるよう。
番組名にもある1000万円は、サンプル制作などあくまで準備するためのお金であり、投資金額は未定。想定金額を聞かれたヒカルは「最高は1億くらい。3億とか5億とか言われたら、相当の内容じゃないと」と宣言。
その基準として「ワクワクするかどうかが大事。固く成功しそうだけど、別にワクワクしないことには、たぶん投資しない。すごく大きくなりそう、未来につながりそうだと思えるものに賭けていきたい」と明かした。
さらに夢見る若者に対してアドバイスを求められると、ヒカルは「努力したらなんとかなっちゃう世の中」だと断言。自身の経験を重ねて「大きなもの、未来を見据えているかどうかで、がんばれるかどうか決まる。ほとんどの人って、がんばっているようで、実は本当に考えて行動していない。それができただけで圧倒的に差がつく」と説明した。
一方、朝倉も最高1億円の融資を予定。そして、若者については「今の若い子たちって賢い。昔みたいに、当たって砕けろ的な人が少ない気がする。『これはできないだろう』と思いがち」と、その消極的な姿勢に苦言。そのうえで、「実際に始めてみると、自分が予想しない人が助けてくれたりすることが、僕の経験上、多い。6~7割行けると思った行動することが大事」だと語った。
『Nontitle~この1000万円あなたならどう使う~』は現在公開中。また、動画配信サービス『U-NEXT』では、オリジナルストーリーを加えた特別編が公開予定。