NHK連続テレビ小説『マッサン』(月~土曜、8:00~)に登場し「あのセクシーすぎるコは一体、何者?」と話題騒然になっているのが、柳ゆり菜、20歳だ。
その第24回放送分では、販売中止に追い込まれた『太陽ワイン』の起死回生を図るため、ヌードポスターを作成。そのモデルとなった、みどりを演じたのが柳である。
「大将、なんやったら全部脱ぎますよ。ええ写真撮ってください」の台詞とともに、肩まで露(あら)わとなった着物をおもむろにはだけ、背中越しながら見事なヌードを大胆に披露。
朝の連ドラとしては前代未聞の刺激的なシーンにオンエア後、大騒ぎ……局に問い合わせが殺到し、ネットの検索ワードのランキングで上位になるなど一躍、時の人となった。
その彼女だが、昨年8月にいきなり『ヤングマガジン』の表紙・巻頭を飾ってデビューすると、爽やかな笑顔と83・59・87の見事なEカップボディで雑誌グラビアを総なめ。「週プレNEWS」でも“癒やしのパンダ顔”“魅惑の砂時計ボディ”として登場、反響を呼んだ。http://wpb.shueisha.co.jp/2014/10/02/36600/
女優としても活躍中で、今年は映画『うわこい』で主演、秋には『黒服物語』(テレビ朝日系)で初の連続ドラマ出演を果たしている。
朝ドラといえば『あまちゃん』でブレイクした有村架純なども記憶に新しいが、その再来とも呼ばれ、2015年のエンタメ界最大の注目株へ躍り出た彼女。今回の大ブレイクで本人の心境はいかに…というわけで、直撃した!
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ーもう、みんな大騒ぎですよ! まさかNHKの朝ドラが…しかも演じるのが、週プレでもお馴染みの柳さんだなんて、やってくれましたね!
柳 ありがとうございます。でもまだ実感がなくて(笑)。いろんな方に「おめでとう」って言われたり、ネットの検索ワードの上位に自分の名前があったり。でも「え、私のこと?」みたいな。
ーいまや時の人ですよ(笑)。まさにスター誕生って感じです。それにしても『なんやったら脱ぎますよ』って語りながら、艶っぽく着物をはだける姿にドキドキしちゃって……抵抗はなかったの?
柳 オーディションを受けたんですけど、脱ぐシーンがあると話を聞いた時は最初、不安でしたね。でもマネージャーさんに「NHKの朝ドラだよ」って言われて、「あ、そっか」って、すっかり安心しちゃって。でもまさか受かるとは思ってなかったです(笑)。
あの泉ピン子さんまで太鼓判!
ーさすが大物だなぁ。朝ドラの現場は緊張感あったんじゃない?
柳 それが意外にそうでもなくて。ノンビリして和気あいあいでした。私自身はやっぱり緊張したんですけど、堤(真一)さんや玉山(鉄二)さんがテストの時、冗談を飛ばして和(なご)ませてくれて。いい雰囲気の中でやらせていただきました。
ー日本初のヌードモデルって設定だけど、役作りはしたの?
柳 ポスターを先に撮ったんですけど、最初グラビアっぽい笑顔を向けたら監督さんにNGを連発されて。当時、女性が人前で肌をさらすことは御法度だったんですよね。恥じらいや戸惑いがあったから、笑顔じゃいけないって。
そういう肌を出す時の気持ちって普段のグラビアにも通じて興味が湧いたし、本編の撮影までに当時の社会状況について調べて現場に臨みました。すごく勉強になりました。
ーグラビアでもひと皮むけそうだね。そういえば、なんとあの泉ピン子さんも褒めてくれたとか? 泉さんはマッサンのお母さん役ですよ。
柳 現場ではお会いしてないんですけど、この間、『スニッカーズ』のCMでご一緒して。そうしたら私のシーンをすでにご覧なってたらしく『よかったわよ! みんなにこのコは必ず売れるって言っといたから!』っておっしゃってくれました(笑)。ものすごくうれしかったです。
ースゴすぎ! 最強の後ろ盾をもらったね(笑)。だけど、ほんと“もってる”というか。初仕事が「ヤンマガ」の表紙・巻頭だし、早々に映画の主演が決まったり。連ドラ初出演が決まったと思ったら、端役なのに大抜擢されて主演ふたりと番宣に出たり…。
柳 ツイてますよね。『世界ふしぎ発見』に初めて出た時も当てずっぽうで答えたらパーフェクトで、しかもその回は浅田真央さんがナビゲーターで視聴率もすごくよかったんですよ(笑)。
風変わり家族で天然育ち
ーつくづく幸運の女神だね。そんな快進撃を続けてるのにオラオラ感もなく、いつも笑顔なのがまたイイというか。やっぱ家庭環境もいいのかなー。
柳 楽しく仕事させていただいてるだけなんですけど。確かにウチは家族全員のんびりしてますね。いつも笑ってるのはその影響もあるのかな。お父さんは近所の河原に『ハワイに行ってくる』って言って日向ぼっこするのが好きな人だし(笑)。
ーあははは。明るいね~。
柳 お母さんは天然キャラで、電車のキップを買う時「子供料金」のボタンを赤字だからって勝手に「女性料金」と勘違いして押して、駅員さんに止められたり。あと、お姉ちゃんがいるんですけど、おっちょこちょいで。トリンドル玲奈さんを「トリトンドル玲奈」さんって言って爆笑されたり…。家は小さな飲食店で、決して裕福ではないんですけど、旅行にもよく連れて行ってもらったし。家族全員仲良しですね。
ーまるでマンガみたいに愛嬌のある一家だね。そりゃ笑顔が絶えないかも。じゃあ家族みんな、今回の活躍に大喜びでしょ?
柳 どうかなぁ。この間、お母さんに電話したら「なんだかすごいねぇ」って、やっぱりのんびりした感じでした(笑)。
ーさて、ここまで快進撃で、さらに「マッサン」で一躍注目を集めました。自分の中で何か変わってきたことは?
柳 もっとお芝居が上手になりたいなって思うようになりました。自分の中で表現の幅を広げたいなって。
ーいよいよ開眼ですか!
柳 はい。以前よりかなりお芝居を観に行ったり、本を読んだりしてます。あとドラマでも、ただ見るだけでなく、字幕を出してどう読んでるのかをチェックしたり。まあ途中から普通に楽しんじゃったりもしてますけど(笑)。今はたくさん学んで、いろんな気持ちをお客さんに伝えることのできる豊かな女優さんになりたいと思います!
ー次は一体どんな姿を見せてくれるのか。“もってる”女優、柳ゆり菜ちゃんにますます注目!
(取材・文/大野智己 撮影/本田雄士)
●柳ゆり菜 YANAGI YURINA 1994年4月19日生まれ 大阪府出身 身長165cm B83 W59 H87 血液型=O型 趣味・特技=ダンス ●2013年に「smart Boys&Girlfriendオーディション」特別賞を受賞し、芸能界入り。現在、グラビア、映画、バラエティ番組などで幅広く活躍する。最新情報は公式ブログをチェック【http://www.yanagiyurina.com/blog/】