左から森、佐藤、古川、佐保のアプガメンバーたち 左から森、佐藤、古川、佐保のアプガメンバーたち

『週刊プレイボーイ』創刊50周年を記念して行なわれる、アイドルが“グラビア”と“ライブ”で闘うバトルカーニバル『グラバカ!』

アイドル業界全体も注目するところだが、3月に突入し、いよいよ最終決戦(3月20日)も近づいてきた。

エントリー中のアイドルカレッジが寺修行で宇宙との一体化を目指せば、dropは負けじと自分たちの必殺技を披露し、さらに1ポンド(450グラム)のステーキをぺろりとたいらげてデモンストレーション。

そんな両陣営は揃って「アプガさんに勝つため」と、アップアップアガールズ(仮)(以下・アプガ)に闘志を燃やしている。そこで、当のアプガ陣営にこのことを伝えると、「我々はいつも通りの調整を行なっているだけ。その様子を取材したいのなら、見に来てください」と涼しい顔。

早速、アプガが“調整”しているというトレーニングジムに向かった。 3月某日。 アプガが“いつも通りの調整”を行なっているという、六本木のトータルトレーニングジム「ボディプラントラボ」へと潜入。すると、そこにはメンバーの姿が。

この日、ジムに来ていたのは4人。「汗もしたたるイイ女」こと佐藤綾乃、「横綱級・スベりクィーン」森咲樹(さき)、「夢は武道館で氷柱割り!」佐保明梨(あかり)、「暑苦しいのがクセになる!」古川小夏といったメンバーだ。

黙々とトレーニングマシーンで身体を鍛えている彼女たち。しかも相当激しく、本格的なトレーニングだ。実はアプガのフィジカルトレーニングを行なっているのは、有名トレーナーである足立光氏。新日本プロレスのIWGPチャンピオンであるオカダ・カズチカ選手を始め、超一流の戦士たちを育てている名コーチなのだ。

 数多くのアスリートたちのトレーニングを手掛ける足立光氏 数多くのアスリートたちのトレーニングを手掛ける足立光氏

足立氏に、彼女たちのトレーニングについて聞いてみた。

足立「まずは、マシーンでのトレーニングになります。森さんが今行なっているのは『ハンドルプッシュアップ』。普通のプッシュアップやベンチプレスと違って、自分の重心が定まっていないんです。だから姿勢を保つために腹筋と背筋も同時に使うんですね。普通の腕立て伏せよりも体幹も鍛えつつ、重心を安定させながらプッシュアップできるんです」

続いて、佐藤選手と佐保選手の元へ。

足立「こちらのふたりは今、足を中心的にやっています。佐藤さんが寝転がって行なっているのが『レッグカール』。大腿二頭筋。足の裏全体の筋肉です。地面を蹴る力が鍛えられますね。そして、佐保さんがやっているのが『レッグエクステンション』です。曲げた足を伸ばす時に使う筋肉を鍛えています」

 『ハンドルプッシュアップ』中の森 『ハンドルプッシュアップ』中の森

 『レッグエクステンション』を行なう佐保(左)。そして佐藤は『レッグカール』にチャレンジ!(右) 『レッグエクステンション』を行なう佐保(左)。そして佐藤は『レッグカール』にチャレンジ!(右)

現役アイドルたちがガチ筋トレ!

 森は『ラットマシン』、古川は『バックエクステンション』とトレーニングはまだまだ続く 森は『ラットマシン』、古川は『バックエクステンション』とトレーニングはまだまだ続く

まるで、トレーニング専門誌のような解説は続く。

足立「森さんは『ラットマシン』を行なっています。後背筋をしっかり鍛えるんです。で、古川さんがやっているのは『バックエクステンション』。脊柱起立筋と大殿筋から大腿二頭筋まで一気に鍛えます」

これらのマシーンは10~20回で1セット。それを3セットほど繰り返すという。さらにマシーン以外でのトレーニングも欠かさない。ふたり一組になって…。

足立「片方が寝転び、相手の足を持っての足上げですね。これは『バインディングレッグリフト』といって、内腿の力を使って物を挟んでいるので、腹筋すると腹直筋に効きやすくなるんですよ。

さらに、肘を立てて静止する『エルボースタンドブリッジ』。重心を安定させながら静止するんですが、これをやる前に腹筋を2種類やるんです。腹筋を痛めてからこれをやると、相当、効くんですよ。この体勢のまま1分半~2分。やってみると、かなりキツいのがわかりますよ」

 腹筋を鍛える、『バインディングレッグリフト』 腹筋を鍛える、『バインディングレッグリフト』

 こちらも腹筋トレに効果絶大な『エルボースタンドブリッジ』 こちらも腹筋トレに効果絶大な『エルボースタンドブリッジ』

大粒の汗を額から流すメンバーたち。今のところ、足立氏しか喋ってはいない。

続いて、マットが広がる道場に移動。マット運動へーー。前転、後転、開脚前転、開脚後転、側転や倒立前転など、ぐるんぐるんと回る。

足立「さらに、キックも重要な運動です。ジャンプしながら蹴る『ダブルキック』や回転しながら蹴る『旋風脚』など。こういう蹴りを中心とした動きはライブにも役立つんですよね」

アプガのフィジカルに敵なし?

約1時間。プロが行なうのと、ほぼ同等のトレーニングを終えたメンバーたち。こんなに濃密なトレーニングが、彼女たちにとっては「いつも通りの調整」とは…。そこで、足立氏に彼女たちのフィジカルについて聞いてみた。

足立「彼女たちはアイドルの枠を間違いなく越えていますね。例えば、今日のメンバーでいえば、森咲樹さんはアプガ1のパワーの持ち主。多くのアイドルが集結する、あるイベントで行なわれた腕相撲大会では2回連続優勝しています。このパワーはライブにおいても大きな力になっていくでしょう。

古川小夏さんはダンスパフォーマンスのキレが一番目立ちますね。ジャンプ力もすごい。筋肉はそこまでないんですが、身体能力がとても高く、きびきびとした動きに注目です。

佐保明梨さんは元々、空手をやっていて、ローキックでバットを2本折るんです。その爆発力もさることながら、集中力も抜群です。

そして佐藤綾乃さんの注目ポイントは“腹筋”ですね。アジリティっていって、重心を横に区間移動させる能力がすごいんです。男子の全国平均を上回りますからね。機敏さは横に出る者はいませんね。

とにかく、彼女たちはトレーニングも本番も一切、手を抜きません。他のライバルを圧倒すると思いますね。むしろ、フィジカル面で彼女たちを上回る人って、いるんでしょうか? ちょっと考えにくいですね」 ここで、ただ黙々とトレーニングをしていたメンバーたちにようやく意気込みについて語ってもらおう。

―これらのトレーニングは、どのくらいの周期で行なっているのか?

古川「週2回から3回。でも、大切なライブがある前は、週4回ってこともありますね。私は正直、筋トレは苦手なんですけど…ついついトレーニングしちゃうんですよ(ニヤリ)」

「足立先生の元でトレーニングを始めて約2年なんですけど、ウェストも5センチほど減りましたし、メンバーみんな逞(たくま)しくなっています。やっぱり数字として出るとモチベーションが上がります」

佐藤「それに、パフォーマンスの面でも明らかに変わってきています。ライブ写真を撮って下さってる方に『シャッタースピードを上げないと、追いつかなくなってきた』って言われました(笑)」

アプガの筋肉への思いとは?

―充実している様子が窺える。『グラバカ!』についてはどうか? ライバルはいるのか?

「私…アイドルカレッジの南千紗登さんがすごい好みの顔なんですよ。でも、確かに細くて、胸も大きくて、キレイな顔をされてるんですけど…負けてないと思っていて。南さんより胸はないかもしれないけど、私にはこの(二の腕を強調しつつ)筋肉がありますから! 南さんが一番のライバルだと思っています!」

古川「筋肉では間違いなく勝ってるよね(笑)。週プレの読者の方からすると、私たちの身体って“守ってあげたい感”は皆無かもしれないです。でもその分、努力が現れている身体だと思っているんで。“努力”を評価してくれる人はいると思ってますね」

佐保「私のライバルは、同じアプガですけど森ティ(森咲樹)ですね。いい筋肉をしてますから。筋肉と顔のギャップって重要なんですよね。筋肉がすごいアプガは、ギャップで顔が若干かわいく見えると思うんですよ!」

―ものすごい論法。筋肉にそこまで強い想いがあるのは驚きだ。

佐保「だって今、『ライザップ』とかもそうですけど、筋肉ブームがキテるじゃないですか。そこにアプガはハマってるんじゃないかって。言うならば、“守ってあげたい系アイドル”じゃなくて“守ってもらいたい系アイドル”です!」

佐藤「ビジュアルでいえば、どう考えてもdropさんのほうが上ではあるんですけどね。でも逆に言えば、dropさんが今からちょっと鍛えたくらいじゃ、私たちみたいな筋肉はつかないですからね!」

―では最後に、3月20日に迎える最終決戦への意気込みを。

古川「いつもなら、こういうグラビアのレースでアプガは勝てないんです。でも今回はライブという私たちの得意な面もあるので勝ちたいです! そしてアプガの中でも一番になりたい! 今回のようなチャンスを逃したら、絶対に1位になんてなれないので」

佐保「今回、グラバカで優勝したら、3本のチャンピオンベルトがもらえるって聞きました。あれ、絶対に欲しいです。3本全部巻いて、毎日を過ごしたいです!」

「私、アイドルとして活動していて、いつも思っていたのが『あざとい』のが大嫌いなんですよ! …でも、グラバカ!で勝つために、ブログに『あざとい写真』を上げてるんです。ブログのコメントに『森ティ、あざといよ!』ってたくさん書かれたんですけど、そこまでしてでも1位が欲しいんです!」

佐藤「私、筋肉もそうなんですけど、19人の中で一番、小麦色で健康そうな肌をしているんです。ちょっとギャル感もあるし。グラバカ!で優勝したら、スペシャルグラビアも撮影していただけるんですよね? やっぱりギャル感と腹筋が目立つグラビアでいろんな人の心をつかみたいです!」

それぞれの想いがあるが、取材後、今回トレーニングに参加しなかった3人(仙石みなみ、新井愛瞳(まなみ)、関根梓)についても水を向けてみた。すると「彼女たちもある意味、敵。一体、何をしているのやら。まぁ、私たち4人だけ見ていればいいんですよ!」(古川)と、怪気炎を上げた。

こうして、ほぼ筋肉の話に終始したアプガの4人。果たして、ここまでこだわる“筋肉”がチャンピオンベルトに続いているのかは不明だが、最終決戦ではこの4人の動きに注目するのもアリなのかもしれない。

●来週は、アプガ残り3人の秘密特訓に密着予定!

過去のバトルはこちらを参照!

アップアップガールズ(仮) つねに上を目指す、アスリート系アイドル。富士山頂ライブや、ノンストップライブなど、驚きの挑戦を続ける。最新シングル『パーリーピーポーエイリアン/セブン☆ピース』が4月4日にリリース! ライブハウスツアー2016「The Seven LIVE Alien」3月26日(土)広島クラブクアトロからスタート。他にも福岡、仙台、東京、長野、高崎などを回る。全国47都道府県ツアー「RUN!アプガRUN!ダッシュ」開催中! 3月13日(日)桜坂セントラル。Zeppツアー 「The Seven PARTY LIVE Alien」6月12日(日)ゼップサッポロからスタート。

(取材・文/篠本634[short cut] 撮影/武田敏将 協力/六本木『ボディプラントラボ』