モデルでタレントのダレノガレ明美と俳優の加藤諒(りょう)が8日、映画「二ツ星の料理人」(ジョン・ウェルズ監督、11日公開)のPRイベントに登壇した。
映画はパリの一流レストランを追い出された2つ星レストランのシェフが、友人のレストランに転がり込んで3つ星獲得を目指すという内容。「大切な人とも観てほしいんですけど、同僚や先輩とかとも観て、一緒に仕事をしていく中での絆を深めていってほしい」(ダレノガレ)という、職人の世界を描いたストーリーだ。
この日、初めてのPRイベントで緊張しているという加藤に対し、登場から「イベントでお馴染みのダレノガレ明美です」と余裕たっぷりに自己紹介するダレノガレ。いつもながらのサービス精神旺盛で、最初から取材陣を笑わせ、和やかな雰囲気に。
イベントでは、作中に出るケーキ作りにもチャレンジ。バタークリームを混ぜる時には、テーブルに置かれたボウルを抱え「(海外ドラマって)こういう感じだよね。で、(指に付いたクリームを)こう舐(な)めるみたいな」と加藤とはしゃいだり、完成したケーキを取材記者に食べさせるなど自由な振る舞いで、やはりイベント慣れしていることを証明した。
さらに、元々、料理好きで「自炊するので、スンドゥブとかケーキも作ったりする」というダレノガレだが、そのケーキの出来栄えには指導していた料理学校ル・コルドン・ブルーのシェフから「上手。入学パンフレットを用意していたけど全然必要ないね」というお墨付きも。そんなお褒(ほ)めまでいただいたこともあり、満面の笑みでイベントを完璧にこなした。
しかし、“まさかの展開”になったのはその後の囲み取材だ。
「もう私、今のでパァ~と飛びました」
イベント中に最近は手料理を振る舞う相手がいないと言っていたが、記者からの「本当ですか?」という問いに「そうですね」と言いつつ、なぜか笑顔。「男性のお友達に作ってあげたいですね」と強調したが、直後に記者から週刊誌での熱愛スクープ報道を振られると、手で顔を隠し、地団駄を踏むポーズでリアクション。照れ隠しもあるのか、慌てた様子で、隣の加藤に「撮られたの」と苦笑いで報告。
報道については「一般の方です」「2年前からお友達」とハキハキと答えていたものの、この時点でどこまで報道されていたか本人も知らず、詳細に触れられると「そこまで書いてあるんだ。逆に教えてもらっていいですか?」と逆質問する展開に…。
映画のPRで囲み取材を終える際にも、「もう私、今のでパァ~と飛びました。(不倫報道をスクープされたファンキー加藤について聞かれると予想して)うちら、ずっとなんてコメントしようかって考えてたんですよ。あっ! 自爆しちゃダメだ! これも書かれるから」
と、過去のインタビューでは熱愛発覚に「いいですね」とノリ気な発言もあったが、実際に自身がツッコまれると、冷静ではいられなかったようで。これまで様々なイベントに登壇し、囲み取材の経験も豊富な彼女だが、想定外な状況に普通の女のコの一面も垣間見られた。
(取材・文/鯨井隆正)