新たなセンターが決まったつりビット。左から安藤、聞間、長谷川、竹内、小西 新たなセンターが決まったつりビット。左から安藤、聞間、長谷川、竹内、小西

歌やダンスだけでなく、釣りもするアイドル・つりビットが18日、「つりビット 釣りセンター決定杯2016~筆記試験編~ 放課後はミニライブ♪」をTOKYO CULTURE CULTUREで開催した。

つりビットは毎年、「とと(魚)の日」である10月10日に配信シングルをリリース。そのセンターを決めるため、実釣試験、普段の釣り活動、そして釣りや魚の知識を競う筆記試験の総合ポイントを争っている。

これまで、2013年「FISH ISLAND」で竹内夏紀、2014年「Go! Go!! Fishing」では安藤咲桜(さくら)、そして昨年の2015年「ニガシタサカナハオオキイゾ」は長谷川瑞(みずき)がセンターに。普段、センターを務める聞間彩(ききま・あや)と、小西杏優(あゆ)は獲得していない。

今回のライブでは、その筆記試験を実施。集まったファンの前で実際にペーパーテストを受ける形となったが、試験中の約20分間は全員無言。真剣に解いている最中ということで、声援も特になし。解答用紙に向かう各メンバーをファン全員で見守るという異様な光景となった。

 これまでよりも難しかったペーパーテストに長谷川が真っ先に降参 これまでよりも難しかったペーパーテストに長谷川が真っ先に降参

ようやくペーパーテストが終わり、それぞれのメンバーが難しかったと振り返り、不安だと嘆く中、聞間は「勉強したところがまったく出なかったので、全問不正解でもしょうがないな」とまさかの開き直り。

確かに問題は「1mを超えるシマアジの老成魚の呼び方」や「たたき釣り」の説明、一級小型船舶の免許取得年齢など、釣りをしない人はもちろん、たまに趣味でやるような人でも難しいレベルだそう。

 ペーパーテスト以外に魚の名前当てテストなども。ただ赤いヤガラに対して「アカ○○」と全員答えて不正解 ペーパーテスト以外に魚の名前当てテストなども。ただ赤いヤガラに対して「アカ○○」と全員答えて不正解

それでもトップの小西は55点満点中31点、2位の長谷川と3位の竹内は20点後半と、それなりに正解し、釣りアイドルとしての面目を保つ結果に。そして0点予測をした聞間は9点と0点は回避できたが、サーベルフィッシュの和名(太刀魚)を「ギャアギャア」と答えたり、免許取得年齢を「満1歳以上」にしたりとボケ解答だらけで、答えが発表されるたびに会場から笑いが漏れた。

一方、16点と中途半端な結果だった安藤は、違った形で際立つことに。採点には反映されない「あなたにとって釣りセンターとは?」という問いに対し、周囲が「今年一番運がある人」(長谷川)、「真ん中に立つ人」(小西)、「わーい(似顔絵)」(聞間)とボケる中、「自分の実力とか努力を認めてくれる大切な存在です。~~」と120字にも及ぶ熱い思いを書き連ね、ファンから大喝采。

センターなのに「釣りなんて運じゃん!」

さらにこの日はペーパーテストの他、魚の名前当てテストと実食テストを行ない、最終的に今回のセンターは2回連続となる長谷川に決定! イベント終了後、それぞれのメンバーに今回の反省と今後の意気込みを聞いてみた。

聞間「もうテストを見た瞬間、ホントにわかんなくて『なんですか、これ?』って。勉強はしていたんですけど、右から左に通っちゃって。まあ自分なりに頑張ったんですけどね。でも、もうちょっとだったんですよ! あと1点でふた桁だったのに! 選択問題を頑張ればよかったです。来年までに覚えながらもっと頑張って、勘を鋭くします。次回の目標は50点以上です!」

安藤「中間発表で5位だったので、『これは頑張らないと!』って結構強く意気込んでたんですけど、悔しいですね。『釣りセンター』の問題は、もしかしたら心に響いたから10点プラスとかあると思って書いたのに。全くなかったですね。私だけ真面目に書いちゃったので、つまんない人かなって心配。実釣のほうは、私の邪心が伝わって寄ってこなかったのかも(笑)」

小西「1個、選択問題やり忘れちゃって、ちゃんと見ればよかった。見直しも大事だなと、じっくり見たのになんで忘れちゃったんですかね。たぶんわかんなくて飛ばして、そのままにしちゃった。でも筆記は去年もいい感じの点数だったので、来年もこのまま頑張れればなと思います。あとは実釣ですよね。ずっと同じ場所で釣ってて、たぶんそれがよくなかったんで、それを反省してもっと動きます」

竹内「中間発表も筆記も3位でちょっとあんまり納得できていないですね。もう今日から次のセンターに向けて頑張ります。とりあえず魚と仲良くなるために金魚とか飼おうかな。魚とは食べるくらいしか交流がないので…。小学生の頃、動物を大切にするっていうので、絶対いつも「頑張りましょう」だったんですよ。ちょっと壁を作っちゃってるところがダメで1位になれないのかもと思って」

長谷川「前回のセンターの時は私とさく(安藤)以外の3人が実釣で風邪引いちゃって、実力が関係なくなっちゃったんですよ。でも今回はちゃんと自分の力で取れたからよかったかなと思います。でも、釣りって運ですよね、最初の場所選びから運(笑)。筆記は狙ってた問題は出なかったけど、新しい知識も身に付きました!」

つりビット 「いつか世界を釣り上げます」をキャッチコピーに釣りとアイドルを両立するアイドル。2013年にデビュー。22日(木)には「櫻井・有吉THE夜会」(TBS)に出演。10月7日(金)からはレギュラー番組「つりビットとこうかん日記」(スペースシャワーTVプラス)がスタート。詳しくは公式HPまたはTwitterにて http://tsuribit.com/ 【@tsuri_bit】 (取材・文/鯨井隆正)