彼が2017年の恋愛リーダー“芸人くじら”だ! 彼が2017年の恋愛リーダー“芸人くじら”だ!

今、ツイッターを中心に恋愛相談者に“心に響く恋愛の言葉”をリプライし、話題となっている芸人・くじら(41歳)。

『アメトーーク』(テレビ朝日系)に出演以降、“恋愛マスター”として周知されつつあるが、本人のルックスは…。しかし、そこまで名を馳せるからには、恋愛戦歴もすごいに違いない!ってことで、いかにして“恋愛マスター”の肩書きを名乗れるまでになったのか探ってみた!

 ―そもそも、なぜ恋愛相談を受けるようになったんですか?

くじら ずっとやってるんですよ。男同士でも永遠に喋っていられるほど恋愛話が好きなんですよ。恋愛は”生きる”ことに通じるというか。お笑いやってますけど、ネタを考えているより恋愛のことを考えていることが多いというか。

―…ダメじゃん! でも、今は仕事に繋がってますからねぇ。

くじら この見た目で恋愛のことを話していると、お客さんはクスクス笑うし、スタッフもニヤニヤしますよね。

―ギャップがありますからね~(苦笑)。自分のルックスをどう思ってるんですか?

くじら ブサイクと言われても、それを卑下する気持ちはありませんよ。イケメンやブサイクって他人の評価じゃないですか。自分でもカッコイイとは思いませんが、「流行の顔じゃない」という程度の感じ方ですかね。

―平安時代だったらイケメンだったかも、とか!? 超ポジティブぅ~!

くじら そりゃ、恋愛をするには不利ですよ。最初は顔を見て判断する人は多いわけですから。だったら手数を多くすればいいだけの話で。

―手数というと、スグに告白しちゃうとか?

くじら 気になったら、すぐに「気になった」と言いますね。大体、女のコは僕が言うと思わないんですよ。ビジュアルに自信がなさそうだから、奥手だろうと。だから、「どう?」と言うと、美人ほど価値観が揺れる(笑)。

美人は遺伝子的にキレイな人を求めてないんですよ!

―芸能界の女子、くじらさんから全力で逃げてー!

くじら それにキレイな人は自分がキレイな顔をしているから、遺伝子的にキレイな人を求めてないんですよ。美男美女のカップルっていないでしょ。

―いるよ!

くじら 多くはないでしょ。

―確かに、美女と野獣カップルのほうが多い気もしますけど。ただ、相手が美人かどうかは別として、恋愛で”数打ちゃ当たる”という戦法を実践するのは難易度が高いような。

くじら それは「どんなふうに話しかければいいのか」と、自分の思いを隠そうとするから難しくなるだけで。

―でも、それが人間ってものでは!? それだけ躊躇(ちゅうちょ)なく手数を打てるということは、彼女も途切れずいた?

くじら 20歳から彼女がいますね。

―21年間、彼女がずっといるのはスゴいですけど、スタートの年齢は意外と遅いですね。

くじら その彼女と結婚をして。

―もしかして、ファーストキスもチェリーも捧げたり!?

くじら ですね。初めて付き合った女性でした。それで17、8年付き合って、結婚して2年で離婚したんです。

―長い春すぎたか~。ところで、原因は?

くじら 僕の浮気です。

―なんだよ、恋愛マスター! ガックリだよ、浮気とか。浮気がバレた時は奥さんにどう対処したんですか?

くじら バレたら言い訳はしないでしょ(苦笑)。

返事は真剣に、すごく考えて書いています・・・

―怒りに特化するだけですしね。謝罪ファースト!

くじら あの時はシドロモドロでしたよ…。

―でも、浮気が原因ってことは、付き合っていた期間にもフラフラと他で恋の経験を積んできたわけですか?

くじら そういうわけではないです。別れたり、元サヤに収まったりして付き合って。別れている期間には他の女性と付き合ったり、今だから言えますけどふた股もありました。…なんですけど、女好きやナンパ師的なノリでわかったことを話しているんじゃないんです。

長い間、ひとりの女性と付き合ってきたことで、僕が思ったことや感じたこと、わかったことを話しているんですよ。数多くの女性と付き合ってきた体験談による話じゃありません。

―”長い間”って、やっぱ重要なんですか?

くじら ひとりずつ1年間付き合うより、パワーが必要だと思いますよ。相手のいろんなことを受け入れないとダメですし、忍耐力も必要になってきますしね。

―かもね~。で、そんな恋愛マスターの離婚後の恋愛事情とは?

くじら 彼女はいますよ。嫉妬深いので、それで彼女が不安を抱えて…学びましたね。

―その学びが、またツイッターの恋愛相談に活かされるわけですね。

くじら そうですね。文字数が限られているツイッターの返事は真剣にすごく考えて書いています。反響があるのは嬉しいし、僕自身考えることが好きなので楽しんでやっていますよ。

●というわけで、第2回では結婚適齢期だけど運命の相手に出会えないのが悩みの手島優&小林恵美が、くじらに恋愛相談してみた! 

(取材・文/渡辺しかし 撮影/松井秀樹)

くじら 1975年4月12日生まれ。東京都出身。ビリヤードやダーツ、バスプロの有名選手らのマニアックなモノマネを得意とするものまねタレント。Twitter@Quddilaの【くじらの恋愛相談】が「的確すぎる」と注目を浴びている。