グラビアアイドル黄金期と呼ばれる、2000年代前半にデビュ―し、今なお現役で活躍するふたりのレジェンド・熊田曜子と磯山さやかの対談が、『週刊プレイボーイ グラビアスペシャル増刊 NEW YEAR 2017』(12月26日発売)で実現!
2トップのふたりに、グラビア愛や週プレの思い出などを語ってもらった!
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―おふたりは、熊田さんが2001年、磯山さんが2000年とほぼ同時期のデビュー。昔から仲もすごくいいそうですね。
熊田 よくご飯に行きますよ。
磯山 デビュー直後、ある企画で1週間ハワイで一緒だったんですよ。同世代の女子がそばにいるのがうれしくて、すぐ仲良くなりましたね。
―2000年代初期はグラビア黄金期といわれますけど、どんな感じだったんですか?
熊田 それまではグラビアって女優やタレントへのステップ的な位置づけで。でも私たちの頃から、グラビアを本業としてやる人が急に増えたんですよね。
磯山 当時は雑誌も多かったし写真集もDVDも売れてたし。業界に活気があったからみんな派手にやってましたね。
―おふたりと同時期に活躍したのは小倉優子さん、MEGUMIさん、ほしのあきさん、若槻千夏さん、井上和香さんら、錚々(そうそう)たる面々! 当時は撮影も贅沢だったと聞きます。海外ロケも多かったのでは?
熊田 撮影前に行きたい場所を聞かれるんですよ。それでバリとかグアムとか、イタリアにも行きました。特にグアムはコーディネーターさんに年間で一番多く来たって言われました。途中からは撮影はもう都内で十分って本気で思ってましたもん!
磯山 私もグアムとサイパンにはよく行きました。食事も予算を気にしないでいいよって、なんでも食べさせてもらいました。
熊田 覚えてる? 最初のハワイのとき、エルメスのバッグを買ってもらったよね。私はえんじ色で、いそっちは紺色で。
磯山 あった! スタッフさんとお店に行って好きなの選んでいいよって言われたけど、自分では選べなくて。そうしたらこれにしたらって渡されたの。
熊田 驚いたよね。グラビアってなんて素晴らしい世界なんだって。でもそんなことはそれっきりでしたけど!(笑)
ニップレスを貼らせてもらえなかった!?
■ニップレスなしでセクシーショット!
―ちなみにおふたりは週プレの最初のロケは覚えてますか?
磯山 私は中村昇さんってベテランのカメラマンさんに撮ってもらったんですけど「笑わないでいいから」って言われたのを覚えてますね。それまでキャピキャピの撮影ばかりだったから戸惑っちゃって。
―すごく素朴な写真ですね。
磯山 髪も染めてないし、今よりポッチャリしてたから、高校生みたいに見えるかも(笑)。
熊田 私はもともとグラビアをやりたくて芸能界に入ったので絶対に週プレに出たくて。ポージングを研究したりとかすごく勉強しましたね。
―かなりセクシーですね。
熊田 自分の中の大人っぽい雰囲気を引き出してくれて。黒とかレースがついたものとか、刺激的な衣装を着させてくれました。それはその後の自分のカラーにもなっていきましたね。
―週プレでほかに印象に残ってる撮影はあります?
磯山 中村昇さんの撮影のときはニップレスを貼らせてもらえなかったことは覚えてます。
―えっ! 大丈夫だったの?
磯山 いや抵抗あるし、困りましたけどね。でも恥ずかしい気持ちは恥ずかしいままでいい、自然な姿を撮りたいって言ってくださって。週プレって表面のかわいさじゃなくありのままを撮ってくれるんだなって逆に気合いが入りましたね。
熊田 私は初めて表紙を飾らせてもらったときの撮影。表紙だから露出も多めにってことで背中をガッと丸出しにしたんですけど、当時はそれがかなり大胆で。
―背中を見せるのがですか?
熊田 今からは考えられないですけどね(笑)。でもそれまで出したことがないからドキドキしちゃって。反響がなければ、今後この露出が普通になるなって危機感がありました。言い換えれば、挑戦の場を週プレさんは与えてくれたんですよね。
★後編⇒熊田曜子と磯山さやかが語るグラビアのリアル「ファンタジーの世界の住人でいるのは水着の時だけ(笑)」
●熊田曜子(くまだ・ようこ) 1982年5月13日生まれ 岐阜県出身 身長164cm B92 W56 H84 ○2001年デビュー。見事なくびれとHカップバスト、母性を武器に活躍中! Instagram【@kumadayoko】
●磯山(いそやま)さやか 1983年10月23日生まれ 茨城県出身 身長155cm B88 W60 H86 ○2000年デビュー。「磯山さやかの旬刊!」(テレビ朝日系)ほかで活躍中。公式ブログ【http://ameblo.jp/sayaka-isoyama】
★『週刊プレイボーイ グラビアスペシャル増刊 NEW YEAR 2017』(12月26日発売)より
(取材・文/大野智己 撮影/武田将敏)