『週刊プレイボーイ』14号で表紙&袋とじに登場した杉原杏璃

抱きたいグラドルNo.1として知られる杉原杏璃(34)が『週刊プレイボーイ』14号で表紙&袋とじに登場。「杉原杏璃・極」と題された大胆な姿を披露している。

今回は地方のホテルを舞台に撮影。袋とじ8ページの中にはほぼヌードに近い姿も収められ、長年グラビアで美しく磨かれた成熟の肉体を艶(なまめ)かしい表情とともに見せつけている。

普段は白やピンクの衣装を纏い、明るい雰囲気で撮影されることの多い彼女だけにここまで激しいグラビアは極めて稀(まれ)。はたして一体、彼女の中にどんな心境の変化があったのか?

そこで彼女を直撃。その撮影の裏話から昨年末にはグラビア引退を匂わせる報道で驚かせた真意について前回記事「正直に言えば、心の中で揺れていたんです」では迫った。

そして今回、3月18日から実体験を基に綴(つづ)った自伝的映画『…and LOVE』も公開中ということで、自らの経験を基にグラビア界の裏側を生々しく描き、ファンを騒がせている、その作品にまつわる思いとエピソードを聞いた。

―映画は杉原さん演じるグラビアアイドルがトップになるまでを描いていますけど。デビュー時、編集部に行って「ウリがない」と言われてヘコんだり、グループ形式の握手会でファンにそっぽを向かれたり、TVのプロデューサーに枕営業を迫られたり…と、いろんなエピソードが詰められています。これ、どこまでが本当なんですか?

杉原 70%は本当ですね。完全なノンフィクションではないものの、グラビアアイドルなら思い当たることばかりです。

―特に生々しかったのが、複数のアイドルからいじめに遇うシーン。撮影の現場で嫌味を言われたり、着ようと思ってた水着を私が着るって取り上げられたり。ああいうことはあるものなんですか?

杉原 イジメというか洗礼を受けた感じで…。特に私がデビューした2000年代半ば頃はまだ業界全体、活気があって、みんなギラギラしてましたからね。

―「周りは敵だ!」みたいな。

杉原 そうそう。特に私はグラビアを本格的に始めたのが24歳と遅かったのでからかいやすかったのかもしれませんね。

―若くもないくせに!とか。

杉原 そう。しかも私、人見知りであまり喋らないから、無愛想にも見えたようだし。マンガ誌の忘年会に行って、グラビアアイドルがたくさんいるのに私だけ声かけられなかったり、逆に挨拶がないって怒られたり。何人かと撮る時は一番地味な水着を渡されたこともありました…。今のグラビア界は基本的にみんな仲いいですけどね。

撮影前はご飯も喉を通らなかった

主演映画「...and-LOVE」より

―あと印象的だったのがラブシーン。中でも目隠しをしながら肌の上に氷を滑らせる場面がありましたが、あれも実体験(笑)?

杉原 あははは。あれはまぁ願望というか。DVDで目隠しはたまにやりますけど、あそこまで大胆にやられたことはなくて。でもすごく楽しかったです。今度本当にやってみようかな(笑)。

―撮影のキスシーンではかなり緊張したとか。

杉原 そうですね。初めてだし、撮影前はご飯も喉を通らないし。

―そんな、10代じゃないんだから!

杉原 いや、相手がいることだからいろんなことが気になっちゃって。何度も歯磨きして、ずっとフリスクを口に入れてました。もう20代の頃みたく勢いじゃできませんよ(笑)。

―かなりの熱演です。そういえば、これも意外でしたけど、これまで女優業をやってないんですね。グラビアアイドルって、何かしら女優的なことをやるものじゃないですか。

杉原 私、10代の時、常盤貴子さんと松雪泰子さんに憧れて、この業界に入ったんですよ。最初の事務所ではずっと演技レッスンを受けてました。でも勝手に理由付けしちゃって。だから何度かお話はいただきましたけどお断りしていたんです。ずっと逃げていたというか。今回の映画は、もう一度挑戦してみたいっていうのもあったんですよね。

―言うなれば、自分の集大成として、過去にも決着をつけたかったと。

杉原 そうですね。女優をやりたくてこの世界に入ったわけですから。そしてそれは今でも夢のひとつでもあります。

★後編⇒グラビア引退報道で驚かせた杉原杏璃が涙した日々。業界屈指の「ダメンズ」好きに不安も?

杉原杏璃のグラビアは『週刊プレイボーイ』14号(3月18日[土]発売)に掲載!

(取材・文/大野智己、撮影/小塚毅之、取材撮影/井上太郎 (C)2016「...and LOVE」製作委員会 (C)杉原杏璃/双葉社)

主演映画「...and-LOVE」より

■杉原杏璃(SUGIHARA ANRI)1982年6月12日生まれ 広島県出身 身長157㎝ B89 W56 H80 血液型=A型 趣味=戦国マンガ、株式投資 ○初主演映画『…and LOVE』が3月18日(土)よりレイトショー公開、他劇場順次公開。映画の原作小説『……and LOVE』(双葉社)好評発売中。原作を描いたWEBコミック『…and LOVE~グラビアアイドルになる方法。』も小学館eコミックストアで配信中。TOKYO MX『テリー伊藤の(金)ライダー8』(毎週月曜20:00~)にレギュラーMCとして、『ニュース女子』(毎週月曜22:00~)にも出演中。詳細は公式ブログにて【http://ameblo.jp/sugihara-anri/

■映画『…and LOVE』杉原杏璃がグラビア界の裏側などを描いた自伝的小説を自身の主演により映画化。共演:鈴木勤、肘井美佳、鈴木貴之、古坂大魔王ほか(シネ・リーブル池袋にてレイトショー公開中。全国順次ロードショー)