小説家やニュース番組のコメンテーターなど幅広い活躍を続ける紗倉まなが『週刊プレイボーイ』本誌で連載中のコラム『白目むいちゃいました。』。
今回は、週プレNEWSでも配信した落合陽一さんの講義に参加したエピソードを語ってくれた。
■えろ屋は何を語った?
“現代の魔法使い”こと筑波大学准教授・学長補佐の落合陽一さんの講義にお邪魔させていただきました。これまで参加した大学のトークイベントでは、「キス我慢選手権」とか「恋愛と性について語り合おう」といった内容ばかりでしたが、今回の参加形態は「コンテンツ応用論2017」というガチ講義の特別講師という立場。果たして、えろ屋に何を語れるのか…。
ド緊張するなか、講義がスタート。前半40分ほどは私がぼそぼそ話し、後半の1時間半は落合さんと対談という形式でした。まさかひたすらAVの話をするわけにはいかないので(結構、話してしまいましたが…)、ざっくりと“クリエイターとしての動き方”というテーマを軸にお話しさせていただきました。
落合さんの講義が面白いのは、至る所にちりばめられた“落合流”の講義システムを参加者全員が確実に共有しているところでした。
自身のツイッターで「#コンテンツ応用論2017」をつけて30ツイートすれば出席扱いとか、講義を受けている最中もパソコンやスマホでツイッターなどを使いながら講義を聴いたり(それがおのおのの“ノート”になっているとか)など、そのすべてが斬新で最新。
実際、講義が終わった後にハッシュタグを追ってみたところ、私の話した内容が全部レジュメとしてわかるようになっていて、あれだけとっ散らかして話した内容が見事にまとめられていたのです。
最後帰ろうとしたところ…
■旧友と衝撃の再会!
私の仕事を見ても、ツイッターはかなりの割合で大事な要素になってきているわけで(書き物仕事の取っかかりになったりしています)、その活用方法は、利用する側によっていかようにも変わってくるのだなと講義を終えて改めて思いました。
ツイッターのつぶやきから世論を感じたり、ニューストピックスを確認するのはもちろん、何かの告知にも自分を宣伝するツールとして利用して仕事を得る人もいるし、こうして授業の出欠に使われることだってある。
ファボやリツイートといった数値化されるものだけではなく、拡散力のある媒体を介することで得られるものというのは、目に見えて増えてきていることも多いんじゃないかな…なんてことをしみじみと考えてみたり。講師という立場でしたが、私も教わることがものすごく多かったと思います。
で、最後帰ろうとしたところ、「あの…」と引き留められ、ふり向くとかわいい女性がそこに立っていた。小学校時代の友人だったのだけれど、あまりにも大人になった彼女をひと目見たとき、誰なのかまったく思い出せず…。
「昔、リレーのとき、どっちが選手になるか競い合った」と具体的に言われてようやく、「あ、休み時間にひたすらケイドロし合っていたAちゃん!?」と一致したのだった。このような形で旧友と会うとは(白目)。
旧友との引き合わせは、衝撃のサプライズでしたが、授業を受ける側と授業をする側の景色の違いを味わわせてもらえただけでも、落合さんに本当に感謝です。ありがとうございました!
●紗倉まな 1993年3月23日生まれ、千葉県出身。 身長160cm、B89 W58 H89。『紗倉まなのマジックミラーナイト』(文化放送、毎週土曜28時~)、『TENGA茶屋』(FM大阪、毎週土曜25時30分~)、『AbemaPrime』(AbemaTV、毎週月曜~金曜21時~)の金曜日のレギュラーとして出演中。長編小説『凹凸』(KADOKAWA)発売中。同名小説が映画化された作品『最低。』は全国順次公開中! 公式Twitter【@sakuramanaTeee】