プレイボーイといわれた当時を振り返るDA PUMPのISSA

「DA PUMPってまだいたの?」

「メンバー増えてる、てか変わりすぎ」

そんなふうに思った人も少なくないでしょうが、とにもかくにもDA PUMP、再ブレイク中ッッ!!

そこでリーダー兼ボーカル、そして唯一のオリジナルメンバーであるISSAさんに週刊プレイボーイが、前編記事に続き直撃した!

* * *

DA PUMPは"男の敵"だった。彼らと同年代のアラフォー男性ならば、世の女性たちからキャーキャー騒がれた"平成のプレイボーイ"ISSA(あえて呼び捨て)は、羨望(せんぼう)交じりで特に憎たらしくてしょうがない存在だったはず。

しかし時は流れ、DA PUMPの名をあまり耳にしなくなる。メンバーはいつの間にか4人から7人に増えているが、オリジナルメンバーはなんとISSAのみ。

長らく続いた低迷期。

そして今、再び脚光を浴びている。ダサいと話題の新曲で、昔と変わらぬ歌唱力を、昔と変わらぬキレキレのダンスを全力で見せつけているのだ。なんか...同年代の男としてがぜん応援したいぞ!

■ガチ・プレイボーイ。あの当時の真実!

―ところでわれわれは『週刊プレイボーイ』という雑誌なので、ISSAさんのプレイボーイぶりにも当然、触れなければいけないのですが...やはり、モテモテですか?

ISSA いや、全然ですよ。

―いやいやいや! モテてましたよね!?

ISSA まぁ若い頃はイケイケだったんで...いろんなことがありましたけど(笑)。モテてたっていうか、調子に乗ってたのは間違いないかな(苦笑)。あとは、まぁ、自分ではわからないですけど、みんなに「優しいよね」とはよく言われます。

―沖縄男子って女性に対してのコミュ力が高いイメージありますもんね。

ISSA そんなことないですよ。僕はもともと人見知りがすごかったんで。

―ISSAさんが20歳前後のDA PUMPのMVを見る限り、ハンパないウェ~イ感で、とても人見知りには見えませんでしたが?

ISSA あれは仕事だからって、無理やりやっていた部分があるんで(笑)。パーティチューン的な曲が多かったんで、元気で明るいってイメージを半分演じてたんですよ。そうはいっても20代は、まぁイケイケはイケイケでしたけど(笑)。

―世のアラフォー男性は、仕事では自分の伸びしろを悟ったり、モテ自体を諦めたりしている人が多いと思いますが、それに比べてISSAさんの"現役感"はがぜん健在のように見えます。

ISSA 僕は今年で40歳になりますけど、男は40からだって思うんですよ。30代までで人生経験を積み重ねて、それを40代からあらためて"男"としてやっていくというか。だから、むしろここからでしょって。

僕個人のことを言えば、この年まで歌って踊ってって自分の好きなことをずっとやってこれた。それで、これからパフォーマンスのクオリティをどう保つかっていう部分に現実的に直面してるんですけど、だからこれからあと10年、自分が納得いくパフォーマンスができれば、人生ボロ儲けだなって思ってます。ずっと好きなことができるのって、いい人生だったんだなって絶対に思えるから、できる限りやり続けたい。

―『U.S.A.』の大ヒットで、今年の『紅白歌合戦』出場も見えてきたのでは?

ISSA そうなればうれしいですけど、決めるのは僕らじゃないですからね。でも今の僕以外のメンバーは経験していない舞台だし、こういう仕事をしていたら一度はあの場所に行きたいって気持ちは、みんな持ってると思います。行けたらいいですね。

―大晦日の夜、日本中に『U.S.A.』が鳴り響くこと、われわれも期待しています!

●ISSA(イッサ
1978年生まれ、沖縄県出身。97年にDA PUMPでデビューし、98年から5年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場。一方、DA PUMPは06年からオリジナルメンバーの脱退が相次ぐ。ISSA以外の現メンバーは09年加入