近い将来、女優やモデルといった分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべく、週プレNEWS&週プレモバイル連載『微熱少女』がスタート。

毎週月曜日に、週刊プレイボーイが注目した美少女が登場するこの連載では、撮りおろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。

第6回目は、「メギド72(スマホゲーム)」や「ナロンエース」といったCMのほか、ドラマや映画、ミュージックビデオなどにも続々と起用され、女優として注目度急上昇中の桃果ちゃんが登場!

女優を志すに至った経緯を聞いたインタビュー前編に続き、後編では「褒められなきゃやってらんない」という意外な性格や、役者としての目標について語ってもらった。

――ここまで順調に女優としての道を歩んでいるようですけど、挫折したことはないんですか?

桃果 うーん、自分に自信がないんですよ。テレビに出ても、こんな私が出ていいのかと思っちゃうことも多くて。基本的に自分自身が嫌いなんです。

――そんなネガティブな面もあったんですね。

桃果 それで悩むこともありましたし、オーディションで落ちると、当たり前とわかってても、落ち込んじゃうし。でも、最近は褒めてもらえることが増えて、ちょっとずつ自信がつくようになってきました。

挫けそうになったときも、信頼できる大人の方々が「まわりは見ないでいいんだよ」「自分は自分だよ」みたいに言ってくださって。それで自分のことが好きじゃなくても、自分のことを好きでいてくれる人はいるんだと思って、がんばってます。

――自分のどこが、そんなに嫌なんですか?

桃果 まわりがよく見えちゃうっていうのもあるんですけど、そもそも自分の顔もタイプではないし。お芝居するときも「うまくできてたかな?」とか、CMに出ても「大丈夫だったかな?」とか、自分を客観視できないというか。やっぱり自分のことだと、よくは見えないんですよ。

――なんとなくわかります。

桃果 だから自信がなくなったときは、仲のいい友達に自分が出た作品を見てもらって、褒めてもらうんです(笑)。「これ何がダメ?」とか聞くと、「いいじゃん」って言ってくれて。それがないと、どんどん落ちていっちゃうので。

――褒められて伸びるタイプなんですか?

桃果 そうですね。褒められなきゃやってらんないです(笑)。

――有名になると理不尽に叩く人もいると思うので、ちょっと心配です。

桃果 叩かれるのは大丈夫な気がします。叩かれた分、褒めてもらえれば(笑)。

――強いんだか弱いんだかわからないですね(笑)。今はCMなどに続々と起用されてますけど、オーディションに通るようになってきたのは、何が変わったからなんですか?

桃果 以前はまわりが堂々としていると、それに押しつぶされちゃってたんですよ。でも、最近はオーディションっていうことを考えずに自然体で部屋に入って、審査員の方も仲間だと思って入るようにしたら、オーディションも楽しくなったんです。まわりにも流されなくなって、落ち着いて臨めるようになりました。

――これから演技をやっていくなかで、自分の強みはどういうところだと思いますか?

桃果 笑顔かなと思ってます。昔から「幸せそうな笑顔をするね」って言われることが多いので。まぁ、確かに幸せなので(笑)。

――目標とする役者さんはいますか?

桃果 もともと憧れとかなかったんですけど、石原さとみさんの出てるドラマは全部見たくなりますし、お芝居とか、メイクとか、いろいろマネしたくなるので、「これは憧れてるんだな」って最近になって気づきました(笑)。

お芝居のなかだと、こんな動きしちゃダメかなとか、けっこう考えちゃうんですけど、石原さとみさんはセリフはもちろん、動きも自然に見えるんです。どこが台本で、どこがアドリブなのか、全然わからなくて。本当にすごいなと思います。

――いままでに影響を受けた映画やドラマはありますか?

桃果 『名前をなくした女神』というドラマが好きで。ママ友同士の人間関係が描かれたお話なんですけど、とにかく黒いんですよ。でも、その黒かった分、最後はすごい感動するんです。それが本当におもしろくて。

――素直で天真爛漫なイメージを勝手に持っていたんですけど、ドロドロした話も好きなんですね。

桃果 好きですね(笑)。ハラハラドキドキする感じが好きです。

――これからやってみたい役は?

桃果 コメディーはやってみたいですね。おもしろいのが好きなので。あとは普段の自分とはかけ離れた役とか。いろいろ挑戦したいので、やったことがない役をやりたいです。

――いま高校3年生ですけど、進路は?

桃果 進学はしないつもりです。高校が芸能学校だったんですけど、そこに入った時点で、これ一本でやろうと決めていたので。


――そうすると卒業したら、だいぶ生活の環境も変わりますよね?

桃果 いままではテストのときとか、両立が大変でした。どっちも手を抜きたくないタイプなので、これもやらないと、あれもやらないとっていうのがすごいあったんです。勉強がなくなる分、時間ができると思うんですけど、夏休みとかの区切りもなくなるし、学校に行くこともなくなるから、ダラダラしちゃいそうなのが怖いです。

――その時間を演技の勉強に使って。

桃果 そうですね。学校があったときは、ドラマも忙しくて見れないとか、疲れて寝ちゃうとかが多かったので。卒業して時間に余裕ができたら、ドラマや映画をたくさん見て勉強したいです。

――今は、忙しくてなかなか無いかもしれないですけど、オフの日ができたときは何をしているんですか?

桃果 すっごい疲れているときは、とにかく寝ます(笑)。元気があるときは、メイクして、おしゃれしておでかけしたくて。パパが暇だったら「パパ行くよ」って、ショッピングモールに連れて行くんです。家族が空いてるときは、みんなでドライブに行ったり、友達と予定が合うときは、食べるのが好きなのでご飯に行ったりしますね。

――家族仲がいいんですね。それでは、最後に今後の目標を教えてください。

桃果 誰もが「あ、桃果だ」ってわかるくらいの女優さんになりたいです。主役をバンバン取りたいとかじゃなくて、主役でも脇役でも、いろんな役をこなせるようになって、ずっと演技を続けたいですね。

――ちなみに10年後の自分はどうなってると思います?

桃果 10年後かぁ......。結婚して、家族と住んでると思います。小さい頃から夢はママになることなので。

――さっきまで女優一本でがんばりますみたいな感じだったのに(笑)。

桃果 女優さんも続けるつもりですけど、結婚はしたいというか、ママになりたいんです。まずは仕事をたくさんやって、落ち着いたらママになりたいです。そして、ママになってからも女優として活躍できたら本当に幸せですね。

(スタイリング/KAN ヘアメイク/高部友見)

●桃果(ももか)
2000年8月25日生まれ 神奈川県出身 身長160cm 血液型=O型
趣味:料理、TV鑑賞 特技:水泳、ピアノ
〇「メギド72」「ナロンエース」「t-fal」など数々のCMに出演するほか、映画やテレビでも活躍中。また、ミュージシャンのMVにも多数出演している。その他の最新情報は公式Twitter【@momoka_adesso】、公式サイトにて

★桃果ちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

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