昨日のエレキコミック・やついいちろうさん選曲につづき、本日はハリウッドザコシショウさんが選んだ、２０２２年の今年、絶対に聞きたい楽曲５選を紹介！
■石野卓球『Ａｃｉｄ Ｂａｕｈａｕｓ』
『Ａｃｉｄ Bａｕｈａｕｓ』はアッパーで、テンションがとても上がる曲です。もともとテクノが大好きなので、ウォーキングしながら聴く音楽も（石野）卓球さんのＤＪリミックスだったりします。
初めて電気グルーヴライブに行った時は衝撃でしたよね。知っている曲が聴いたこともないミックスで流れてくるし、ＭＣも面白い。これって足を運んでくれた人へのサービス精神だなって。ライブを飽きさせないという点で、めちゃくちゃ影響を受けたと思います。
昔、バッファロー吾郎Ａさんから「ザコシショウとくっきー！（野性爆弾）は同じような芸風だけど、テクノとパンクロックの違いだな」と言われたことがありました。しつこく繰り返す芸風の根っこには、卓球さんの音楽があるのかもしれません。
■ＯＲＡＮＧＥ ＲＡＮＧＥ『以心電信（Ｔａｋｋｙｕ Ｉｓｈｉｎｏ Ｒｅｍｉｘ）』
原曲は知っていたけど、リミックスを聴いたときはその３倍くらい衝撃を受けました。若者らしい溌剌とした曲が、石野卓球の曲になっていたんです。いい曲がもっとよくなる、これはリミックスの力だと思うんです。もしかすると、僕自身の芸風もリミックスなのかもしれません。五木ひろしさんや福山雅治さんのモノマネだって全部そう。元ネタが強いというのが一つのポイントで、それをどう料理するかが腕の見せ所。卓球さんの魅力が詰まった一曲、ぜひ一度聴いてみてください。
■Ｅｕｒｏｍａｓｔｅｒｓ『Ｏｐｒｏｔｔｕｈ（Ｈｏｏｌｉｇａｎｓ Ｍｉｘ）』
これもがっつりと気分があがる曲です。たとえば、『ドキュメンタル』みたいな芸人同士のガチの現場の時は、やっぱり緊張します。そんな時、出番前にこの曲を聴いて気持ちを最高潮に仕上げます。普段はテンションが低い自分がどこでスイッチを入れるかといえば、やはり収録が始まる直前なんです。
若い頃はテンションがコントロールできなくて、家を出たときから興奮状態でした。でも、それだと疲れちゃいますから、収録開始ギリギリにあげるのが一番。そんなときにこの曲を聴くんです。
■篠原ともえ『クルクルミラクル』
これも卓球さんが作った曲です。最初に聴いた時は歌謡曲だと思ったけど、これもやっぱりテクノです。テンポもいいし、メロディラインも素晴らしい。そして曲調と篠原さんの声質があっているなと感じます。
最初は篠原さんのキャラが先行していたからか、あまり印象に残らなかったけど、最近聴き直して素晴らしい曲だと思いました。リリースから何年経っても卓球さんのサウンドは廃れないですよね。わかりやすく気分が上がる曲だと思います。
■電気グルーヴ『Ｓｅｔ ｙｏｕ Ｆｒｅｅ』
聴いてるだけで気分が良くなる爽やかな曲です。ファンはきっと二人の再出発をイメージしたと思います。
僕はずっと卓球さんと電気グルーヴを見てきた。ひとことでいえば大ファンです。最近はライブに関係者席で呼んでいただくことも多いのですが、本音を言わせていただくと、自分でチケットを買ってフロアで踊りたい。でも、すぐに周囲に僕だってバレるんですよね。なんでだろう。この先もライブは全部行きたいと思っています。