マジーヌ『ヒロインの証明』（撮影／桑島智輝）©2021 テレビ朝日・東映AG・東映
グラビアライター・とりと、グラジャパ！スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報～女子のためのグラビア講座』。
前回配信で２０２２年上半期の週刊プレイボーイとグラビア界について、たっぷり語り合ってもらいましたが、とりさんがどうしても言いたいことがあるらしく、番外編でお届けします！
グラビアライターのとりです。上半期のグラジャパ！を振り返るにあたって、どうしても欠かせないデジタル写真集があったので、ここにて番外編として紹介させてください。ズバリ......、マジーヌ『ヒロインの証明』です！
マジーヌとは、今年２月末まで放送されていた『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場するヒロイン。見てお分かりの通り（？）、機械生命体・キカイノイドで、表情はありません。
いやしかし、グラビアは表情が肝心。むしろ、意外性のある表情が見たいからこそ、衣装やロケーションにこだわるし、撮影に時間をかけると言っても過言ではありません。マジーヌのグラビアには、その変化がない。にもかかわらず、『ヒロインの証明』では、何となく表情が見えてくるのです。豊かなのです。不思議ですよねぇ。
バックにカラーペーパーを敷き、ストロボをたいて撮影されたパートと、ハウススタジオを舞台に自然光で撮影されたパート。本作は、大きく分けてこの２つのシチュエーションで撮影されています。ここがミソ。
まず、分かりやすくカラーバックのパートからご紹介します。ピンク、黄色、青、赤の順に、自然光パートを挟んで構成されているのですが、この背景色がマジーヌの感情を表していると読むことができます（きっと背景色にあわせてポージングも意識しているはず）。
もともとマジーヌは、占い好きで引っ込み思案な性格。ピンクのカラーバックは、そんなマジーヌの素の部分を表しているように見えますし、続く黄色のカラーバックは、"陰キャ"なマジーヌがゼンカイジャーの一員になり、仲間ができたことによって解放された"陽の部分"を表しているように見えてきます。
青色のカラーバックは、悪の組織・トジテンドとの戦いを経て得た成長、赤色のカラーバックは成長により芽生えた勇敢さ。そう読み解いていくと、一冊を通して、マジーヌの心の成長が感じられる気がするんですよね（他のカラーバックは是非、本編にて）。
この４色の豊かな感情を踏まえたうえで、今度はハウススタジオのパートを見てみましょう。
マジーヌ『ヒロインの証明』（撮影／桑島智輝）©2021 テレビ朝日・東映AG・東映
あぁっ、かわいいー！
ほかのカットと同じ顔をしているのに、甘い目をして、小さく微笑んでいる表情を感じませんか？ 正直、ちょっぴりドキドキしちゃいましたよ。
表情を読み取る要素は、目や口だけではないのかもしれない。何ならグラビアは、目に見える形以上のものを写すことができる豊かな表現なんじゃないかな。
全体を通してマジーヌのかわいさを堪能できるだけでなく、写真の何を見て、何を感じていたのかを改めて問われるグラビアだったように思います。グラジャパ！上半期の大ヒット作。無料でダウンロードできちゃうので、マジーヌをご存知ない方も、ぜひ一度ご覧いただくことをおすすめします。グラビア好きは必見ですよー！
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