グラビアライター・とりと、グラジャパ!スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。前回に続いて、菊地姫奈さんと本音でガールズトークの後編です!
■中学校は車で登校していました(笑)
とり 前回は、発売したばかりの高校生活ラスト写真集『moment』のお話を中心に女子トークさせていただいたので、今回はもう少しプライベートなお話を聞かせてください。もうすぐ高校を卒業されるわけですけど、勉強から解放されるのは、やっぱり嬉しいですか?
菊地 卒業後は演技を学びに大学へ進学するので、完全に勉強から解放されるわけじゃないんですけど。キライな科目から解放されるのは嬉しいですね。
金髪 おぉ~、進学するんですね! 偉いなぁ。
とり そのキライな科目って?
菊地 体育です。もともと高校1年生の時から大学進学を視野に入れていたので、成績を上げることにはかなり力を入れていたんです。テスト勉強で分からないことがあれば、すぐ先生に質問しに行っていました。結果的に特進クラスに選ばれたので、わりと頑張っていた方なんじゃないかなぁと、自分でも思っているほどで。
とり 優等生じゃないですか! 体育は何でキライだったんですか? 運動が苦手とか?
菊地 ......はい。ほかの教科は、勉強を頑張るほどテストの点数も良くなったし、成績も上がったんです。でも、体育だけは唯一上がらなくて。体育の成績って、知識とか勉強じゃなく、身体能力だけで評価されるので。頑張りが評価に繋がらないどころか、成績だけを見ると体育だけ真面目にやっていないみたいで、スゴくもどかしかったんですよね。
とり なるほど。確かに、身体能力には限界がありますよね。勉強みたいに、頑張った分だけ足が速くなるわけでもないですし。
金髪 とはいえ、1年生の頃から目標を立てて勉強を頑張れるのもスゴいよ。勉強自体、お好きだったんですか?
菊地 そうですね。努力がちゃんと結果として現れるのは、勉強の面白いところだと思っています。
金髪 ヒェ~、立派な回答! 素晴らしい!!
菊地 中学生の頃は全然勉強ができなくて、成績もずっと下の順位だったんです。でも、あるとき「どうにかしなきゃ」と本気でテスト勉強を頑張ってみたら、問題がスラスラ解けて、一気に成績が上がったんです。
その達成感が忘れられず繰り返し勉強を頑張るうちに、楽しいとすら感じるようになりました。卒業を控えた今はもう、さすがに頑張れないですけど(笑)。
金髪 いやぁ、機会があれば親御さんに話を聞いてみたいですね。「一体どんなふうに子育てをしたら、こんなに立派なコに育つんですか?」って。是非、参考にしたいです。
とり 金髪さん、子育てのご予定があるんですか......!?
金髪 いや、ないですけど(笑)。いつか来たる日のためにね!
菊地 私のお母さんは、スゴく優しいです。私がやりたいことは何でも自由にやらせてくれるので、実家では「疲れたー」「お腹空いたー」「動きたくないー」って、かなり勝手気ままに過ごしていました(笑)。お父さんは、結構キビシイ人なんですけど。
とり お母さんには甘えちゃう子どもだったんですね(笑)。反抗期はなかったんですか?
菊地 ありましたよ。中学1~2年生の頃、学校に行きたくない時期があって。「行ってきます!」と元気良く家を出ては、近くの公園で時間をつぶしていたんです。
バレるたびに、お母さんと言い合いになっていました。今となっては、私の将来を心配してくれていたんだなって分かるけど、当時は必死で言い返していたなぁ。
とり そうだったんですね。どうして学校に行きたくなかったんです?
菊地 今もそうなんですけど、私、環境の変化が苦手なんですよ。中学校に入学して、ガラリと環境が変わったのがストレスだったんでしょうね。
周りにうまく馴染めず、友達関係でもたくさん悩みましたし、何より、学校へ行くために大きな坂を自転車で登らなきゃいけないのがイヤでイヤでしょうがなかったんです。毎日、玄関で泣いていました(笑)。
とり 環境の変化は分かるとして、坂を登るのがイヤだった......?
菊地 子どもですよね(笑)。そんな感じだったので、中高生の頃は、学校まで親が車で送迎してくれていました。校門まで見届けたら、勝手に脱走することもないだろうって。
金髪 脱走って(笑)。
とり 菊地さんって、確か茨城の田舎の方ご出身でしたよね? 実際、他にも車で登校している同級生はいたんですか?
菊地 いましたけど、基本的にはみんな自転車でしたね。私も自転車で通えない距離じゃなかったので「姫奈ちゃんって、どうして毎日車なの?」って、よく友達に言われていました(笑)。本当、どこのお姫様だよって感じですよね。うーん、サイアク~!
■〇〇に会えたら何て言う?
金髪 姫奈ちゃんといえば、アニメ・漫画好きというオタクな一面も魅力的ですよね。最近は『うたプリ(うたの☆プリンスさまっ♪)』にハマっているんだよね?
菊地 そうです。『うたプリ』の"一ノ瀬トキヤ推し"です!
とり あれ、前に女子トークさせてもらったときは、スマホゲームの『あんスタ(あんさんぶるスターズ!!)』が好きだって言っていたような。『うたプリ』も、同じような男性アイドル育成ゲームですよね?
菊地 『うたプリ』は育成要素もあるんですが、原作は乙女ゲームなんです。アニメ化や舞台化もされていて、私は主にアニメを追っています。
金髪 『うたプリ』は、乙女ゲームの中でも歴史が長い方なんですよね。最初にゲームが発売されたのは、私が学生時代の頃だったもん。もう10年近く前ですよ。
とり へぇー、金髪さんも詳しいなぁ。それで菊地さんは、いつから『うたプリ』が好きなんです?
菊地 昨年の夏ですね。『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』という映画が公開されたタイミングで、たまたま友達に誘われて観に行ってみたら、面白くてハマっちゃったんです。
金髪 どんなところが面白かったの?
菊地 映画って、普通は物語を観ると思うんですけど、『うたプリ』の映画は、アニメーションで構成されたライブ映像なんです。
三次元のアイドルコンサートみたいに、登場からアンコールまで、いろんな楽曲を歌ってくれて、私たちはペンライトを振りながら楽しめる。しかも、アイドルなのに魔法を使ったり、空を飛んだりするんですよ。
『あんスタ』は、普通に地上でパフォーマンスをしていたので、初めて『うたプリ』を観たときは衝撃でした。正直、ちょっと困惑しちゃったほどです(笑)。
とり なるほど、ファンタジー要素が強いんですね(笑)。
菊地 そうなんです。この現実離れした感じが癖になっちゃって。公開から半年近く経った今も劇場で上映しているんですけど、確実に50回以上は観に行っていますね。
とり ......えっ、同じ映画を50回も?
菊地 はい。どこで何を言うか、セリフもだいたい覚えちゃいました(笑)。
金髪 昨年は、いろんなグラビア誌に出られていて多忙なイメージだったのに、そんなに何度も観に行く時間あったんですか!?
菊地 あのー、それがですねぇ、何で50回も劇場まで観に行っているかというと、1週間ごとに内容が変わる来場者特典があったんです。毎回、全6種類の絵柄があって、それを全部コンプリートしたいがために、繰り返し観に行っていたんです。
金髪 1週間毎日観に行けば、絵柄をコンプリート出来るんだね。
菊地 はい。ただ写真集の撮影期間は、3泊4日で沖縄に行っていたので、当然『うたプリ』を観に行けるわけもなく。そのときの来場者特典が絶対にコンプリートしたいアイテムだったので、ロケの前日に朝4時起きで映画館へ向かい、夜9時くらいまでかけて1日で6回分観ました。
とり 撮影の前日に!?
菊地 さすがに「1日で何回、同じ映像を観ているんだろう?」とは思いましたけど、6回分ちゃんと楽しめましたよ。特典も無事コンプリートできました(笑)。
とり そういえば先日、SHIBUYA TSUTAYAで写真集の発売イベントがありましたけど、1冊券、3冊券、5冊券と、それぞれ特典が違ったじゃないですか。
菊地さんのファンの方も、菊地さんに"オタ活"されているわけですけど、共感できる部分も多かったんじゃないですか?
菊地 そうそう、そうなんですよ! 普段からみなさんの"オタ活"ツイートには共感しまくりですし、今回も「もし推しの写真集が発売されたら、私は何冊買うんだろう?」って思わず考えちゃいました。
金髪 イベントでは、実際に姫奈ちゃんご本人からファンの方へ写真集を手渡しする特典もありましたよね。推しのトキヤが写真集を手渡ししてくれるとしたら、どうする? 数十秒間、お話が出来るんですよ!?
菊地 えぇーっ、どうしよう! テンパっちゃう! 「初めまして。いつも応援しています。良い写真集でした」くらいしか言えないかも。
金髪 真剣に悩んでいてかわいいなぁ(笑)。
菊地 あぁ~、本気で悩んじゃう......。きっと私のファンの方も「明日は何を話そうかな?」って、考えたうえで会いに来てくださっていたってことですよね。ありがたいです。
■菊地姫奈(Hina KIKUCHI)
2004年10月19日生まれ 茨城県出身 身長160㎝
○『ミスマガジン2020』で「ミス週刊少年マガジン」を受賞。現在はグラビアのみならず、女優としても活躍中。
公式Twitter【@k_hina_1019】
公式Instagram【@hina_k_1019】
金髪りさ
1992年生まれ、兵庫県出身。
元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。
趣味/ホラー映画鑑賞
Twitterアカウント【@sutekiend】
とり
1997年生まれ、兵庫県出身。
妄想を得意とするグラビアライター。
趣味/散歩、レコード収集
Twitterアカウント【@seikatsu_tori 】
★『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』
【週プレ プラス!】+コラムと『週プレNEWS』にて毎週土曜配信
【https://www.grajapa.shueisha.co.jp/plus】