豊富な品ぞろえや売り場の広さで競いながら、今やなんでもそろうスーパーショップになったホームセンター。
『週刊プレイボーイ』36号では話題のデジタル工房から活用術、裏技まで最新事情を徹底解剖! ホームセンターによく行く人もそうでない人も、新たな魅力を発見してほしい!
●前回記事「なぜ人気? ホームセンターの丸わかりランキング」、「ホームセンターの最先端をアイドル・℃-uteと見学してわかった女子の楽しみ方」、「ホームセンターがさらに進化! カインズ鶴ヶ島店の最新デジタル工房を見学!!」、「なんでも自作するDIY男子『ホームセンター大好き芸人』が語る5つの魅力」参照
日々の自炊や掃除、洗濯などにお役立ちの人気&アイデアグッズを取材班が一気に購入! さらに実際に試してみたので、そのリアルな使い心地や感想も参考にしてほしい!
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■キッチン部門
家で米を炊く自炊派はもちろん、冷蔵庫には飲み物しか入っていない人でも役立ちそうな商品を発見! 気になる使い勝手もリポート。
●「撥水コートで汚れがつきにくい茶碗HAJIKU」カインズ◎498円
特殊加工により、ご飯を盛ってもくっつきにくい。水洗いするとサッと落ちるのもポイント。ただプラスチック製なので、来客用には少々微妙? ひとり暮らし用なら全然アリ
●「軽量カロリー茶碗」カインズ◎348円
上の線までご飯を盛ると150g目安で約250カロリー。下の線だと100g目安で約160カロリーになる。線を入れただけでダイエット意識を高めるアイデアは素晴らしいのひと言!
●「炭酸ボトルキャップ」貝印◎615円
炭酸飲料のペットボトルに取りつけ、栓を上下に動かすことで炭酸を閉じ込めることが可能。大容量ボトルで飲みきれないときなどに重宝する。取りつけたまま注ぐことも可能
●「箸が置ける丸皿」カインズ◎198円
皿に箸を置くのはマナー違反だが、ぶっちゃけ皆やっている。その現実に着目し、堂々と商品化する思い切りの良さに拍手! もちろん、箸はとても置きやすかった
●「コーヒー 微糖」カインズ◎38円
価格に目を疑うが、味が薄いということもなく、普通においしい缶コーヒー。カインズでは30缶セットで売られていることも多いので、まとめ買いしてガブ飲みするのもオススメ
●「しょうゆキャップ」二トムズ◎133円
醤油のペットボトルにこれを取りつけるだけで、ちょっと大きな醤油さしに早変わり。ただし、醤油のペットボトルは統一規格ではないので合わない場合も
ひとり暮らしの部屋にあると嬉しいアイデアグッズ
■お部屋部門
ひとり暮らしの部屋にあるとちょっとうれしいアイデアグッズを厳選購入! これさえあれば狭い部屋でも快適度がアップ間違いなし。
●「ツールブック」カインズ◎980円
本型のケースを開けると、そこにはDIYに役立つドライバーやペンチなど12種類入り。収納時は本棚に入れておけば、見た目はおしゃれな本にしか見えません!
●「マイクロファイバーお掃除グローブ」カインズ◎298円
材質は細かいほこりなどを吸着するマイクロファイバー。グローブにすることで、タオルでは落としにくい細かい部分もしっかり取れる。値段もリーズナブルでうれしい
●「音楽が聴けるネックピロー」カインズ◎980円
スピーカーが内蔵されており、コードにスマホなどを差し込むことで音が聴ける。寝ながら音楽を聴くのはもちろん、コードを収納すれば普通のネックピローとしても使える
●「低反発TVクッション」コーナン◎2480円
うつぶせでごろ寝をしながらテレビを見るときなどに重宝するクッション。畳んだ状態で足を乗せたり、全部広げてマットレスにしたり、自由に形を変えて使える
●「トイレットシェルフ」吉川国工業所◎648円
トイレでスマホを見る際に困るのが一時的な置き場所。でもこれさえあれば、そんな不便さも即解消! これでスマホを便器に落とす悲劇もグッと減りそうだ
●「シェルフ・フック[トレス]」サワフジ◎615円
テーブルなどに取りつけるとバッグ収納が可能になるフック。収納が少ない部屋はもちろん、コンパクトなので出先に持ち出して使うのもアリ。強度もかなりあるので、重いバッグでもOK
●「キャリコG」カインズ◎780円~
異なるサイズのボックスをまたいだ積み重ねが可能な収納ケース「キャリコ」の新シリーズ。強度が確保された頑丈さが特徴で、キッチンやガレージでの収納などに威力を発揮。
商品コンセプトだけ見ると便利そうでも、実際使ってみるとどうなのか? そこで、気になる商品を使い倒し、実際の使い勝手を写真付きでガチ判定!
料理で便利そうなアイデアグッズをガチ判定!
■今回購入した3店舗。品ぞろえも様々
商品コンセプトだけ見ると便利そうでも、実際使ってみるとどうなのか? そこで、気になる商品を使い倒し、実際の使い勝手をガチ判定!
今回紹介した商品を購入したのは「カインズ」「DCMホーマック」「コーナン」。店が違えば品ぞろえもコンセプトも多種多様だった。
まず「カインズ」はなんといってもオリジナル商品の多さが特徴。その数、現在約1万3千種で、さらに年間約9千種が開発されているという。企画力も素晴らしく、商品名だけで購買意欲がかき立てられるもの多数!
「DCMホーマック」は店イチオシのアイデア商品を紹介する店頭POP「いいもの見つけた」を展開。今回紹介したもののほとんどはここから選んだ。ビギナーでも簡単に魅力的な商品が見つかる。
そして「コーナン」は、品ぞろえよりも価格の安さに力を入れている印象。正直、ビギナーが面白い商品を見つけるのは難しく、どちらかというと使い慣れた人向けか。
地域によって店舗がない場合も多いホームセンターだが、公式サイトなら通販可能。気になる商品はチェックを。
●「魔法のカリーポット」カインズ◎1480円
電子レンジで簡単にカレーが作れる鍋。特殊な材料の配合により熱を発生させるという。カレーのほか、シチューや肉じゃがなど、煮込み料理にも対応。直径18cmでひとり用の料理を作るのにも最適
まずはニンジン、ジャガイモ、タマネギを切り、豚肉とカレールウも一緒に投入。具材は通常より薄く、小さく切るのがコツ
電子レンジに10分ほどかけた後、一度取り出し、スプーンなどでかき混ぜる。再び5分ぐらい電子レンジへ
再びスプーンでかき混ぜ、ジャガイモなどが固くなければ完成! 見た目はこんな感じ。結構うまい!
●「魔法のお皿」カインズ◎798円
皿の上に魚を置き、電子レンジに入れれば、簡単に焼き魚ができるという皿。上の「魔法のカリーポット」と同様、特殊な材料の特殊な配合により熱を発生させるらしい。忙しい朝の焼き魚派にはピッタリ!
実験は焼きサケで。まずは皮目を下にして皿に置き、電子レンジで2、3分。一度取り出して魚を裏返し、再びレンジで1分
焼き目もついてはいるが、「焼けた」というよりは「蒸した」という感じ。中まで火は通っていて食べるのには問題はなし
●「ののじ オニオンチョッパー」レーベン販売◎972円
タマネギやトマトといった比較的やわらかい野菜などを切るための調理器具。歯がギザギザになっていて切れ味が良いため、タマネギを切っても涙が出にくい、というのがウリ。包丁に慣れてない人には便利そうだが…。
包丁に慣れていると使いづらい。ジャガイモなどの固い野菜を切るときに包丁に持ち替えるのも手間
確かに切れ味は良く、涙は出なかったが“粗みじん”にするのが限界な感じ(包丁のほうが簡単)。あくまでも包丁に慣れてない人用か
部屋で便利そうなアイデアグッズをガチ判定!
●「殺虫ラケット 蚊トリーヌ」ヒロ・コーポレーション◎429円
ボタンを押すと3層構造のネットに静電気が発生。ハエや蚊などに当たると、電気ショックで“殺虫”できる。殺虫の瞬間、「バン!」という激しい音にちょっとビックリ!
屋外でラケットを振るように使用してみた。殺虫の瞬間、虫の焼け焦げたにおいがした。
●「シートでスキマキーレー」アズマ工業◎861円
冷蔵庫下など普通のモップでは入らない狭い隙間の汚れが取れるワイパー。適度なしなりがあるので立った状態でも使えるのがうれしい。専用シートが10枚付属し、購入してすぐに掃除が可能
実際に冷蔵庫下で試してみると、隙間に楽々入って掃除ができた。普段キレイにできないので力強く掃除をしたら……
なんとシートがワイパーから外れるという事態に! これを防ぐには、輪ゴムなどでシートを固定するといいかも。
●「虫虫ゲッター M-01」高芝ギムネ製作所◎1598円
虫を殺す能力はなく、殺した虫をつかむだけの商品。だが、「ゴキブリとか見るのも触るのもいや!」という人は案外多く、そういう人にとっては重宝しそうなアイテム
二重構造の毛先で、虫をつぶさずしっかりキャッチ。触ることなく虫をゴミ箱へ運べた
●「冷たいようⅡ」ヤマノクリエイツ◎1980円
扇風機に取りつけられる保冷材。これで風が冷たくなり、快適に過ごせる……はずが、実際取りつけると重さで扇風機が下を向いた状態のままに! 結果、風が当たらないという展開
下を向いたまま稼働したら、さらに保冷材部分が風をシャットアウト! だめじゃん
●「室内物干しハンガーキャッチ」カインズ◎198円
ドア枠やふすまの鴨居などにハンガーをつるすと、安定せずに落下しやすいもの。しかしこれを使えばガッチリ固定されるので、室内干しの範囲をかなり拡大することができる
ドア枠で使用してみたが、半日たっても落下しない
*商品価格は実際に購入した金額。時期により変動していることもあります。
◆『週刊プレイボーイ』36号「進化したホームセンター最新超活用術!」では、15Pの総力特集をしているので是非お読みください! (取材・文/井出尚志、渡辺雅史、高山惠[リーゼント] 撮影/佐賀章広)