ホームセンターにはちょっと得するシステムやサービスが!

豊富な品ぞろえや売り場の広さで競いながら、今やなんでもそろうスーパーショップになったホームセンター。

『週刊プレイボーイ』36号では話題のデジタル工房から活用術、裏技まで最新事情を徹底解剖! ホームセンターによく行く人もそうでない人も、新たな魅力を発見してほしい!

●参照記事→「なぜ人気? ホームセンターの丸わかりランキング」「ホームセンターの最先端をアイドル・℃-uteと見学してわかった女子の楽しみ方」「ホームセンターがさらに進化! カインズ鶴ヶ島店の最新デジタル工房を見学!!」「なんでも自作するDIY男子『ホームセンター大好き芸人』が語る5つの魅力」「生活がちょっと便利になる! ホームセンターで買える、役立つアイデアグッズ」参照

ちょっとトクするシステムから、あまり知られていないサービスまで。細かいけれど、これを押さえておけばホームセンターを120%活用できるはず!

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■小ネタ1 会員カード・ポイントカードを活用せよ

100ポイント貯まると100円分の買い物ができるカインズのポイントカードは、店内のサービスカウンターで即日入会可能

ジョイフル本田の店舗で利用可能なTカード。8月24日以降は全15店中、12店で使用可

飲食店、コンビニ、スーパーマーケットなどなど、チェーン店であれば、今やないほうが珍しいのがポイントカード。ホームセンターでも、カインズ、ビバホーム、セキチューなど、多くの店で独自のポイントカードを導入している。

相場は、200円購入で1ポイント。100ポイント貯まると100円分の買い物が、もしくは500ポイントで500円分の買い物ができるというのが一般的だ。ポイント還元率は0.5%だが、コンビニと違い、1回の買い物額が数千円から1万円以上になることが多いので、活用しない手はない。

お得感があるのは、ロイヤルホームセンターの現金会員カード。ポイントは貯まらないが、現金払いの場合、買い物金額が1%割引される。

ジョイフル本田ではTカードを利用できる店舗が拡大中。還元率は0.5%だが、いろんなお店でポイントを使えるので、利用価値大だ。

■小ネタ2 大きな荷物は軽トラで自宅へ運べ

軽トラは駐車場の一角に置いてある。軽のワゴンを利用できる店舗もある

ソファやテーブル、カーペットなど、クルマでないと運べないような大きい商品を購入するときに便利なのが、軽トラの貸し出しサービスだ。店内で手続きをすれば、無料で1時間、利用することができる。

なんとなく店に入って商品を見ていたら、物干し竿(ざお)が欲しくなった!といったときなどは、このサービスを利用しよう。ただし、ペットボトルのドリンクを大量買いした、というような小さい商品をたくさん購入した場合は利用できないので、ご注意を。

6時7時は当たり前。早朝営業の便利な店

■小ネタ3 プロも御用達。園芸コーナーはスゴいものがそろったパーフェクトスペース

常時、数百種類のタネを販売。球根の販売数と合わせると1000種類以上のタネを販売する店舗も

家庭菜園や、趣味でガーデニングをやる人だけが利用すると思われがちな園芸コーナー。だが、地方のホームセンターに行くと、農業のプロの方々が堆肥(たいひ)を購入したり、どの野菜のタネを購入するかを吟味している姿を多く見かける。

ホームセンターの園芸コーナーは、プロの目から見ても満足する品ぞろえ。一部の店舗には、軽トラで店内に入り、農機具や土を注文して荷台に積んでもらい、出口で精算するドライブスルーもつくられているのだ。プロも満足の園芸コーナーをうまく活用できたら、われわれ素人にも、おいしい野菜を作ることが可能なのだ!

■小ネタ4 フツーのお店ではありえない。なんでもアリの詰め放題!

カドが堅いので、ぎゅうぎゅうに詰めると袋が破れてしまうので注意

格安系のスーパーでよく見かけるのは野菜やお菓子の詰め放題だが、ホームセンターでよく見るのは端材の詰め放題。カット加工された木材の端材が売り場の一角に集められ、格安で販売されている。子供の工作の材料や、キャンプの際の燃料に活用できて便利だ。

また、特売日にたまーにあるのが玉砂利詰め放題。指定の麻袋に好きなだけ玉砂利を詰められるが、欲張って入れすぎると、積み降ろしが大変なので、入れる量はほどほどに。

■小ネタ5 6時7時は当たり前。早朝営業の便利な店も

電動ドリルやスパナ、ブロック塀などを早朝から買うことができる

建築現場で使用する素材を扱っている店舗では、現場に出かける前に職人さんが資材を購入できるよう、早朝から営業するところがある。

早朝営業の店舗は、現場で使用する消耗品や工具といった品物を一角にまとめ、そこだけ早朝から営業、ほかは朝10時から、というところが多いが、中にはすべての商品を早朝から販売する店舗もある。また、資材コーナーは軍手などの一般ユーザーが使えるものもあるので、近所に早朝営業の店がある場合は要チェックだ。

コンビニやスーパーでは見られないプライベートブランド

■小ネタ6 コンビニやスーパーでは見られないプライベートブランド

カインズで見つけたプライベートブランドの電動ノコギリ

カラースプレーは色のラインアップが充実

メーカー品よりもお得感のある価格で販売されているプライベートブランド。コンビニでは食品や日用品が販売されているが、ホームセンターはそれ以上にプライベートブランドが充実している。

工具のコーナーにはオリジナルの電動工具や潤滑スプレーが、園芸コーナーには木酢液が、ペットコーナーにはネコ砂が、カー用品コーナーにはバッテリーが……と、あらゆるコーナーに及んでいる。ホームセンターでアイテムを購入するときは、まずプライベートブランドがあるかどうかをチェックするのが賢い買い方といえるだろう。

■小ネタ7 工具を持ってないなら、工作室で自作しよう!

工作室は、店舗によって加工できることが異なるので、利用前に店舗に確認を

学生時代から手先が器用だった。でも、自宅が狭くて日曜大工をするスペースがないし、工具を買ったり、家に置いておく余裕がない。そんな方に活用してほしいのが、工作室だ。カインズ、ジョイフル本田などの大型ホームセンターの工作室では、工具を自由に使用できて、木材の加工や金属にネーミングを入れることができる。

器用な人なら、棚を購入するよりも木材を買いそろえて、このスペースで作り、軽トラを借りて運ぶほうが安上がりかも。

■小ネタ8 意外と充実、フードコート

ポイントカードを持っている人限定のオトクなセットを販売する店も

ショッピングモールでは、有名店もテナントに入っているフードコート。ホームセンターでも大型の店舗にはフードコートが設置されて、夏休みや休日は家族客でにぎわっている。

平日は比較的すいていて、麺類、丼もの、ハンバーガー、中華料理、スイーツの店など、入っているお店もバラエティー豊か。意外と侮れないスペースなので、職場近くに大型ホームセンターがあるなら、お昼休みに訪れてみてはいかが?

『週刊プレイボーイ』36号「進化したホームセンター最新超活用術!」では、15Pの総力特集をしているので是非お読みください!

(取材・文/井出尚志、渡辺雅史、高山惠[リーゼント] 撮影/佐賀章広)