非・モテから脱却するには、どんな財布を買えばいいのか? 非・モテから脱却するには、どんな財布を買えばいいのか?

身なりを整える一貫で財布には気を遣い、用途に応じた使い分けができる男性は仕事がデキる=モテるという法則を、前回の『長財布はNG!? デキない男にありがちな非・モテ財布とは?』でご紹介したところ、大反響!

琴線に触れた方々が多数…ということで、今回はその具体的指南を。デザインや形、素材などちょっとしたポイントを押さえておくだけで非・モテから脱却できる!のだが…具体的にどんな財布を買えばいいのか、スタイリストの井藤成一さんが教えてくれたぞ!

■モテ財布における3つの基本

まずは前回のおさらいも兼ねて、スタイリッシュな財布&使い方のポイントを3つご紹介しよう。

・札類とカード、小銭でケースを分ける ・シンプルなデザインと良質な素材 ・かならずしも高額である必要はない

中身をぎゅうぎゅうに詰め込んだ財布は劣化も早いしルーズな印象を与えがち。また、機能性のない華美な装飾や、ブランドロゴが大胆に主張されているものは避けたほうが好ましいという。

質が良いものを求めるとどうしても高級ブランドに意識を向けがちだが、ただ高いものを買えばいいというわけではない。自分の予算の範囲内で、できるだけシンプルで良質な商品を選ぶことが重要となってくる。

■専業ブランドの製品がGOOD!

例えば、一概に“革製品”といっても、数あるブランドの中から選ぶのは難しい。井藤さんのオススメは、財布はもちろんカバンや手帳などの小物を専業としているブランドだ。

「基本的に素材を活かすことを考えて製作されているため、とても機能的でデザインも洗練されています。また、海外の革製品はタンニンのなめし(革を製品用にやわらかくし、植物由来の色素を定着させる工程。経年変化で色味が深くなる)がきれいに出ていて、おしゃれかつ上品に使えるので女性ウケもいいです」

では、実際にどんな財布を買えばいいのか? 井藤さんに参考としてオススメ商品を挙げていただいた。

男の品格がアップする“モテ財布”ブランドは?

【ETTINGER(エッティンガ-) イギリス・ロンドン発のレザーブランド。英国王室御用達として名高く、薄くて軽い財布はスーツを着るビジネスマンにも人気。耐久性にも優れており、外側にはコーティング加工が施されているため美しい状態を保ったまま使うことができる。

■NV WALLET ZIP/GUSSET ¥51,840(税込) 縦19cm×横9cm×マチ2cm

「ロゴは財布を開いた内側にさりげなく。こちらは表面と内側をカーフ素材(牛革)で作られた限定モデルです。エッティンガーの長財布はカラーバリエーションが豊富なので、スーツとの色合わせも幅広く楽しめますよ。ベーシックカラーには飽きたけどカラーレザーはハードルが高いかも…とお悩みの方でも、ネイビーならトライしやすいのではないでしょうか」

【IL BISONTE(イル ビゾンテ) フェレンツェから世界へと羽ばたいたイタリアのブランド。自然の力で作られたレザーにこだわり、染料を染み込ませて色付けすることによって、使い込むにつれて馴染みが良くなり色味も増していく。そのため、人によって見た目の印象も変わるなど“革を育てる楽しみ”を実感できる。

■二つ折り財布 ¥17,280(税込) 縦9cm×横10.5cm×マチ1.5cm

「畳んだ時のカーブがゆるいので折り目がつかない。二つ折り財布を買う時は、こちらのようにお札を入れた時に折り目をつかないタイプを選びましょう。カードを入れるポケットが複数あるのもポイントですね。また、使い方では札類と小銭を分けるのがベターなので、内側の小銭入れはお釣りを一時的に入れておく用途で活用し、すぐに移し替える意識を持つのが理想ですね」

■日本製にも素敵なブランドが

もちろん、日本の技術も負けてはいない。熟練した職人のこだわりや思いやりが細部にまで詰まっており、近年人気を伸ばしている。その代表格のひとつがaniaryだ。

【aniary(アニアリ) しなやかで軽い色彩豊かな革から使用する金具まで、徹底してこだわったブランド。手にしっとり吸い付くようなやわらかい感触はカジュアルシーンでも使いやすく、高級感とデザインの良さを見事に両立させている。

■カバービルホルダー ¥23,760 (税込) 縦9.5cm×横19cm

「素材に用いている特殊なクロコの型押しを施したダブルエンボスレザー(型押し皮)が特徴的。さらに、限りなく薄いマチ幅とあいまって、エレガントかつ抜群の上質感を持っている財布です。薄マチの長財布が好きな人にはたまらない逸品になると思いますね。カジュアルシーンでも、ビジネスシーンでも使える上、他の人との違いをさりげなく演出するのにはピッタリではないでしょうか」

良質な素材かつシンプルな財布は持っているだけで男の品格をブラッシュアップしてくれる。平均的なモテ財布の価格帯は2~5万円といったところだろうか。これらの財布は路面店のほか、伊勢丹メンズ館やセレクトショップでも取り扱いがあるので是非チェックしてみてほしい。

“マジックテープ”でモテるには

しかし、「財布に何万円もかけるのは生活に支障が出てキツイかも…」という人もいるだろう。そんな時は、商業施設に入っているロフトや、“DELFONICS(デルフォニックス)”のような文具ショップに立ち寄ってみよう。革製品にこだわらなくとも良品はたくさん揃っている。

たとえばDELFONICSの塩ビ素材の財布はお手頃な価格の上、カラー豊富かつシンプルな造りで洗練した印象を与えてくれる。また、合皮素材の商品にも注目してほしい。水濡れや汚れに強いのはもちろん、近年の製品はレザーと遜色ないものが増えているのだ。

さらに、もうひとつおススメしたいのが “FLYBAG(フライバッグ)”のパスポートウォレット。これは、クラフトペーパーのような素材が特徴的で、個性的なおしゃれ感を装うことができる。

■番外編! 非・モテの代名詞“マジックテープ”でモテるには

マジックテープの話なんて一度も出てこなかったじゃないか! というツッコミはごもっともだが、「ベリベリベリ…」と音を立てて開く財布が女性に不評であることは、もはや一般常識レベルで知れ渡っているためあえて言及しなかった。

しかし井藤さんから、マジックテープでも許されるポイントを聞くことができたのでご紹介しよう。

「確かに、スーツを着ている人がベルクロ(マジックテープ)の財布を使っていたら、そのミスマッチさに引いてしまう女性はいるでしょう。でもそれってつまり、シーンに合わせて使い分ける意識を持てば解決するんです。例えば、野外フェスや山登り、グランピングなどのアウトドアで高級な革財布を持ってくる人はいませんよね。そのようなシーンでは汚れてもOKなベルクロ財布が良しとされています。

ただし、持つならば“TUMI(トゥミ)”などナイロン・キャンバス地を得意にしているブランドの製品を。あとは“patagonia(パタゴニア)”のように機能的なアウトドアブランドもいいと思います」

ダサ見えの原因はマジックテープ財布そのものより、服装やシーンのミスマッチさが招いた結果のようだ。

このように、財布の選び方や使い方ひとつで与えられる印象も様々。今年の年末、そして来年はモテの1年を迎えられるよう、買い替えを検討してみては?

(取材・文/井上ハナエ)

■問い合わせ先 ・ETTINGER(エッティンガ-) エッティンガー銀座店 03-6215-6161

・IL BISONTE(イル ビゾンテ) 株式会社ルック DC事業部 03-3794-9325

・aniary(アニアリ) 株式会社プルーム 03-3848-5623