カップみそラーメンにシュークリームは驚くくらいにマッチする!?

大阪府が健康のため「お好み焼きとごはん」など、主食の“重ね食べ”を控えるよう発表したり、うどん県・香川の糖尿病死亡者数が多いと発表されたり…。何かと最近、目の敵にされている“炭水化物”

この風潮に真っ向から立ち向かうのはB級グルメに詳しい、ライターの中川哲司(てつじ)氏。

中川「今、糖質制限がはやっていますが、肉や野菜などを選んで食べないといけないのでお金がかかる上、本当に健康になるのかも疑問。その点、炭水化物は農耕民族である日本人の胃腸に合っていて、しかもコスパがよく腹持ちもバツグン! まさに“究極の日本男児メシ”なのです」

というわけで、時代の流れに雄々しく逆らうべく、本当においしい“コンビニ炭水化物重ね食べレシピ”を週プレが研究してみた!

■カップ麺+炭水化物の最強タッグ

中川「まずは、皆さんもよく食べるカップ麺とのコンビから。カップそばに合わせたいのはカレーパン! 立ち食いそばなどでコロッケをよく入れますが、それに近い感覚です」

「揚げカレーそば」 そば+カレーパン 総炭水化物量およそ85g。最初にそのままそばを食べた後、カレーを溶かして食べると味が変わって二度楽しめる!!

実際に、本誌記者が食べてみることに!

記者「最初はよくわからなかったんですが、カレーが溶け出してくると味変(あじへん)して面白ウマイ! 二度楽しめますね。ただ、パン生地がダシをよく吸うので入れすぎには注意が必要」

中川「ほかにオススメはカップうどん揚げ餅おかきの合わせ技。力うどんのイメージです。餅を用意するより、手軽かつ安く満腹になれます。少しふやけたほうがおいしいので、お湯を注ぐ前におかきを入れておくのがポイント。

「お手軽力うどん」 うどん+揚げ餅おかき 総炭水化物量およそ74g。簡単にできる“力うどん”。揚げ餅は少しふやけたほうがおいしいので、お湯を入れる前に投入

カップ焼きそばの濃厚な味には、それに負けないスパイシーなマーボー丼がよく合います。麺、ごはん、マーボーをそれぞれバランスよく口に運ぶと、実に美味!

「ソースマーボー丼」 マーボー丼+焼きそば 総炭水化物量およそ190g。ソースの濃厚な味とマーボーのスパイスが絶妙にマッチ! おなかもかなりいっぱいになる

汁気の多いカップスープパスタ肉まんをディップして食べると、洋風小籠包(ショーロンポー)のような感覚で楽しめます。シメに残ったパスタを食べれば、満腹満足です。

「スープイタリまん」 トマトスープパスタ+肉まん 総炭水化物量およそ63g。肉まんとたっぷりのトマトスープの組み合わせは、まるで洋風の小籠包のような味わい

カップみそラーメンにシュークリーム!

そして、最もオススメしたいのは、カップみそラーメンにシュークリーム! これが驚くくらい合うんです!!」

記者「ええええぇぇぇぇ。ただのゲテモノですよ……」

「みそクリームラーメン」みそラーメン+シュークリーム 総炭水化物量およそ91g。濃厚なスープにクリームが溶け出してマイルドに。甘くなりすぎるので入れすぎに注意!

というわけで、恐る恐る食べてみることに。

記者「…………。おや……!? 超オイシイ!!! スープに濃厚なコクが出て、クリームの甘さも気にならない。みそとんこつラーメンのようなイメージですかね!! シュー生地もいいように言えば、揚げワンタンのようなトッピングになってる」

中川「青森には“みそカレー牛乳ラーメン”なるご当地ラーメンがありますから、みそと乳製品の相性はそもそもいいんですよ。ただし、入れすぎると甘さが際立ってしまうので、半分から徐々に増やしていくのがいいでしょう」

●後編⇒糖質制限に異議あり! 本当においしいコンビニの“炭水化物重ね食べレシピ”とは…

*成人男性の一日の平均炭水化物摂取量はおよそ200gです