まだまだ暑い日が続いているが、街のショーウインドウには秋服も並びはじめる今日この頃。この時期に買い物をするなら、夏に活躍しつつ、涼しい季節にも着回せ(て、あわよくばモテ)る、コスパのいいアイテムを選びたいもの。
そこで今回は、秋までスライドできる優秀なファッションアイテムとそのコーディネート術を紹介。先日配信した「ビーチでモテる“キレイめ”ファッションの法則」に続き、TVや雑誌で活躍する女性スタイリスト・照井美月さんにそのコツを教えてもらった。
着回しを披露してくれるモデルは、週プレ編集部・アルバイトの松崎くん(25歳)。いかにもファッションに興味のなさそうな顔と服装をしている彼が、モテ度数高めなおしゃれコーデを披露! 女子もキュンキュンしちゃうようなコーデが続々登場するぞ!
照井さんが「王道のモテを意識するなら、やっぱりシンプルイズグッドです」とチョイスしたのは、誰でも1枚は持っているであろう白Tシャツ。数ある白Tシャツの中でも、特に夏から秋までスライドして使えるのは、分厚い生地のものだそう。
「白Tシャツはオールシーズンで着回せるから、何度も洗濯しますよね。すると、首元がヨレヨレになり、次第にみっともなくなってしまうんです。だから、肉厚な生地のものを選ぶのがいいでしょう。耐久性があるのはもちろん、若干の保温性もあるので肌寒くなってきた季節にも重宝します」(照井、以下同)
トレンドのワイドパンツとバックパックとも相性は抜群とのこと。
こんなシンプルに白Tシャツを着こなせる彼と、表参道にあるオーガニック系カフェでダージリンティーを飲みたいという感情しかありません!
さて、お次は薄手のロングTシャツ。夏は、袖を折ってカジュアルに着ることが多いのではないだろうか。秋口には、紳士に着こなすのが正解だそう。
「ラフなロンTも、かちっとしたスラックスパンツと合わせれば、上品な装いに。スポーティーな足元で抜け感を演出。ベーシックさの中にさりげなく遊び心を取り入れてみました」
オールマイティーな万能アイテムなので、さらに肌寒くなったらジャケットを羽織ってシックに決めるもよし、パーカーでカジュアルにまとめるもよしとのこと。
仕事終わりにフラッと入ったミニシアターで、隣の席にこんな爽やかにロンTを着こなしている男子が座っていたら、自分から話しかけてしまう自信しかありません!
秋っぽいカラーで文系ファッション
最後は、秋っぽいカラーであるくすんだグリーンのTシャツを使ったコーディネート。
「Tシャツと同系色のシャツを合わせて全体に統一感を持たせました。グリーンは使い方を間違えると、もさっとした印象になってしまいがち。そういう時はカジュアルなサンダルを履いてみて。一気に垢抜けた雰囲気にまとまります」
もはや、こんな彼とカメラ片手に鎌倉へ行き、江ノ島電鉄から見える夕やけを撮影しながら、このあと私たちはどうなるのだろう…と考えるデートが実現するとしか思えません! インテリ感のある文系ファッションは、オトナ女子の好感度も高めだそう。
…ということで、夏から秋まで着こなせるファッションアイテムを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしよう。
その1 シンプルなアイテムは質感で個性をアピール その2 カチッとしたアイテムをラフに着崩してこなれ感を その3 くすみカラーを取り入れて秋を意識
まだまだこれからが夏本番。今の季節から秋まで活躍する便利なアイテムを取り入れ、彼女をゲットしに街へと繰り出してみてはいかがだろうか。
(取材・文/三崎りの 撮影/五十嵐和博)