ネルソンズベイまで足を延ばしてきました! やっぱり、海のある国はいいね~!

「世界を旅してて、どこの国が一番よかった?」

これ、旅人が一番よく聞かれる質問です。そして、一番答えるのが難しい質問でもあります。だって、世界によかった場所はありすぎるから!(だから、その一番を探したくて旅してるってのもあるかも)。

だけど、もし「どこに一番住みたい?」と聞かれたら、今の私はこう答えます。「オーストラリアだね」と。

「旅行で行って好きな国」と「住みたい国」はこれまた全然違う(同じ場合もあるけど)。私がオーストラリアを住みたい国に選ぶ理由は、そもそも1年住んでた経験があるから愛着があるのは当たり前だけど、もちろんそれだけじゃない。

まず、言わんでもわかるのが、暖かくって、海があって、都会もあって、治安がよくて、そして英語圏。チップ制度がないのも個人的にお気に入り条件! ゴハンは日本が一番だけれど、レストランは充実してるし、“世界一の朝食”が食べられて(過去に一世を風靡したbillsは今も健在)、オシャレなカフェがいっぱい。

最近は複合施設型のカフェやレストランが流行していて、インスタ映えスポット…てか、デートスポットが盛りだくさん。ワインも安くて美味しいから素敵な夜に酔いしれナイト! ほら、まず女子の心は掴んだよ!

今、一番注目のオシャレスポットはアレキサンドリア地区の「Grounds」。ボタニカルな雰囲気が人気!

ボンダイビーチのセクシー女子

そして、もちろん男子の心を掴むものだってあるさ!

ビーチにはセクシー美女がゴロゴロいるし、私がNYでハマったようなスピークイージーと呼ばれる隠れ家バーは秘密基地みたいでワクワクする。また最近はラーメンが爆発的人気で、オシャレなラーメン屋ではカウンターでおひとり様美女が麺をすすっていたり…。ラーメン×ワインのビジネスミーティングは驚いたけど、これなら仕事も楽しく頑張れそう!?

週末はキャンプ場でグランピング。すると森の中からはイグアナ登場! アレ? これっていいトコ(笑)? うん、ワイルド好きには良いでしょう!

スピークイージーに潜入! 知ってる人しか辿り着けない秘密の入口から入店

オシャレなラーメン店

キャンプしてたら食べ物の匂いにつられてやってきたイグアナ!

たくさんの魅力を並べてみたところで、さてと、実際に街を歩いてみると…バブルが続くシドニーは今もなお物価上昇中。コンビニの大きな水のペットボトルは4.5ドル(約375円)と高くて「ぶっとび~!」。マジでぼったくりかと思いました。(在住者曰く、コンビニは高いんだとか!)

しかし、物価が高くともその分、給与も高く、銀行の金利も良い。(平均時給は18豪ドル程(約1500円)! 平均年収は日本円で約660万円てとこだそうです!)

現地に暮らす友人たちはやっぱりみんな口を揃えて「オーストラリアは住みやすい」と言うんですよね。

物価の高さには思わずこんな顔!

土日出勤は給料2倍

そこで、オーストラリア在住の日本人女子に話を聞いてみた。生まれも育ちもオーストラリア、学生時代から17年在住、結婚して在住数年目という3人。

まず、やはり全員が思うことは「環境面」の良さ。

空が広い! 大都市、特に東京は空が見えなくて息苦しいし、社会も閉塞的なところがあるので、物理的にも精神的にも少し窮屈に感じるかな? この国の人の大らかさは、やはり広々したところで育ったからだと思う!」

シドニーはオーストラリアでも都会だが、すぐ近くに豊かな自然がありバランスがとても良い。東京で生まれ育った私が本当に羨ましく感じる部分である。大らかさについては、道端で寝ているかと思えば、急に腹筋を始める人、ローラーブレードをはいてベビーカーを押して坂道を降りてくるパパなど、危なっかしくもあるけど、まぁオモシロイかな(笑)。

街の真ん中にあるハイドパークではオウムが人を怖がらずにリラックス~♪

空も海も広い! 休日はビーチイベントに行ったり、芝生の上でリラックス~♪

また「仕事面」も魅力的。

「いい意味でも悪い意味でも大胆。日本は石橋を叩いて確認に次ぐ確認で時間がかかるイメージだけど、こっちは行動力があって話が早い! 上司の目をあまり気にしないからかも」

「プライベートとの区切りがきちんとついてる! 日本のサービス残業は謎だよね。会社や職種にもよるけど、ここでは土日出勤は給料2倍になったり、働いた分がちゃんと支払われるもん!」

確かに私もシドニーのイタリアンレストランで働いていた時、ホリデー出勤は多めに給料をもらってウホウホだった。

そして「教育面」の話。

「日本は集団として教育されてる感じ? こっちはのびのび個性を活かして教育してる気がする。進学とか就職に追い詰められる感じもない。あと衝撃的だったのが算数や数学で電卓を使うんだよ! 日本では禁止だったから驚いた」

オーストラリアの算数や数学では、“電卓”は必須アイテムだそう。私の子供の頃、日本の学校では電卓はおろか、むしろそろばん教室に通うコがいたけれど(時代?)、今はどうなのだろうか。

電卓を使ってたら暗算ができなくなりそうじゃない?なんて声も聞こえてきそうですが、電卓の使い方は上手くなるので実生活には向いているという見方もあるようだ。電卓OKなら私、もっと算数好きになったかも(笑)! ちなみに、いわゆる九九は12の段までやったと言うコもいて、日本より3段多く、これにもビックリだ。

「日本の教育って全員が同じ答えじゃないと白い目で見られるってイメージ。体育の時、『前へならえ』で誰か違うとこ見てたらダメ的な? 協調性も大事だけど、異常な感じもする」

“前へならえ”って、なんだか懐かしいなぁ。まあ、私、チビだったからほとんど先頭だったけど…。だから、前にならわず旅人になっちゃったのかしら(笑)。(ところで、“前へならえ”の後の“やすめ”ってなんだろう?)

さて、オーストラリアのいろんな魅力が見えてきましたが、来週はさらにこの国に住みたい最大の理由、そして、気になるビザの問題についてレポートします!

前にならえなかった旅人、走ります!

【This week’s BLUE】ボンダイビーチでみんなの命を守る、レスキュー隊!

★旅人マリーシャの世界一周紀行:第183回「憧れのオーストラリアに住みたいなら“恋人ビザ”!? “旅人ビザ”はないの…?」

●旅人マリーシャ平川真梨子。9月8日生まれ。東京出身。レースクイーンやダンサーなどの経験を経て、SサイズモデルとしてTVやwebなどで活動中。スカパーFOXテレビにてH.I.S.のCMに出演中! バックパックを背負う小さな世界旅行者。オフィシャルブログもチェック! http://ameblo.jp/marysha/ Twitter【marysha98】 instagram【marysha9898】