マドリード名物! 必ず訪れるマッシュルーム屋。見て! 肉厚! マドリード名物! 必ず訪れるマッシュルーム屋。見て! 肉厚!

私がマドリードに来るのは4回目。そこで今回は「え、これもうただの観光じゃん」って怒られるかもしれないけど、この街でのベタな楽しみ方をちょっとだけ紹介させてください!

まず見所といえば「プラド美術館」。2019年に開館200周年を迎えた世界最高峰の美術館のひとつで、15~19世紀にかけて歴代のスペイン王族が「心で選んだ」という美術品が収蔵されています。

必見なのはスペイン3大巨匠エルグレコ、ベラスケス、ゴヤの作品で、特に印象に残ったのはゴヤの作品。

絵画『マドリード、1808年5月3日』は、1808年5月2日から翌3日にかけてフランス軍によって市民が銃殺刑にされた場面を描いた作品で、ちょうど先日カウチサーフィンで知り合ったトムの案内で「五月二日広場」を訪れ、少し歴史の話を聞いていたこともあり、より興味深く作品に向き合えた。

ところで世界の美術館の中でも珍しく、プラド美術館は撮影禁止。フランスのルーブル美術館でもロシアのエルミタージュ美術館でも撮影はできたのに。

このルールは議論を呼んでいるそうだけど、美術館側は「快適に鑑賞してもらうため。作品の前で写真撮影が終わるのを待たなければならないのは興ざめで、混雑の原因になります」と至極まともな主張をしています。

時にはカメラから強制的に解放され、現場でしか見ることができない"旅の特別感"を味わうのもいいかも。

美術館で作品を撮影できないかわりに街中の銅像と(笑)。お尻の塗装がハゲてるってことはみんなが触ってるんだね(笑) 美術館で作品を撮影できないかわりに街中の銅像と(笑)。お尻の塗装がハゲてるってことはみんなが触ってるんだね(笑)

旧市街の中心地「プエルタ・デル・ソル(太陽の門)」にある、マドリードのハチ公的存在「クマとイチゴノキ」 旧市街の中心地「プエルタ・デル・ソル(太陽の門)」にある、マドリードのハチ公的存在「クマとイチゴノキ」

さて、たっぷり感性を磨いた後は、スペインといえばやっぱり"食"です。

人気スポットのひとつ、サンミゲル市場では生ハムやオイスター、スペイン名物クロケッタ(コロッケ)、様々な種類のピンチョスのお店がひしめき合い、腹を空かした客で賑わっている。

見るだけにしようと思っていたのに、気づけば私もアンチョビなどのピンチョスを白ワインで胃に流し込んでいた。

サン・ミゲル市場。おじさんのシャツかわいいなぁ サン・ミゲル市場。おじさんのシャツかわいいなぁ

白ワインとアンチョビのピンチョスをペロリ 白ワインとアンチョビのピンチョスをペロリ

満腹になってしまわないうちに、マドリードで必ず行くお店へ。言わずと知れた超有名店「メソン・デル・チャンピニョン」、1964年創業のマッシュルーム屋だ。

お店の奥には座席があるが、私はカウンターでスタンディングで楽しむのが好き。周りの陽気なおじさんたちや店員さんとおしゃべりし、活気のある雰囲気の中、カウンターの端にある鉄板で次々と焼かれていくマッシュルーム。

所狭しとお皿からあふれそうにしている肉厚マッシュルームたち 所狭しとお皿からあふれそうにしている肉厚マッシュルームたち

6.20ユーロの一皿には白い湯気をあげた10個のボリューミーなマッシュルームが狭そうに並び、それぞれに丁寧に2本のおしゃれなつまようじが刺さっている。食べ方はそのつまようじを両手で持ち、口へと運ぶのだ。

チョリソーとニンニクが乗った、熱々で肉厚のマッシュルームをギュっと噛むと、ジューシーな旨味が口に広がり、うー、悶絶!

ワインもグラス1杯が2ユーロもせず安いし、私はこの店を気に入りすぎて、

「日本でも流行りそうじゃない? 出店できないかしら!」

なんて思ったくらいよ。

お店の看板にはカタカナで「マツツユルーム」と書かれています お店の看板にはカタカナで「マツツユルーム」と書かれています

マッシュルーム屋の日本語で書かれたドリンクメニュー。安い! マッシュルーム屋の日本語で書かれたドリンクメニュー。安い!

それからマヨール広場では、おデブなスパイダーマンや偽ピカチュウの着ぐるみを横目に、イタリアで覚えた私のお気に入りカクテル「アペロールスプリッツ」を飲んでひと休み。

ついでにピザを食べてしまったけれど、この辺のレストランは大衆的で味は微妙。胃のスペースを無駄にしてしまい後悔した。

イタリアで覚えた私のお気に入りのカクテル「アペロールスプリッツ」 イタリアで覚えた私のお気に入りのカクテル「アペロールスプリッツ」

すっかり腹パンだが、1日5回の食事を取るというスペイン人を見習って、彼らの胃袋を支える有名なバル通り「カバ・バハ通り」にも行ってみる。

300mに50軒ほどの飲食店がズラリと並び、ハシゴするのがスペイン流だ。

有名なバル通り「カバ・バハ通り」 有名なバル通り「カバ・バハ通り」

レストラン兼ホテルである老舗バル「ポサーダ・デ・レオン・デ・オロは19世紀の建物だが、2010年にモダンなホテルとレストランにリニューアルされ洗練された雰囲気。

店内では席が分かれていて、しっかり食事をするなら「パラ・コメール」と言ってレストラン席、つまむだけなら「パラ・ピカール」と言ってバル席に座れば良い。

そういえば、先日トムと行ったカフェのメニューで「ピカピカ」はおつまみのことだったけど、ピカチュウみたいに「ピカピカ」って言っても通じるのかしら?

人気の店「ポサーダ・デ・レオン・デ・オロ」 人気の店「ポサーダ・デ・レオン・デ・オロ」

サラミとチーズでお腹いっぱいになっちゃった サラミとチーズでお腹いっぱいになっちゃった

はい! あ~ん♪(アホか) はい! あ~ん♪(アホか)

チーズやサラミと泡をやり、その後もう一軒でアペロールスプリッツとナッツ。いよいよもう腹が破裂しそうだからと帰路へついたが、途中でコロナビールの野外イベントを発見してしまい、寄り道。

人工芝生の上では人々が陽気に酔っ払い、ステージではカラオケのようなものが行なわれていた。楽しい雰囲気とキンキンに冷えたコロナビールにつられ、結局つい私も1コロナしたら、もうイチコロな。

流石に限界で、帰って即寝落ちしたのでした。(ところで、新型肺炎コロナの出現により「コロナビール」の検索が急増してるとか......!)

盛り上がるコロナビールの野外イベント 盛り上がるコロナビールの野外イベント

流石に暴飲暴食すぎて、ちょっと運動しないとやばいと思っていたところに、たまたま日本から仕事で来ていた知り合いが。宿泊先のホテルのプールに便乗させてもらえたのはラッキー!

今回はちょっとバケーションぽいマドリードからでした!

水着写真で久々に週プレっぽい(笑)? スペインの太陽に浮かれてます! 水着写真で久々に週プレっぽい(笑)? スペインの太陽に浮かれてます!

★旅人マリーシャの世界一周紀行:第259回「サン・セバスチャンでタクシー運転手の熱血"バスク入門"」

●旅人マリーシャ(旅人まりーしゃ)
平川真梨子。旅のコラムニスト。バックパッカー歴12年、125ヵ国訪問。地球5周分くらいの旅。コラム連載は5年間半を超える。Twitter【marysha98】 instagram【marysha9898】
女子2人組ユニット「地球ワクワク探検隊」としても活動。Youtube配信や国内外各地のPR活動、旅先のお酒やお話を提供するイベント「旅するスナック」を月2回、東京・虎ノ門で開催。
【https://www.youtube.com/channel/UCJnaZGs8hyfttN9Q2HtVJdg】

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