野島慎一郎のじま・しんいちろう
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』
『週刊プレイボーイ』で「激ウマ!! バカレシピ研究所」を連載中のB級フード研究家・野島慎一郎(のじま・しんいちろう)さん。今回の"バカレシピ"は、びっくりドンキーのメンチカツをしゅうまいに転生させた「びっくりドンキーのガリバーしゅうまい」!
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【今回の食材】
・レギュラーハンバーグ300g(びっくりドンキー) 1個
・しゅうまいの皮 25枚
・まろやかでクリーミーな海老マヨソース和え(ファミリーマート) 1パック
野島 助手くんはびっくりドンキーのメンチカツは食べました? 中身がそのまんまハンバーグだから、マジで絶品!
助手 そんなのあるんだ! あのジューシーでうまみたっぷりのハンバーグをメンチカツにしたら、激ウマ大確定じゃん!
野島 それで私はひらめきました。あのハンバーグならメンチカツ以外に転生させても絶対にウマいはずだと。
助手 おお、びっくりドンキーのバカレシピは初ッスね! で、何を作るんスか?
野島 しゅうまいにします。やっぱりびっくりドンキーといえば特大ハンバーグですし、しゅうまいもジャンボサイズにしないとだよなあ!
助手 ガリバーしゅうまいッスね! でも皮はどうするんでしょ。春巻の皮でも使うんスか?
野島 春巻の皮ってしゅうまいの皮とは完全に別物で、蒸してももっちり仕上がりません。なので普通サイズのしゅうまいの皮を用意し、水で1枚ずつくっつけて巨大化させますよ。
助手 なるほど、餃子の皮を閉じる要領でつなげるんスね。
野島 今回は300gのハンバーグをテイクアウトしてきたので、皮は5×5で25枚くらい使いたいですね。で、くっつけたらカットしたハンバーグを中心に重ねて皮で包みますよ。
助手 うへーっ、野球のボールくらいのサイズじゃん! これ、ちゃんと蒸せるのか!?
野島 すでに焼いてあるハンバーグを使うんで皮に熱が入ればOK。フライパンで簡単に蒸せるし、むしろ時短なんです。
助手 おおおお、本当だ。あっという間に皮がプルンプルンに。つなぎ目も全然はがれてないし、完全に大成功ッスね!
野島 あとびっくりドンキーのハンバーグといえばやっぱりトッピングですし、コンビニの海老マヨでも添えて海老しゅうまいにしますか。さあ、箸で持ち上げて豪快にかぶりつけ!
助手 ウハハッ! かじった瞬間に肉汁がダクダク噴き出てくるし、ハンバーグを重ねた肉厚感がイイ! 海老マヨソースのアクセントも最高ッス!
野島 醤油とからしで食べても激ウマだし、チーズとかでハンバーグに寄せるのもアリ!
助手 自由形のしゅうまいなんスね......ヌオッ! 重さに耐えきれず突然割り箸が折れたッス!! さすがにデカすぎた。半分くらいのサイズで十分ッス!
野島 マジか。次はハンバーグ10枚重ねくらいで作ってみようと思ってたのに!
助手 笑点じゃねえんだ! いいかげんにしろ!
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』