野島慎一郎のじま・しんいちろう
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』
『週刊プレイボーイ』で「激ウマ!! バカレシピ研究所」を連載中のB級フード研究家・野島慎一郎(のじま・しんいちろう)さん。今回の"バカレシピ"は、スパゲッティーのパンチョのナポリタンをお好み焼きにした「パンチョナポリタンのお好み焼き」!
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【今回の食材】
・ナポリタン(スパゲッティーのパンチョ) 適量 ※写真はメガ
・卵 2、3個
・スライスチーズ 1、2枚
・お好み焼きソース 適量
・マヨネーズ 適量
・青のり 適量
野島 最近「スパゲッティーのパンチョ」が家の近くにできて生活水準が上がったよ!
助手 おお、いいッスね! 僕もパンチョ大好物ッス!
野島 店でアツアツの状態で食べるのはもちろん最高なんだけど、「メガ」盛りをテイクアウトするのもアリだね。何回かに分けて食ったら安上がりだし、冷凍保存してもOK!
助手 貧乏くせえ! まーでも「メガ」盛りでも+100円だからおトクなのは間違いないッス。
野島 あとは余ったらアレンジに使うのもアリ。例えば、お好み焼きにするとマジで激ウマ!
助手 アレンジできるとメガ盛りチャレンジして残したときにも役立ちそうッス。でもそれ、全然味の想像がつかない!
野島 じゃー作ってみますか。ナポリタンを食べたい分だけフライパンに移し、全体を押し潰すようにして焦げ目をつけながら焼きますよ。
助手 そんなに押したら麺が原形をとどめなくなるのでは!?
野島 いいんです。焦げ目をつけるだけでなく、潰すことで麺をお好み焼きのように一体化させたいんで。嫌いなヤツを思い浮かべながら押して黒焦げにするくらいでいい。例えば、大谷翔平選手には(水原)一平さんあたりを想像してほしいですね。
助手 やめろ! つーか、大谷翔平がこんなの食うかよ!
野島 で、両面にガッツリ焦げ目がついたら卵とチーズを加え、一体感を出していきます。
助手 なるほど、どっちも〝つなぎ〟として使うんだ。確かにパスタとお好み焼きの中間くらいの状態になったッス。
野島 この上にさらに目玉焼きをのせ、お好み焼きソースなどで仕上げれば完成です。ほら、見た目は完全にお好み焼き!
助手 広島風とモダン焼きの中間くらいッスね。はみ出た極太麺がメチャクチャウマそうだけど、よく見たらケチャップ色してるのが違和感エグいッス!
野島 週プレの本誌はモノクロだから読者にはわかりません!
助手 ネットの週プレNEWSはフルカラーだろうが! じゃあ食っちゃいますよ。......グヘヘヘッ! 明らかに麺がナポリタンだってわかるのに、お好み焼きソースや卵との違和感ゼロ! 焦げてバリバリになった食感も香ばしさもいいし、味が濃すぎる感じもしないし、すげーウマい!! これは完璧すぎるアレンジレシピですわ!
野島 作るのも案外簡単ですしね。皆さんもぜひ一平さんの罪を思い浮かべながら作ってみてください。
助手 バカ! やめてやれ!
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』