
野島慎一郎のじま・しんいちろう
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』
『週刊プレイボーイ』で「激ウマ!! バカレシピ研究所」を連載中のB級フード研究家・野島慎一郎(のじま・しんいちろう)さん。今回の"バカレピ"は、スイートポテト風の甘口じゃがりこ「じゃがりこのミロスティック」!
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【今回の食材】
・じゃがりこ じゃがバター(カルビー) 1個
・ネスレ ミロ オリジナル(ネスレ) 適量
野島 じゃがりこでポテトサラダを作るのってめちゃくちゃはやったじゃないですか。そこにさけるチーズを足してフランスの郷土料理「アリゴ」風にするのもネットで大ブームに!
助手 リュウジさんの「じゃがアリゴ」だ。じゃがりこには無限の可能性があるんスね!
野島 そうそう。今回はじゃがりこの可能性をさらに拡大すべく、スイートポテト風の甘口じゃがりこ作りに挑戦します!
助手 スイートポテトってサツマイモじゃなくて、ジャガイモベースでも作れるんスね!
野島 ちょっとアレンジしてごまかせばどーにでもなるんです。じゃがりこのじゃがバター味をベースにすれば甘みの邪魔をせず、むしろプラスに!
助手 確かにじゃがバター味ならそのままスイーツっぽくしやすそうッス! で、ここにどんな甘味を加えるんでしょ?
野島 チョコとかココアの甘味を加えると完璧にハマります。でも、ただ甘くするだけじゃ芸がない。なので、ミロを入れて栄養機能食品化させましょう!
助手 ウマくて栄養も取れるスイーツなんて非の打ちどころがないじゃん! これは過去最高傑作が誕生しそうな予感ッス!
(1)熱湯! じゃがりこを耐熱容器に全量移したら、熱湯を100ミリリットルほど加えてラップをかけ、3分ほど待つ。じゃがりこの容器は耐熱性がないので、ちゃんと耐熱容器を使うようにしよう
(2)潰す! 残った熱湯をじゃがりこに吸収させるようにしながらスプーンで全体を押し潰し、マッシュポテト状にする。ちなみにここにお好みでマヨ&ペッパーを加えればポテサラ化できる
(3)ミロ! じゃがりこがマッシュポテト状になったらミロを粉末のまま加えながらよく混ぜる。全体が薄茶色に染まるまでたっぷりとミロを混ぜれば、ココア風味がアップして激ウマ!
野島 しかも作るのも簡単! じゃがりこのポテサラを作ったら、そこにミロの粉末を大量に加えて混ぜます。ミロはとにかくガッツリね。入れれば入れるほど栄養がアップしますから。
助手 過剰に摂取したらいいってもんじゃないと思うけど!
野島 ほら、いい感じにココア色のポテサラになりました! ちょっと味見してみてよ。
助手 ぬおおおーっ! これ、想像以上に違和感ないし、普通にバカウマ! じゃがりこのほのかな塩気が逆に甘さを引き立てているというか、オシャレな塩チョコとかココアクッキーみたいな風味になってるッス! これで栄養満点だなんて、マジで完璧ッスね!
野島 そうそう。塩気と甘みのハーモニーがまさに絶妙なんですよ。しかもこれ、スティック状に成形してラップで包めばエナジーバーみたいに持ち歩くこともできますよ。それこそ、GWのレジャーの軽食としても活用できます!
助手 それ最高じゃん!
(4)固める! そのままスプーンで食べてもいいが、棒状に成形してラップなどで包めば持ち歩きできる栄養満点なスティックバー! ただし見た目は最低。食べるときは周囲の目に要注意
野島 では、ギュギュッと密度のある感じで固めて......。
助手 おいおい! なんか健康診断で提出するやつっぽい見た目になってるぞ!
野島 味や栄養分は同じですから、問題ありませんよ。
助手 そんなんレジャーで食ってたら職質確定だろ!
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』