好きな街を離れる時はいつも後ろ髪をひかれるが、私はウクライナの西の街リヴィウにさよならを告げ、南へ向かった。 寝台列車のコンパートメントには男性3人と私ひとりであったが、慣れたもの。2段目に上り、手...