楽天のチームリーダー・嶋基宏をモチーフに高橋陽一先生が描き下ろした『キャプテン嶋』 楽天のチームリーダー・嶋基宏をモチーフに高橋陽一先生が描き下ろした『キャプテン嶋』

昨年の各球団別選手年俸の平均額が公表され、ついに日本一となったソフトバンクが巨人を抜き、トップとなった。

人気面でも大谷翔平、中田翔(北海道日ハム)に柳田(ソフトバンク)、おかわりクンこと中村剛也に秋山翔吾(埼玉西武)と数多くのスター選手を代表に送り出し、今や「野球はパ・リーグ」といってもよいほどの勢いだ。

子供時代から変わらず、球場に行くとつい手が出てしまうのが球団のオリジナルグッズ。昨今は各球団ともコラボや限定アイテムを増産、あの手この手でファン心をくすぐってくるが、こちらもパ・リーグが個性的なラインナップで充実している。

そこで、『週刊プレイボーイ』19・20合併号ではそんなパ・リーグ各球団のコラボ&限定アイテムやチアリーダー、選手プロデュース弁当まで大特集。その中から、前回配信(「過熱するボブルヘッド人形、“似てない?”問題の真相とは」)に続き、12球団ファンクラブ評論家の長谷川晶一氏による大人気コラボグッズのミニコラムを紹介!

* * *

プロ野球球団にとって、「チケット収入」に並ぶ貴重な収入源となるのが「グッズ収入」だ。各球団の商品開発担当者は、あの手この手で新アイテムのリリースに励んでいる。

こうしたグッズを各球団10万円分以上も購入してみて、ようやく気づいたことは「コラボ」「限定」というふたつのキーワードに、僕はとても弱いということだ。大好きなキャラクターとのコラボ、あるいは、期間や数量の「限定アイテム」と聞くと、ついつい財布のひもが緩んでしまう。

コラボ界では今、「80年代『週刊少年ジャンプ』コラボ」という新たな潮流が生まれつつある。プロ野球ファンの中年化を考えれば、彼らが少年時代に親しんだもの=ジャンプとのコラボは鉄板だ。

楽天はそのあたりに敏感で『キン肉マン』と松井稼頭央、『キャプテン翼』と嶋基宏をコラボさせている。

今後は『リングにかけろ』『魁!!男塾』『コブラ』などとのコラボにも期待したい。特に千葉のプロ球団が舞台だった『すすめ!!パイレーツ』とロッテとのコラボはぜひ見てみたい。

■『週刊プレイボーイ』19・20合併号(4月25日発売)「このパ・リーグ球団の『野球以外』がすごい!」大特集より