アジア人女性として初めて米UFCに参戦するなど、女子格闘技界を牽引してきた現パンクラス王者の中井りんが12月29日、RIZIN初参戦を果たす。
相手は、レスリング時代に吉田沙保里をあと一歩まで追い詰め、今年4月のMMA(総合格闘技)デビュー以降4連勝中の強豪、村田夏南子(かなこ)だ。愛媛県今治(いまばり)市にある「修斗道場四国」で練習する中井を直撃した!!
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―中井さんが最初に世間の注目を集めたのは、ブログに載せたセクシーなコスプレ写真でしたね。
中井 最初はストレッチしているような日常の写真だったんですけど、チャイナドレスの写真を載せたらすごい反響があって…だんだんエスカレートしていきました(笑)。
―日常的にチャイナドレスを着るんですか?
中井 あの頃は着ていました。ここ2、3年はコスプレも控えて地道に格闘技の強さをアピールしています。だんだん年も取ってきたし(笑)。
―子供の頃から筋肉質だったんですか?
中井 いえ、全然。柔道をやってましたが、けっこうガリガリなほうで。
―小学生の頃は体操もやっていたんですよね。柔道とどっちのほうが好きだった?
中井 体操のほうが女のコらしくて好きでした(笑)。でも、柔道のほうが成績がよかったし、母や兄もやっていたので、中学に上がるとき、柔道に専念させられました。
―高校では国体3位になって、帝京大に進学しオリンピックを目指すも1年生の夏にケガで挫折。それで故郷の松山市に帰ってきたんですよね。
中井 はい。それで(修斗道場四国のWILD宇佐美)館長に出会い、MMAを始めました。19歳のときですね。
夜にひとりで●●行くのが怖いです(笑)
―ところで、今年の夏は道場の軒先でクワガタを売っていたとか?
中井 クワガタにハマりました。夜、山で走っていると脇道にたくさんいるので、捕って帰ってきて。最初は売る目的じゃなかったんですけど、夏は商店街が夜店といって毎週、縁日みたいにやるんですよ。お客さんがたくさん来るので。
―そこで売っていたわけですね。ひと晩でどれくらい捕れるんですか?
中井 多いときは100匹くらい捕れます。ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、カブトムシとか。でも、夜にひとりで行くので、怖いです(笑)。
●後編⇒“エロツヨ”で大反響! 女子格闘技界の大本命・中井りんがRIZIN初参戦 「ファイトマネーだけでは厳しいです」
●中井りんの“エロツヨ”袋とじグラビアが発売中の『週刊プレイボーイ』1・2合併号に掲載!
●中井りん 1986年生まれ、愛媛県松山市出身。柔道をバックボーンに2006年、MMAデビュー。初代バンタム級クィーン・オブ・パンクラシスト。初代VALKYRIE無差別級王者。21戦18勝2敗1分け
●『Cygames presents RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント』 12月29日、31日/さいたまスーパーアリーナ
(取材・文/中込勇気 撮影/佐藤佑一 試合写真/長尾 迪)