週プレグラビアやTV出演もこなす木村花

十数団体が群雄割拠し、個性あふれる選手たちがしのぎを削る女子プロレス界。昨年から人気再燃の気配が漂う中、有望な若手選手を紹介!

プロレスだけでなく週プレ本誌でのグラビアやTV出演もこなすのが木村花。母も元レスラーというサラブレッドも20歳を迎え、さらに活躍の予感!

前回、登場してくれた時は「いつか海外で試合をするのが夢」と言っていましたが、その後は立て続けにスペイン、台湾、アメリカに行き遠征続きですね。先日行ったばかりのラスベガスはいかがでした?

 びっくりしたんですけど、空港にもホテルにもコンビニにまでカジノがありました(笑)!

―まさかギャンブルに目覚めたりしてないよね!? アメリカの団体ROHは初参戦?

 初です! アメリカに行くこと自体が初だし日本人だし、誰も私のこと知らないんじゃないかとか受け入れてもらえるか心配だったけど、試合が始まったらお客さんのノリがすごく良くて楽しく試合ができました! でも自分では納得できないところもいっぱいあって…。次はもっと自分らしく試合できるようにまたリベンジしたいです。次は台湾の団体からオファーをいただいたので行ってきます!

―日本でもレッスルワンに所属しながらセンダイガールズプロレスリングやスターダムなど他団体にも参戦していますが、団体によって雰囲気は違います?

 はい。レッスルワンは所属だし温かくてお客さんとの一体感があります。男子選手もいるので、鍛え上げられた肉体の男性が神輿(みこし)を担ぐ“祭り”ってイメージ。代表の武藤敬司さんはそこの神様ですね(笑)。スターダムは若い人たちがひとつになって作り上げる文化祭のイメージ。仙女はプロレスという戦いの中でも特にシビアで常にピリピリした緊張感があって、自分の戦いのスキルが試される格闘場って感じ!

―どんどん経験値を上げていますね! これからも国内・海外問わず他団体にも?

 はい! 今はまだ2年目だし、いろんなところに行って勉強したいんです。海外もオファーがあればどんどん行って、いろんなプロレスを観て、感じたい。機会さえあれば、たくさん挑戦したいです。いろんな団体に出たほうが女子プロレスをまだ観たことがない人にも届けられるのかなって思いもあるんです。思ってるだけだと何も始まらないし、行動するって大事ですよね!

●「ツヨカワ女子プロレスラー最前線2018」は『週刊プレイボーイ』16号(4月2日発売)に掲載!

(取材・文/明知真理子 撮影/荻原大志)

■木村 花(きむら・はな)1997年9月3日生まれ 神奈川県出身 身長164㎝ 得意技=ミサイルキック、卍固め、ビッグブーツ○エキゾチックな顔立ちに長い手足。元プロレスラーの母親、・木村響子とTV出演もこなす