今やBTイヤホンはよりどりみどり! ※写真はイメージです 今やBTイヤホンはよりどりみどり! ※写真はイメージです

クリスマス商戦、年末売り尽くし、そして初売り。量販店が一気に活気づくこの時期は、欲しかったアイテムを手に入れる大チャンスだ。「REGZAブランド」「SIMフリースマホ」に続き、注目のジャンルの目利きが買い物のコツを大公開!

スマホ業界で今年最大のニュースといえば、アップルのiPhone7シリーズの登場。実は、その衝撃を誰よりももろに受けたのがイヤホン・ヘッドホン業界なのだ。

その理由は言うまでもなく、これまで当然のようにすべてのスマホやオーディオ機器に搭載されていたステレオミニプラグのイヤホンジャックが廃止されたこと。ついに、ブルートゥース(以下、BT)時代の本格到来が高らかに宣言されたーーというわけだ。

では一体、どんなBTイヤホン(もしくはヘッドホン)を買えばいいのか? そもそもBTイヤホンの相場はどのくらい? いくら払えば満足いくものが手に入るのか? …等々、疑問は尽きない。

そこで、イヤホン業界で圧倒的な販売数を誇るマーケットリーダー「e☆イヤホン」で経営戦略室・広報戦略室長を務める松田信行氏に、初めてBTイヤホンを買うときのポイントを聞いてみた。

「BTイヤホンだからって身構える必要はありません。入門クラスなら5000円以下でも『おっ!』と驚くような音質の製品がいろいろあります。何より、プラグとコードによる接続という呪縛から解放されたときの爽快感は皆さんの想像以上ですよ。一度体験したら、その便利さに驚くとともに、もう元には戻れなくなるはずです。

例えば、TaoTronicsの『TT-BH06』や、この11月に発売されたばかりの『TT-BH07』は、なんと実勢価格2000円台! この価格で信じられないレベルの音質と品質を誇ります」

●TT-BH06(TaoTronics) この価格ではありえない高音質と、ワールドシェアモデルだからこそ実現した圧倒的なコストパフォーマンスに驚け! 5000円以下の入門モデルとしては向かうところ敵なしのオンリーワンモデル。市場価格2300円前後。

イヤホンの圧迫感は苦手ならコレ!

5000円以下でも高音質モデルが入手可能と聞いて、一気に欲しくなってきました! 機種選びで気をつける点はどこでしょう?

「自分のライフスタイルに合わせて考えるといいでしょうね。アウトドアやスポーツが大好きならば、日常生活防水モデルを選ぶべきでしょう。1MOREの『iBFree』なら、高音質に加えてIPX4相当(あらゆる方向からの飛ひ沫まつによる悪影響がないレベル)の防水処理が施されていますので、安心して使えます」

●iBFree(1MORE) 生活防水(IPX4)対応のBTイヤホンがこの価格! 定評ある1MORE社のパテント技術「チタン素材振動板」の採用に加え、連続再生8時間とロングラン使用が可能なのもうれしい。市場価格7000円前後。

「あるいは、もし完全にコードの面倒さから解放されたいなら、i.Techの『FreeStereo TWINS』はいかがでしょう。左右のイヤホンをつなぐコードもない完全なコードレスです!

●FreeStereo TWINS(i.Tech) 完全ワイヤレスの快感を手軽に味わうならこれで決まり。技術的に熟成したブルートゥース4.1で音切れの心配もなし! 充電クレードルにバッテリーを搭載しており、出先での充電も可能だ。市場価格1万4800円前後。

このように、BTイヤホンも今やよりどりみどり。音質やフィット感が気になるなら、店頭でいろいろと視聴して好みの製品を決めればいいだろう。

また、イヤホンの圧迫感は苦手…という人にはBTヘッドホンという選択肢もある。こちらも各メーカーが様々な価格帯の製品を続々リリースしており、5000円以下でも十分に選べる時代になった。

●JL-BT-001(Audin sound) 持ち運びに便利なフォールディング機能を有したUSB充電式BTヘッドホン。イヤホンでは味わえないヘッドホンの自由な解放感が、コードレス化でさらに倍増! ただ、頭の大きな人は多少窮屈かも。市場価格2000円前後。

BTヘッドホンのいいところは、イヤホンよりサイズが大きい分、連続長時間使用が可能なこと。外出先で充電切れを気にする必要もないぞ!

『週刊プレイボーイ』1・2合併号「年末年始商戦 男のマストバイ家電!!」では、注目のジャンルの目利きが買い物のコツを大公開! 是非こちらもお読みください!!

(取材・文/近兼拓史)