"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。

中国の研究者が、遺伝子を自在に改変できるゲノム編集技術をヒトの受精卵に使ったというニュース。前編では、倫理を無視して研究を進める中国だけ医療技術が進歩していくこと、また将来的には「能力値がマックスの人類しか生存競争に勝ち残れなくなって、種の多様性が失われ、いきなり絶滅とかになりそう」と予測した。

* * *

ホリ でもさ、そもそも今の人類のまま長続きすることに特に意味はない気がするんだよ。

ひろ おぉ、そうなんですね。なら、どんな感じの人類ならいいんですか?

ホリ いやいや、いいとか悪いとかじゃなくて、なるようにしかならんってこと。遺伝子改変はより安全な技術になる。そして、"人類2.0的"になるんじゃないの?

ひろ 中国国内では安全になると思うんですが、その技術が外国に漏れない気がするんですよね。

ホリ もしそうだとしたら中国に行けばいいじゃん。あるいは、中国人になればいいだけのことでは?

ひろ アメリカ政府は中国の電子機器メーカーの製品を使っている会社とは取引しないとかやってますよね。なので、中国も自分たちが違法と認める機械を使う国は中国と取引できないみたいな圧力をかけるのではないかと。なので、結果的に中国が覇権を握ることになると。

ホリ うーん。でも、別にそれでいいのでは?

ひろ  実は、今回のニュースって、中国が人類の覇権を握っちゃうくらいのことが起きるきっかけとなるわけじゃないすか。んで、人類の行く先がだいたい決まっちゃったなと思うのです。

なのに、ニュースとしての扱いが小さいなぁと。韓国の徴用工の問題とかより、長期的にはよっぽどデカい話だと思うんですよ。徴用工の話ってあと50年もすれば風化しますけど、遺伝子治療って50年したらもっと顕著な差になっていると思うんです。

ホリ まあ、既定路線であって、サプライズではないけどね。

ひろ 僕も想像の範囲内だったんですけど、実用化はまだ先だと思っていたんですよね。ちなみに、ゲノム編集をしたという教授は無許可でやっていたらしく、行方不明になったという話もあります。そこも中国らしいなと。

ホリ だね(笑)。俺は時期の予測をしたって意味ない派だわ。だって、技術はすでにあるんだから、誰かが「やる」か「やらない」かなんだよ。

ひろ そうなんですよねぇ。人類にとって「やらない」という選択はないんですよね。僕が寿命で死ぬ頃ぐらいまでは、騙(だま)し騙し平和なんじゃないかと思っていたんですけど、この速度で進むとゲノム編集技術を用いた生存競争から逃げ切れないかもしれないです......。

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。西野亮廣氏との共著『バカとつき合うな』(徳間書店)が発売中

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著に『論破力』(朝日新書)

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