"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。

今回のテーマはドラクエと位置情報ゲームを組み合わせた話題の新ゲーム『ドラゴンクエストウォーク』。前編では、ゲーマーのひろゆき氏が、時間と労力をかければ強くなれる『ポケモンGO』とは違い、課金しないと強くなれない仕組みなので「どうでもいい」と評価。また、ドラクエは海外では認知度が低いため、日本だけでユーザーを抱えてたくさん課金させる方向ではと分析した。

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ひろ 日本のゲーム会社が手がけた位置ゲーだと、日本中の駅を制覇する『駅メモ!』が成功例としてあるくらいですかね。

ホリ なるほど。駅にゲーム要素を入れるだけでいいから効率もいいよね。

ひろ 一般の人はほぼ知らないと思いますが、駅移動の記録を残したり、「こんな所に行った!」とか自慢できたりするので、鉄オタを中心に人気が手堅く続いているんですよ。ショートアニメとかも作ったりしてうまくやっています。ドラクエウォークも、そのレベルまでいくと定着しそうな気がします。

ホリ ニッチだけど手堅いってことね。でも、国内のドラクエ人気は根強いよ。

ひろ 駅メモ!はニッチでも、鉄道ファン同士が履歴を共有できたりゲーム的に楽しめる世界感がありますけど、ドラクエはネームバリューで集まるユーザーにガチャで課金させて射幸心をあおる世界観なのでどうかなと......。

ホリ でも、そのネームバリューのあるゲームを作るクリエイターって、いまだに第1世代が頑張っているよね。

ひろ そうですね。堀井雄二さんは、いまだにドラクエを作っているし、ファイナルファンタジーの坂口博信さんやマリオの宮本茂さんとかも現役ですよね。

ホリ そういえば「ゲーム業界の多くは、ノウハウの一般化、継承がなされていない」って、サイゲームス社長の渡邊耕一さんが言っていたな。

ひろ 日本で売れるゲームって、職人芸による文化性が重要だと思うんですよ。堀井雄二さんと10年前ぐらいにお会いしたとき、「村人のセリフまで全部目を通している」と言ってましたから、隅から隅までクリエイターがきちんと確認することで面白いものが作れるんじゃないですかね。

FFシリーズみたいに毎回作者が変わってもそれなりに売れるってほうが珍しかったりするんだと思います。まあ、海外のゲームシリーズや映画だと毎回作者が変わるほうが当たり前ですけど。

ホリ でも、海外だとノウハウがきちんと継承されているから、新しいゲームがどんどん開発されているわけだよね。そういう意味ではサイゲームスはかなり分析していて、ヒットの法則というのがあるみたい。

事実、サイゲームスがヒット作を出す確率は高いしね。まあ、第2世代の仕事はノウハウ継承というか、ヒットの理由を解析して定型化していくという作業のようだけど......。

ひろ ちなみに、堀江さんはドラクエウォークがリリースされたら触ってみますか?

ホリ いや、触らないかな。だから、プレイしたらその分析を教えて、ひろゆき先生(笑)。

ひろ あいあい(笑)。

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『堀江貴文の誰がなんと言おうと、僕が認めた旨い店』(ぴあMOOK)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著に『自分は自分、バカはバカ。他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』(SBクリエイティブ)

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