買っては壊しを繰り返し、たまってしまったガラケーとタブレット。捨てなきゃと思いつつ、踏ん切りがつかず 買っては壊しを繰り返し、たまってしまったガラケーとタブレット。捨てなきゃと思いつつ、踏ん切りがつかず

年末の大掃除で出てきた不用品の数々…。処分に悩んでいる人も多いのでは? 

そこで【ゲームソフト・ゲーム機】【衣料品編】【本・CD・DVD編】に続き、不用品処分の方法をモノ別に大研究! できるだけ簡単でお得な手放し方とは?

重要な個人情報が詰まった情報端末。それだけに処分には細心の注意が必要。ケータイは目の前で壊してくれるところも!

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様々な個人情報が詰まっているだけに、捨てるのに神経を使うのがガラケー、スマホ、タブレットなど。

最近でこそ機種変更の際の「下取りサービス」が普通になってきたが、それ以前は初期化して、中古ケータイショップやオークションなどで売るのが一般的だった。しかし、故障して電源が入らなくなれば、初期化することもできない。なので、個人情報などが流出することがないように細心の注意を払う必要があり、おいそれと処分することができない。

そんなこんなで、ずっと捨てることができず、たまりにたまったガラケーとタブレットが下の写真。いちばん古いJ-PHONE(ソフトバンクの前身の前身)の「DP-174」は、おそらく1997年ぐらいに買ったモノだ。ちなみにすべて故障していて、電源が入らない。

調べてみると、ドコモ、au、ソフトバンクのショップでは、キャリアや機種にかかわらず、古いケータイを回収していることがわかった(もちろん、故障していても可)。しかも、ケータイの中の情報が流出しないよう、客の目の前でケータイを破壊してくれるという。それこそが求めていた処分法ではないか! いざ、近所のドコモショップへ!

 「パンチ」のような道具で穴を開けた、J-PHONEの「DP-174」。穴の開け方はドコモとauで違ったりする 「パンチ」のような道具で穴を開けた、J-PHONEの「DP-174」。穴の開け方はドコモとauで違ったりする

結論から言うと、処分はものの10分ぐらいで済んでしまった。やったことといえば、「ケータイを処分したいんですが」と店員さんに伝えたことと、「今からケータイを壊しますので、もう返してとか言わないでね」的な誓約書にサインをしたことぐらい。それが済むと、紙にとじ穴を開ける「パンチ」のような道具で、店員さんがケータイに穴を開けてくれるのだ。

ちょっと不満だったのはメモリー部分に穴を開けてくれるわけではないこと。厳密に言えば、それでは分解して情報を引き出すことが可能だと思うのだ。そんな疑問をぶつけると、

「ドコモのケータイだったら、だいたい『5』の下にメモリーがあるので、そこに穴を開けるんですが、他社製品だとどこだかわからないんですよね。ですから、電源ボタン、決定ボタン、電源回路のあたりの3ヵ所に穴を開けました」

とのことだった。このあたりは、信用するしかないのではないだろうか。そうしないと、いつまでも捨てられない。

ちなみに、このドコモショップではガラケー3台のほか、「ホームボタン部分に穴を開ける」という方法で初代iPadも処分してもらった。それ以外のタブレットは表面がガラスのため穴を開けることができず、目の前で破壊することはできないそうだ。回収は可能で、裏で破壊してくれるらしいが。

というわけでタブレットは、データを消去して処分してくれるという『パソコン処分.com』を利用。故障したモノでも段ボール(紙袋などでも可)に入れて送れば、引き取って処分してくれる。送料、データ消去料もすべて無料だ。今のところ、目の前で破壊して処分してくれるサービスは、残念ながらなさそうだ。

『週刊プレイボーイ』1・2合併号「ただ捨てるのはもったいない! 不用品年末大処分祭り!!」では、他にもジャンル別に処分法をご紹介! 是非こちらもお読みください!!

(取材・文/井出尚志、渡辺雅史、高山 恵[リーゼント])