野外フェス「旅祭」で、100ヵ国を訪れた旅人たちのトークに登壇! 実は女性で100ヵ国越えは珍しいんです

こんにちは! 日本帰国中の旅人マリーシャです。

昨年に引き続き、この夏も友人の結婚式でブーケをゲット。いよいよ婚活でも始めようかと思った矢先、先月は2週連続ブーケが取れず、再び婚期逃し中?

ならば、開き直って旅活を続けようじゃないかーい。というわけで、結局、旅が恋人の私ですが、日本にいる間にも旅に関わる重大な任務を遂行してきました。

それは、タビトーーク! 皆さんに世界の素晴らしさや旅の面白さをお伝えするトークショーです。

まずは、父の経営する昭和感あふれる喫茶店で行なった、100ヵ国達成記念トークLIVE『世界なんでもBEST3』。ローカルの小さい会場ながらチケットは売り切れで、客席には週プレNEWSを読んでくれてる人も来てくれました。嬉しい!

さて、緊張をほぐすためにガソリンとしてハイボールを机に置き、いざ喋り始めると止まらない。100ヵ国を旅した経験から独断で選んだ、世界の絶景ベスト3、美味しい食べ物ベスト3、リアルに危険な国ベスト3…。

平野レミさんかアンミカさんかってほどのスピード感で、2時間ぶっちぎりの超マシンガントーク。しかも時々、滝沢カレンちゃんばりのおとぼけ発言が飛び出してしまうあたりは、私の場合、計算ではなく学のなさ。ガクッ。

旅のお供のバックパックについて話すマリーシャ

それにしても、親も聞いている中、遭難や強盗に遭った話など旅先で何度も死にかけたことを話すのは我ながら親不孝だと思いました。

私の周りで親になった友達は大概、子供を旅人にしたくないと言っています。

第2弾企画中。また来てね!

だけど、やっぱり旅は刺激がいっぱいで、日常じゃ味わえないような貴重な経験ができて面白いと思うんです。

そして、そんな旅の魅力がいっぱい詰まったこちらのイベントでもトークかましてきましたよ! 9月3日に幕張海浜公園で行なわれた、世界を体感する旅の野外フェス「旅祭(たびまつり)2017」

2005年にスタートしたこのお祭りは、なんと今年で開催12周年。音楽ライブももちろんありますが、「旅」をテーマに旅好きな人たちが全国から集まる、“旅人の旅人による旅人のための”フェスティバルです。

旅祭は芝生の上で子供から大人までがリラックスして楽しめる和み系フェス

『旅祭』のステージで堂々トーク!

サンセットタイムには女優の松本莉緒さんの指導でみんなでヨガ

旅を通じて集まったアーティストにはナオト・インティライミさんやAqua Timezさん、トークでは伊勢谷友介さん、市井紗耶香さんなどなど、各界の著名人も多く出演。

そして旅人なら知らない人はいない、このフェスの主催者のひとりでもある旅界のレジェンド、自由人・作家の高橋歩さんは貫禄を漂わせていました。

かつて、人々が沢木耕太郎先生の『深夜特急』に憧れたように、高橋歩さんの自由奔放な人生の歩み方に憧れて旅に出ようと思う若者は後を絶たず。もちろん、私もその著書を読んだことがあったし、旅のやる気スイッチをくすぐられた理由のひとつでした。

メディアでも大活躍の世界イケメンハンターで有名な窪咲子さんにもお会いしました!

に行った時にニッポンのイベントでライブをしていた、やのあんなちゃんと! ミャンマー

そしてついに自分のトークの番はまさかの、旅するラッパー・GAKU-MCさんのライブ後。旅中にブラジルでもお見かけしましたが、学生の頃に私は強く影響を受けてCD買ったよね。DA.YO.NE。

そんな大物の後で、恐る恐るステージに上がりました。コロナを片手に…(これは緊張を隠すためでも、特にお酒好きだからでもなく、観客と全員で乾杯するっていうセレモニーがあったからよ!)

私は世界100ヵ国を周った旅人代表として3名でのトークセッションに参戦したのですが、一緒に舞台に立ったのは…、

大学院卒業後、外資製薬会社で癌領域の新薬開発に従事という立派な経歴を持ちつつ、旅の道を選んだ松谷一慶さん。そして、特技のブレイクダンスを活かし、頭で逆立ちするスタイルで自身がグーグルマップのピンとなり世界に刺さるkozeeさん。

実はこのふたりは旅の同期で、マチュピチュの頂上で集合したこともある旅人たち。

ステージ左からkozeeさん、私、松谷一慶さん、司会・前田塁さん。「マチュピチュに行ったことがある人~?」という質問にはかなり多くの手が挙っていた。さすが、旅人のフェス!

まさか同じ舞台に立つことになるとは想像もしてなかったけど、100ヵ国周った者同士リスペクトがあるし、こうして世界の旅について語り合えるのは面白い。ステージ裏で「何話す?」とお互いに自分の旅にまつわる鉄板トークだけは確認を取り、ほぼ打ち合わせもなく即興トークに突入。私はオススメの絶景としてアメリカのザ・ウェーブの話をしました。

そして100ヵ国も周ると、誰しもが必ず強盗経験があるもので、私がこの後、中央アジアに行こうか考えていると話すと「あ、そこでも強盗遭ったから気を付けて!」だって。ギャフン。

現在、松谷さんは将棋のコラムを書いていたり、kozeeさんは飲食店経営をしていたりと、それぞれの活動もあるけれど、根っこは旅人。これからも旅を続けるそう。

世界ですれ違った旅人たちとの再会

流木アーティストKSKが作ったエントランスアーチ

と、まあ、こんなに広い世界で不思議なんですが、会場には、まるで同窓会のように私が世界ですれ違った人たちが集まっていました。

インドのリシケシで出会ったヨガする旅友リサ姉や、パナマで出会った女子リッチーとの奇跡の再会。アルゼンチンで出会った旅友、佐藤ドンドコ率いる日本初パーカッション集団ラ・セーニャスは、まるでDJのように次々と変化のある演奏で会場を沸かせている。私がバックパックデビューしたての頃の旅友は、流木アーティストKSKとしてこのイベントのエントランスアーチを作っていたり…。

佐藤ドンドコ率いる日本初パーカッション集団ラ・セーニャスの、DJのように変化のある演奏とダイナミックなパフォーマンス!

旅をしていると将来を不安に感じたり、周りに心配されたり、世捨て人や社会不適合者に見られることもあるけれど、実はみんなこうしてユニークな人生を歩んでいるんです。

エンディングには高橋歩さんや、同じくフェス主催者である清水直哉さん、そして小橋賢児さん、四角大輔さんという旅界を牽引してくれる方々の熱いトークで会場が熱気に包まれた。

彼らのおかげで全国の旅人たちが一丸となっているといっても過言ではないでしょう。

朝から晩まで充実の旅トーーク!

こうして1年に1度、旅の仲間たちが集まる貴重な1日を過ごすことができたのですが、やっぱみんな生き生きとしていて、いい顔をしていたんだよね。

ところで近年、海外では「Karoshi(過労死)」なんて日本語が辞書に載っているなんて話題になっているけど、仕事しすぎちゃってる人いない?

もちろん、やるべきことはやらなきゃいけないけど、時には旅に出たり趣味に打ち込んだり、仲間と触れ合う時間って人間には必要不可欠だって思うんだ。

私もまた旅に出よう。

おっと、その前に来週の結婚式でブーケ取ってからだな。

【This week’s BLUE】ポルトガルの傘祭りを思わせる空。旅人マリーシャの世界一周紀行:第162回「インドで出会った幻のカレー“チキンムグライ”をTOKIOで探せ!」

●旅人マリーシャ平川真梨子。9月8日生まれ。東京出身。レースクイーンやダンサーなどの経験を経て、SサイズモデルとしてTVやwebなどで活動中。スカパーFOXテレビにてH.I.S.のCMに出演中! バックパックを背負う小さな世界旅行者。オフィシャルブログもチェック! http://ameblo.jp/marysha/ Twitter【marysha98】 instagram【marysha9898】