サマルカンド名物のサマルカンドナン! 顔よりも大きい! サマルカンド名物のサマルカンドナン! 顔よりも大きい!

私は先日、美しき青の都サマルカンドで迂闊(うかつ)にも詐欺師のオーストラリア男とデートしてしまった(前回参照)

良き旅の思い出に傷が付いてしまったので、リベンジをすべく同じコースをもう一度ひとりで歩くことにした。

すると、街中ですれ違うウズベクガールズたちから握手やセルフィーを求められ大人気。なので、こちらも彼女たちにカメラを向けると、サっと顔を隠すところはさすがイスラム女子! 晒(さら)さないスタイルです。

 サマルカンド女子たち。さすがイスラム圏、女子たちは写真NG! サマルカンド女子たち。さすがイスラム圏、女子たちは写真NG!

 サマルカンドの英雄ティムール一族が眠るアミール・ティムール廟 サマルカンドの英雄ティムール一族が眠るアミール・ティムール廟

その後も現地の人にちょこちょこ話しかけられたけど、日本人はやはり珍しくて人気なのであろう、特に私の場合はおじいによくモテる。

前日に通りかかって「今度、食べに来る」と約束したプロフ屋(名物のピラフのような米料理)に行くと、やはり店のおじいはとても喜んでくれた。そして、料理の手を止めて私のテーブルに座り、自分も一緒にまかないを食べ始め、食べかけのサラダを「食べろ食べろ」と勧める。

おじいはタジキスタン人で、店内のTVに韓国が出てくると「これはおまえの国か?」と聞いてきたので、「ニエット(NO)、私はヤポンスキー(日本人)」。言葉はほぼ通じないが、年齢や家族構成、結婚しているかなどを質問してくるおじいに、私は一生懸命、ジェスチャーで答えた。

 大きな鍋でプロフを作るおじい(前日に撮った写真) 大きな鍋でプロフを作るおじい(前日に撮った写真)

 おじいが作ったプロフ おじいが作ったプロフ

すると、私を気に入ってくれたのであろうか、最後におじいは私の指に金色に光るものをはめた…。

「これがなんだかわかるか?」

ドキッ。一瞬、プロポーズかと思ったが、それは手芸に使う指ぬきだった。

へ? なぜ突然、指ぬき?と思ったけれど、ウズベキスタンでは母から娘に受け継がれる刺繍「スザニ」が伝統で、嫁入り道具として持参するんだそう。きっと、おじいは私が「嫁にいけるように」という願いを込め、これをくれたのであろう。

(おじい、すまんが、まだいけそうにないよ…)

 おじいがくれた指ぬき おじいがくれた指ぬき

日本語を話すウズベク青年3人組

外国の人にまで将来を心配させてしまった自分の人生を少し反省しながら、次は「レギスタン広場」を再訪。

すると、今度は少年たちに一緒に写真を撮ってくれと言われたり、英語を話す女性にガイドの勧誘をされたりと、なかなかの人気ぶり。

 ウズベク少年たち。男子はイスラムっ子でも写真NGがなく、私のカメラでもしっかり一緒に撮影 ウズベク少年たち。男子はイスラムっ子でも写真NGがなく、私のカメラでもしっかり一緒に撮影

続いて、ウズベク青年3人組に声をかけられ、ひゃあ、またか…と思ったけれど、ん? 彼らが話すのは日本語だった。

「あのう…すみません、あなたはにほんじんですか?」

中央アジアに入ってなかなか日本語を話す現地人に会わなかったので、なんだか嬉しく、またカタコトなのをカワイらしく思った。

 日本語を話すウズベク青年3人 日本語を話すウズベク青年3人

話を聞くと、彼らは日本語を勉強している学生で、この春から日本に来て新宿の学校に通うのだそう。実はウズベキスタンは親日国であり、日本語を勉強している学生が多い。

「にほんはきれいなところでしょうね」と目をキラキラさせているので、「新宿よりここのほうがずっときれいですよ」ということは力強く伝えておいた。

それから、お父さんが大阪にいたことがあるらしいが、たこ焼きは知らないというので、ついでにオススメしておきました(私は結構、たこ焼き好き)。

そして彼らはもっと日本語を話したい様子で、街を少し歩きませんかと私を誘った。一瞬迷ったけれど、直観的に大丈夫だろうと判断し承諾。

すると「では、まずはビビハニムモスクを見て、それからシャブバザールにいきましょうか…」と、ポケットから何やら白いモノを取り出し、私に差し出した。

「え? シャブバザール…? 何コレ…? 大丈夫かな…」

 中央アジア最大級のモスク「ビビハニムモスク」 中央アジア最大級のモスク「ビビハニムモスク」

 彼らにもらった白いモノ。これは一体…? 彼らにもらった白いモノ。これは一体…?

マリーシャはウズベク顔!?

「おいしいですよ」。そう言われて口に含んだものは、あ、あ、あま~い! それは「ハルヴァ」というお菓子で、穀物、胡麻、野菜、または果物に油脂と砂糖を加えて作られたものだそう。

決して危ないものではありま……いや、これは絶対、太るやつ! ある意味、超危険(笑)!

 甘くて美味しい魅惑のお菓子ハルヴァ 甘くて美味しい魅惑のお菓子ハルヴァ

そして「シャブバザール(シヨブバザールとも呼ばれる)」はサマルカンド最大の市場のことであり、ハルヴァもたくさん売っていた。見た目は粘土の塊みたいなものや糸状のものなどいろいろなタイプがあり、私が味見した白いものはまるでホワイトチョコ味の生キャラメルって感じ。

その濃厚な甘さにすっかりハマってしまった私を見て、彼らがひとつ買ってくれたので「ありがとう! 日本に来たら、みんなにビールでもご馳走するね!」と言ったら「おさけはのみません」だって! そっか! ムスリムだもんね!

 サマルカンド最大の市場「シャブバザール(シヨブバザール)」 サマルカンド最大の市場「シャブバザール(シヨブバザール)」

ところで、彼らは私の顔を見て「あなたのお父さんはウズベキスタン人ですか?」と笑っていたが、私、ウズベキスタン人に似てる…? 実はタシケントでも現地の人に「ウズベキスタン人っぽい顔だね」って言われたことがあったんだけど…。そうか、やっぱりウズベク顔だったんだ。だから、いろんな人に話しかけられたのかも…?

翌日、次の街ブハラへ向かう列車に乗り込むと、やっぱりウズベク顔の私に人々はよく話しかけるのであった。

 紳士的な彼らは私を宿まで送り届けてくれました 紳士的な彼らは私を宿まで送り届けてくれました

 サマルカンド駅で名物のサマルカンドナンを買う サマルカンド駅で名物のサマルカンドナンを買う

【This week’s BLUE】 夜のアミール・ティムール廟。ライトアップされていて、これまた美しい。 ★旅人マリーシャの世界一周紀行:第175回「考古学女子と嫁入り道具『スザニ』を探すーーYouは何しにウズベクへ?」

●旅人マリーシャ 平川真梨子。9月8日生まれ。東京出身。レースクイーンやダンサーなどの経験を経て、SサイズモデルとしてTVやwebなどで活動中。スカパーFOXテレビにてH.I.S.のCMに出演中! バックパックを背負う小さな世界旅行者。オフィシャルブログもチェック! http://ameblo.jp/marysha/ Twitter【marysha98】 instagram【marysha9898】